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「私も早く子供作って定時で帰りたいなー」ママ社員を妬む女性社員にモヤッ→男性社員に“意外な方法”で救われた話【キミのため文庫】

  • 2026.5.27

子育てをしながら働く人を見て、感じ方が分かれることもありますよね。何気ない職場での会話から、自分の価値観が揺れることもあるかもしれません。

ショートドラマで本との出会いを届けている「キミのため文庫」の『子供=幸せじゃないの...?』は、"子育てに関する本音のぶつかり合い"をテーマにした作品です。

子供=幸せじゃないの...? #ショートドラマ

定時退勤を「優遇」と感じる同僚の本音

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@kiminotame_bunko

退勤準備をしている女性社員に対して、「今日も定時ですかー?」と声をかける黒瀬。

女性社員は申し訳なさそうに、「うん…子供の迎えがあるから」と答えます。

「私も早く子供作って定時で帰りたいなー」という声を聞きながら、「じゃあ、お先に失礼するね…」と、女性社員は足早に帰っていきました。

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「ご苦労様でーす」「お疲れ様です」と女性社員を見送った後、職場に残った黒瀬が同僚の新実に話しかけます。

「私も自分の仕事はとっくに終わってんだけど。子持ちだからって優遇しすぎじゃない? たまには夫に任せるとかできるでしょ」

新実が「まぁ、子育ては色々と大変だろうし、仕方ないんじゃない?」と返すと、黒瀬はちょっと驚いたように言います。

「あぁーそっち派なんだ。私は周りに迷惑かけてまで、子供ほしいとは思わないけどね」

さらに続けます。

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「子供=幸せってのも、ただの幻想だし。夜泣き・授乳・お金。子育てが想像以上に大変だってこと、世の中の女性は知らなすぎ」

スマホを確認しながらPCを片付け始める黒瀬。その隣で新実は自分の手の指輪に視線を落とします。

そして心の中でつぶやきます。

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(子供が全てじゃないのかな…)

行きつけの本屋で、思いがけない再会

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@kiminotame_bunko

場面は変わり、新実は本屋の中を歩いています。そこに現れたのは、同じ職場の後輩・紙上でした。

「新実さん!?」

「紙上くん…何でいるの!?」

「いや、ここ行きつけの書店なもんで。何か悩んでます?」

「え…?」

「表情。新実さん会社でもすごい分かりやすい人だから」

そこで新実は、先ほどの黒瀬とのやり取りを紙上に話します。「子供=幸せってのも、ただの幻想だし。夜泣き・授乳・お金。子育てが想像以上に大変だってこと、世の中の女性は知らなすぎ」という言葉も、そのまま伝えたようです。

「それが幸せかどうかは、結局その人次第だから」

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話を聞いた紙上は「ちょっと待っててください」と言って、その場を離れ、一冊の本を持ってきます。

「よかったらこれ。"ほしい"という感情に突き動かされる四人の女性の物語です。たぶん黒瀬さんが言ってることも間違いじゃないと思うんですよね」

紙上が持ってきたのは、恋愛、結婚、出産に対して異なる動機や熱量、欲望を抱える4人の女性たちの葛藤を描いた本でした。

「え…」

「でも正解とも限らない。それが幸せかどうかは、結局その人次第だから」

すると新実は、少し食い気味に返します。

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「なに説教臭いこと言ってんの。紙上くんには同じ温度で分からない部分あると思う。だって男…」

紙上は間を置かず、こう答えます。

「その通りです。男の僕が言うと軽く聞こえるかもしれません。だからこの小説に託しました」

紙上が手渡した本を見つめながら、新実は言います。

「ごめん…言い方きつかった」

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「全然。本好きとして上司におすすめできるのが光栄ですよ。」と悩める上司の手助けをした後輩なのでした。

正解のない問いに、本が寄り添う

この作品には「自分が同じ立場になって同じ事を言われないと分からないタイプ」「どっちの気持ちもわかるー」といったコメントが寄せられており、どちらの立場にも共感できると感じた視聴者が多かったようです。

子供を持つことへの価値観は、人によって大きく違うもの。そのことを紙上は言葉ではなく、一冊の本という形で伝えようとしました。「だって男…」という新実の鋭い返しを真正面から受け止める紙上の姿が、じわりと印象に残る作品です。

紹介作品

コンテンツ提供協力

ショートドラマで彩る、本との出会い。文庫本を開くような軽やかさで、次の一冊と気軽に出会える場所を。あなたの心に効く傑作が見つかりますように。

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