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「おやすみ」のあと、つい「寝た?」と送ってしまう僕。会話を終わらせたくなかっただけなんです

  • 2026.6.11
ハウコレ

確認メッセージを送るのをやめてから、僕は彼女との一日の終わりを手放せないでいました。あの「寝た?」が、名残惜しさの裏返しだったと打ち明けられないまま。

意味がないとわかっていた確認

彼女が眠ってしまえば、「寝た?」に返事なんて来るはずがありません。それでも僕は、おやすみのあとに必ずこのひとことを送っていました。返ってこなくてもいいのです。

ただ、もう一度だけ画面が光るのを待っている自分がいました。彼女が時々「まだ起きてるよ」と返してくれると、その短いやりとりが、僕にとってはいちばん安心できるものでした。

「寝たって返信できないでしょ」

ある日、いつものように「寝た?」を送ると、彼女から「寝たって返信できないでしょ」と返ってきました。その通りでした。眠っているのに返信を求めるなんて、確かにおかしな話です。

図星を突かれた僕は、何と返そうかと、画面の上で文字を打ち込んでは消すのを繰り返していました。本当の理由を打ち明けるのが照れくさくて、結局その日は、ひとことも送れないまま画面を閉じてしまったのです。

送らなくなって気づいた寂しさ

それから僕は、「寝た?」を送るのをやめました。おかしなメッセージで彼女を困らせていたのだと、反省したからです。

でも、おやすみを交わして画面を閉じたあと、何かが足りないような心地がずっと残りました。返事なんて期待していなかったはずなのに、あの確認は僕にとって、彼女と一日の終わりを分け合う大切な合図だったのだと、ようやく気づいたのです。

そして...

そんなある日、おやすみを送ったあとに、彼女のほうから一通のメッセージが届きました。

「まだ起きてるよ」

いつも僕が待っていた言葉を、今度は彼女から先に送ってくれたのです。すぐに返事を打ちました。僕がうまく言えなかった気持ちを、彼女はもう気づいてくれていたのかもしれません。

意味のない確認だと思っていたあのひとことには、ちゃんと意味があった。これからは、照れずにその気持ちを言葉にしていきたいと思います。

(20代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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