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上司「お前ありえないからな!」ゆるふわ女に激甘、私にはブチギレ。相談した同僚にされた“思わぬ紙対応”に絶句【キミのため文庫】

  • 2026.5.27

職場で、自分ばかりが損をしているように感じる場面はありませんか?同じミスでも扱いに差があったり、フォローする側がいつも同じだったりすると、少しずつ気持ちがすり減ってしまいますよね。

ショートドラマで本との出会いを届けている「キミのため文庫」の『あいつのせいで、自分ばかりが損する』は、同僚への不満を抱えた女性社員と、彼女に本を勧める男性同僚のやり取りを描いた作品です。

あいつのせいで、自分ばかりが損する #ショートドラマ

遅刻した黒瀬をかばう上司に、新実は不満を募らせる

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@kiminotame_bunko

「すいません!遅れました…」

同僚の黒瀬が息を切らして出社してきました。その様子を眺めながら、新実は心の中でつぶやきます。

(また遅刻?あいつマジで信じられないんだけど)

しかし、上司は穏やかに声をかけます。

「大丈夫?座ってまず落ち着け」

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@kiminotame_bunko

「ありがとうございます…」

「怒らないんだ…」新実は納得いかない様子です。

その後、また黒瀬がミスをしたようです。

「申し訳ございません!先方に連絡入ってませんでした」

(また黒瀬かよ)新実は心の中でつぶやきますが、上司は特に怒ることなく、こう続けます。

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@kiminotame_bunko

「そうか、じゃあ今から挽回しよう。大丈夫!新実!黒瀬のフォロー入ってあげて」

「私がですか?」

「何嫌そうな顔してんだよ。同僚を助けるなんて当然だろ?」

黒瀬に頭を下げられながら、新実は心の中でこう思います。

(私がミスをした時は怒られるのに、どうして黒瀬は何も言われないの?)

2人に対する上司の対応の落差

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@kiminotame_bunko

別の日、新実がミスをしたときの上司の対応は、まるで別人のようでした。

「新実!ねぇ、これどういうこと?」

書類をバンッと叩きながら、声を荒げます。

「すいません、すぐ直します」

「お前ありえないからな!こんなミスする奴いねえよ!」

書類を机に叩きつける上司。新実は心の中でつぶやきます。

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(同じ給料、同じ役職。なのに私だけ損する)

黒瀬に業務を教えながら、新実はその場にいた紙上と目が合います。紙上はすぐに視線をパソコンに戻しました。

「黒瀬さんに意地悪しない…?」女性の提案と、男性同僚の反応

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@kiminotame_bunko

後日、新実は同僚の紙上に話しかけます。

「紙上君。黒瀬さんってさ、なんか測ったみたいに面倒事だけ避けるよね。ちょっと体調が悪いって言ったら過剰に心配されて、休んでも何も言われない。悪意がなさそうだから余計にタチが悪い」

「まぁ、わかります」

「でしょ?」

何かを思いついた様子の新実が、笑いながら言います。

「ねぇ、黒瀬さんに意地悪しない…?」

「いいですね…!」

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@kiminotame_bunko

クスリと笑う新実。しかし紙上はすぐに真剣な顔に変わります。

「とか言うと思いましたか?」

「え?」

「どうします?もし僕が黒瀬さんと付き合ってたら」

「は…?」

「冗談です、僕既婚者なんで」

「くだらない。やめてよそういうの」

「新実さん、ここで止まることができてよかったですね」ーー差し出された一冊の本

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@kiminotame_bunko

「でも前からずっと思ってたんですよね。新実さんと黒瀬さんの関係って、この小説にそっくり」

紙上が机に置いたのは、高瀬隼子の『おいしいごはんが食べられますように』でした。

「小説…?」

「まさに黒瀬さんみたいなふわふわした社員がいる会社の人間関係を描く小説です」

「いや…これはフィクションでしょ?」

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@kiminotame_bunko

「新実さん、ここで止まることができてよかったですね。一回この小説読んだ方がいいですよ。きっと勉強になります」

不公平な職場環境への不満を感じている新実に対し、客観的に自分たちの状況を見つめ直すきっかけとして、職場で特定の人ばかりが優遇される、まさに自分たちと似たような状況を描いている作品を差し出したのでした。

 

「自分だけ損する」感覚に共感する視聴者が続出

理不尽な扱いに限界を感じながらも、意地悪の提案には乗らなかった紙上に、コメント欄では「提案にのらなかった紙上君は誠実!」という声が。「自分にも覚えがある感覚があって同情する」という声も多く、新実の「同じ給料、同じ役職なのに私だけ損する」という思いに共感した視聴者は少なくなかったようです。

新実の提案を受け流し、紙上が本を勧める場面は、職場での人間関係に悩んだことがある人ほど、刺さるものがあるかもしれませんね。

紹介作品

コンテンツ提供協力

ショートドラマで彩る、本との出会い。文庫本を開くような軽やかさで、次の一冊と気軽に出会える場所を。あなたの心に効く傑作が見つかりますように。

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