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「まだ頑張れる」一人で介護する母が限界⇒プロが勧める“家族が休むためのサービス”とは?

  • 2026.8.30

親の介護は、ある日突然始まることがあります。『マンガでわかる 親の介護の始め方』(Gakken)は、「もし親が要介護になったら何をすればいいのか」をマンガでわかりやすく解説した入門書です。

本書では、「脳卒中で倒れた父親」「軽度認知障害と診断された母」「遠方で一人暮らしをする母の骨折」という3つのケースを通して、介護保険の利用方法や専門職との関わり方、介護を始める際に知っておきたい基礎知識を紹介しています。

今回は、脳卒中で倒れた父親を介護する主人公・コトミのエピソードをもとに、ショートステイの役割や利用するメリットについて見ていきましょう。

【本記事は、『マンガでわかる 親の介護の始め方』(Gakken)より一部抜粋して掲載しています。】

介護が続くなか母の疲れが見え始める

両親と離れて暮らすコトミは、心配になってたびたび実家を訪れていました。

母・サチは「そんなに来なくてもいい」と話しますが、介護をサチ一人に任せることが心配でなりません。

サチは「最初は着替えやトイレ介助など、どうしたらいいか分からず気を張っていたけれど、訪問介護の人に介助の方法を教えてもらっているから大丈夫」と話します。一方で、コトミは「そうやって無理してしまう」と母を気にかけていました。 

ショートステイの利用をケアマネジャーが提案

数日後、娘・ナナと一緒に実家を訪れると、ナナはサチを見て「元気がないように見える」と話します。

そこで、コトミは居宅ケアマネジャーへ相談したところ、ショートステイの利用を勧められました。

ショートステイは1泊2日ほどのお試し利用もできることや、「ここで終わり」と決められないのが介護なので、介護者が休める時間をつくることも大切だと説明を受けました。 

後日、コトミはサチへ電話をかけ、「お父さんがショートステイを利用している間に、ナナも一緒に3人で温泉へ行こう」と誘います。 

ショートステイは介護者の休息にもつながる

ショートステイは介護が必要な人が施設へ短期間入所し、食事や入浴、日常生活の支援や機能訓練などを受けられるサービスです。

また、介護をする家族が休養を取る「レスパイト」の役割も担っており、介護者の心身の負担軽減につながります。

ショートステイには、日常的な介護やレクリエーションを受けられる「短期入所生活介護」と、看護師や理学療法士による機能訓練など、医療的なケアを受けられる「短期入所療養介護」の2種類があります。

介護疲れを溜めないためにも定期的なショートステイの利用も検討してもいいかもしれません。

利用できる施設や費用の目安

ショートステイは、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、介護医療院などで利用できます。一部の病院や診療所でも利用できる場合があるほか、介護保険適用外の有料老人ホームなどの民間施設もあります。

自己負担額は利用する施設や要介護度によって異なりますが、ショートステイは数日から数週間単位で利用できるのが特徴です。

なお、食費や滞在費は別途必要となりますが、費用が最も高いユニット型個室でも4,000円程度で利用できると紹介されています。 

ショートステイも選択肢の一つに

介護を続けるなかで、介護をする家族も疲れがたまることがあります。

そんなときは、一人で抱え込まず、ショートステイなどの介護サービスを上手に活用することも一つの方法です。

介護を受ける本人だけでなく、介護する家族も無理なく生活を続けられる環境を整えることが、長く介護を続けるための支えになるのではないでしょうか。


【本記事は、『マンガでわかる 親の介護の始め方』(Gakken)より一部抜粋して掲載しています。】

クリエイター情報

Gakken

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