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子どもの施設に『匿名』の“ご意見箱”を設置→後日、箱の中身を見ると…“予想外の内容”に「そういうことじゃないんだよ」

  • 2026.7.3
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(C)ケニア! 〜サイテーでサイコーの子どもたち〜

『ケニア! 〜サイテーでサイコーの子どもたち〜』は、NGO「モヨ・チルドレン・センター」の日常を届けるポッドキャスト番組。この施設は、ケニアで行き場をなくした子どもたちが集まり、共同生活を送る場所です。

モヨ・チルドレン・センター代表の佐藤南帆さんと、ノンフィクションライターの泉秀一さんがパーソナリティーを務め、厳しい環境で生まれ育った子どもたちの、最高にユニークな成長ストーリーを発信しています。

2026年6月12日配信回では、施設で行われている「ご意見箱(サジェスチョンボックス)」という取り組みをテーマとして取り上げました。続々と集まるも…思わず苦笑いしてしまった“予想外の中身”とは?

スタッフ発案「ご意見箱」、1回目はまさかの“欲しいものリスト”に!?

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写真:PhotoAC ※画像はイメージです

学期末のお休みは、子どもたちとのまとまった時間が取れる貴重な機会。朝から一日一緒にいられると、子どもたちの変化にも気づきやすいのだそう。

そんな学期末休みを使って昨年から行われているのが「ご意見箱(サジェスチョンボックス)」です。きっかけは、スタッフからのアイデアでした。普段から接してはいるけれど、心の奥で何を思っているかは見えにくい。自分から意思表示できない子もいるんじゃないか…という気づきからの取り組みです。

やり方は、思っていることや困っていることを紙に書いて、箱に入れるというもの。もちろん匿名でOKです。

ところが初回は、佐藤さんたちの意図とはかけ離れた結果に。「お小遣いがほしい」「いつでもテレビが見たい」「新しいサッカーシューズがほしい」と、まるで欲しいものリストのようになってしまったのだとか!

スタッフたちは、「そういうことじゃないんだよ」と、ちょっぴり苦笑いだったそうです。

3回目に届いた、感謝の言葉と気になる本音

それでも、書き方を丁寧に説明して回を重ねるうちに、子どもたちも「ご意見箱」の正しい活用方法を覚えてくれました。3回目となる今回は、いろんな意見が届くようになったそうです。

嬉しかったのは、「スタッフがいつも気にかけてくれてハッピーです」という感謝の言葉。さらに、壊れてしまったスピーカーを新調したことについて「ダンスが楽しくなりました」という声も届いたそうです。

一方で、気になる本音も入っていました。たとえば、「学校の勉強がたまにわからなくて、やる気が出ない時があります」という声。また、「年上のお兄ちゃんたちが自分たちより多くおやつをもらっている」「お兄ちゃんたちにきつい言い方をされる」といった小さな告発も。

このようなものは、スタッフ間で情報を共有し、なるべく早めに行動を起こすとのことです。

「家族に会いたくて寂しい」身寄りのない子の孤独にどう寄り添うか

そして、「家族に会いたくて寂しい」という切ない声もありました。しかも1人ではありません。4〜5人の子どもがそう書いていたのだそう。普段は我慢している想いが、匿名の紙だからこそあふれたのかもしれません。

会える家族がいる子は、家庭訪問という形でつなぐことができます。けれど中には、親の居場所がわからない子や、親族の情報がまったくわからない子もいる。そういう子たちにどう声をかければいいのか…訴えを読みながら、佐藤さんは改めて考え込んでしまったといいます。

「一人ひとりの心にどう寄り添えばいいんだろう」と、答えの出ない問いを前にぐるぐると考え続ける佐藤さん。その様子からは、支援の難しさが感じられました。

答えの出ない問いと向き合いながら

「ご意見箱」には、嬉しい声もあれば、すぐには応えられない切実な声もありました。とくに「家族に会いたい」という訴えに、どう寄り添えばいいのか…。佐藤さんは、はっきりした答えのないまま考え続けています。

それでも、子どもたちが本音を言葉にできる場ができたことは、確かな一歩なのでしょう。今後、モヨのご意見箱がさらに有意義なものになっていくと良いですね!


ケニア! 〜サイテーでサイコーの子どもたち〜
本音は苦しい。でも、本音に触れたい。
[配信日時]2026年6月12日
[出演者]佐藤南帆(NGO モヨ・チルドレン・センター 代表)、泉 秀一(ノンフィクションライター)
[番組URL]https://open.spotify.com/episode/5TI4mac7ovp6dY7cfFYScL?si=ritQq_JdT46xo56vOLjA3g

(C)ケニア! 〜サイテーでサイコーの子どもたち〜

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