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「ロレックス」“オイスター パーペチュアル”、人生を伴走してくれる腕時計|40代までにそろえたい名品

  • 2026.4.30
Rolex

大学受験を間近に控えた12月のある日、私は自室のベッドに寝そべってファッション誌の「クリスマスに欲しいブランドアイテム」特集を読んでいた。「プラダ」のバッグや「ルイ・ヴィトン」の財布に混じって、そこには「ロレックス」の時計が載っていた。

「ロレックス」の名前は知っていたが、ゴールドとコンビカラーのものやダイヤルにダイヤモンドがセットされた華やかな時計のイメージがあり、自分とはまったく関係のないものだと思っていた。

けれども、その「ロレックス」はステンレススチールの3列ブレスレットにブラックの文字盤、日付表示もないデザインで、無駄なものをすべてそぎ落とした”時計の完成形”に見えた。絶対にこれを手に入れたい、いや手に入れなければ! そう思った私は、雑誌を手にリビングへ駆け込み「第1志望の大学に合格したらこの時計を買ってほしい」と両親に懇願し、無理やり約束をとりつけた。もしこの約束がなかったら合格していたかわからない。それくらい試験当日までの数カ月、必死で勉強した。

Pepper

入学式の日、早速買ってもらったばかりの時計を着けて行くと、一緒に参列した高校の友人に「その時計、高価なものなんじゃない? ガラスの光りかたが違う」と言われて、なんだかすごいアイテムを手に入れてしまったことを自覚した。

最初こそおそるおそる使っていたが、すぐに慣れてどんなときもこの時計を着けて過ごした。温泉の脱衣所のカゴにそのまま入れたり、テニス道具と一緒にバッグにつっこんだりしていた。そんな雑な扱いでも傷ついたり壊れたりすることはなく、「ロレックス」はいつも正確な時間を刻んでくれる堅牢で頼もしい相棒だった。

就職してからも、毎日私の左腕には「ロレックス」があった。入社してまもない頃、同期とカフェでお茶をしていたら隣に座っていた外国人男性に話しかけられたことがあった。会話の内容はまったく覚えていないが、その男性が私の手元を見て「それ本物?」と驚いた表情をしていたことだけは記憶している。

買ってくれた両親ですら「分不相応だ」と心配していたけれど、直感でいいと思った時計をしていただけで、当時は釣り合っているかを考える客観性なんて持ち合わせていなかった。前述の外国人男性を含め、周囲はどう思っていたのだろうと考えると、いまさらながら恥ずかしくて布団をかぶって叫びたくなる。

20代後半から10年ほど、この時計と疎遠になった時期がある。いわゆる”女子力”という若い女性としての戦闘力が著しく不足していることに気づいた私は、ボーイズサイズでブラックダイヤルのロレックスが女子力不足の要因だと決めつけた。そして新しく手に入れた小ぶりなゴールドカラーの時計ばかり着けるようになっていった。

しかし30代の終わりに近づいた頃、ふと手にとった「ロレックス」が驚くほど腕にしっくりおさまった。懐かしいケースの重みと体温がブレスレットにうつり肌となじむ感覚、そして年齢を重ねた肌に映えるつややかなブラックダイヤル。ああ、やっぱりこの時計が好きだと心から思った。

4月になり、街中で大学1年生や新社会人らしき若者を見かけることがある。真新しい服に身を包み、やや緊張した表情を浮かべた姿に、自分にも同じ季節があったことを思い出す。

遠い過去のようであっという間に過ぎた時間に、果たして私は成長できたのだろうかと考えてしまう。けれども、左腕の「ロレックス」に目をやると、これまで共に過ごしてきた日々が次々と思い出される。大丈夫、きっとこの時計が刻んだ月日の分だけは、前に進んでいるはずだから。

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ウォッチ“オイスター パーペチュアル 31”(Φ31㎜)¥930,600/ロレックス Rolex


「ロレックス」のブランドカラーであるグリーンは手元にみずみずしい感性をプラスしてくれる。パソコンやスマホで疲れた目をこの時計で癒やす。そんな想像をしただけで癒やされる。

ウォッチ“オイスター パーペチュアル 31”(Φ31㎜)¥930,600/ロレックス Rolex

ダイヤルとブレスレットがシルバーのワントーンになると、デザインや仕上げの完成度の高さが際立つ。ブラックダイヤルに満足しているものの、のちにシルバーダイヤルを知ったときは心が揺れ動いた。

ウォッチ“サブマリーナー”(Φ41mm)¥1,494,900/ロレックス” Rolex

31mmは女性の腕にはちょうどいいサイズだけど、男性には小さい。もしこれから購入するなら、夫や息子とシェアできる41mmの“サブマリーナー”を選択したい。三角形、円形、そして長方形といったグラフィカルなアワーマーカーがなんともいえないポップなアクセントになっている。

Hearst Owned

pepper/都内で働く40代の会社員で、2人の男の子の母。インスタグラムにつづる、懐かしのフレーズとユーモアを交えたファッションへの愛に魅了されるファンが多数。ジュエリー選びの虎の巻が詰まった著書『わたしのジュエリー365日』(CEメディアハウス)も話題に。2024年7月よりELLE STYLE INSIDERとしても活躍中。

問い合わせ先/日本ロレックス 0120-929-570

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