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50歳女性「お母さんを許したい」“毒親”に悩んだ過去…【壮絶な幼少期】とは「産んでも好きになれへんかった」

  • 2026.5.25

大人になってもなお、「毒親」との関係に悩む人は少なくありません。中でも多くの人がぶつかるのが、「親を許すべきか、許さないか」という問題。許すことが美徳とされる社会の中で、「親を許せない自分」に罪悪感を抱いてしまう人もいるようです。

この状況を受け、平日よる9時~ABEMAで生放送をしている「#アベプラ」では、「毒親を許すとはどういうことか」について議論。MCを務めるお笑いコンビ『EXIT』の兼近大樹さん&りんたろー。さんと共に内容を深堀りしていきます。

母を「許したい」と願った旅行で、さやかさんが感じた違和感

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(C)AbemaTV,Inc

番組のVTRに登場したのは、さやかさん(50歳)。母親と二人で、関西から横浜へ初めての旅行に訪れていました。一見すると、仲のいい親子の観光旅行です。

しかしこの旅行には、さやかさんの「ある思い」が込められていました。「お母さんを許したいっていう思いで(旅行を)決めました」と、さやかさんは打ち明けます。

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さやかさんの母親は、いわゆる「毒親」でした。「私が小さいころからとにかく毎日機嫌が悪くて、褒められたこともなかった」と振り返ります。

幼い頃、風邪をひいて咳をしたところ、母から「うるさい」と言われ、口に掛け布団を詰め込むようにして咳を我慢していたこともあったそう。さらに、「お母さん子供嫌いやってんけど、産んだら好きになれるかと思ったけど、産んでも好きになれへんかったわ」とまで言われたといいます。「傷つきましたね」と語るさやかさん。聞いているこちらまで、胸の痛むエピソードです。

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幼い頃の心の傷は、大人になった今も影響を残しています。人の顔色をうかがう癖がつき、母とは距離を取って生きてきたさやかさん。

そんな彼女が母を「許したい」と思ったきっかけは、父が亡くなる直前のこと。「今までお母さんに嫌われてると思って生きてきた」と母に伝えたところ、母は「本当に申し訳ないことをした」と泣いて謝ってきたそうです。「過去を塗り替えたかった」「許せる材料になればいいかな」と、さやかさんは旅行を計画しました。

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ところが、旅行先で楽しそうにしている母を見たとき、さやかさんの心に湧いてきたのは、思いもよらない感情でした。

「楽しそうにしてる母っていうのがすごい違和感で」「ちょっとかわいそうな言い方なんですけど、『気持ち悪い』って思っちゃって」とさやかさんは語ります。自分のことを否定し続けてきた母親が、目の前で楽しそうに振る舞っているのを見てモヤモヤが募ってしまったのだとか。

許そうと思って計画した旅行のはずなのに、なぜか心がついてこない…。実は、こうした戸惑いを抱えるのは、さやかさんだけではないようです。

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(C)AbemaTV,Inc

スタジオに登場した、母親の過干渉に悩んできたりんごりんさんも、似た経験を語ります。結婚を機に一度は「許した」と思えた時期があったものの、母が入院した際に再び強く当たられ、「いきなり横からゴーンって殴られたみたいな感じになって」、元の関係に引き戻されてしまったのだとか。

一度許せたと思っても、ふとしたきっかけでまた苦しくなる。「許す」というのは、そんなに簡単なことではないのかもしれませんね。

精神科医が語る「許さなくていい」という選択肢

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(C)AbemaTV,Inc

許したいのに、許せない。この苦しさと、どう向き合えばいいのでしょうか。

精神科医で、毒親・子への診療経験が豊富な水島広子先生は、当事者のエピソードを受け、世間で美徳とされている「許すべき」という考え方そのものに疑問を投げかけます。

「そもそも毒親によって傷つけられてひどい目に遭ってる上に、『許すべき』みたいな考えで、さらに自分を苦しめるっていうのは、やっぱりなんか、かなり自虐的なことだと思います」と水島先生。

毒親によってつらい思いをしているのだから、モヤモヤしていて当たり前。その状況でさらに「許さなきゃいけない」というタスクまで自分に課さなければならない…それは当事者にとって非常に辛いことだというわけですね。

許すことが美徳とされる世の中ですが、その美徳が、傷ついた人をさらに追い詰めてしまうことがあるのです。

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では、当事者は前に進むためにどうすればいいのか。水島先生はスタートラインとして「許せない自分を許す」ことを提示しました。

無理に親を許そうとしなくていい。許せない自分を責めるのではなく、「それだけ自分は傷ついていたんだな」と、ありのままの自分を受け止めていく。それこそが、自分自身の癒やしにつながっていくのだそうです。

「許す」ことをゴールにしなくてもいい、というわけですね。

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(C)AbemaTV,Inc

MCの兼近さんも、「許す・許さない決めるのは、てめえ自身で、その楽な方を選ぶっていうのが一番」とコメント。世間の目や美徳に縛られず、自分が前に進めるかどうかで選んでいい、という言葉に、救われる人もいるのではないでしょうか。

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番組では、プロスケーターの安藤美姫さんの実体験を交え、「許す」と「理解する」の違いなどについても議論が続きます。


『#アベプラ【平日よる9時〜生放送】』
「母を許したい」娘が悩む“毒親”との関係 あり方を考える

[配信日時]2026年4月23日(木)
[出演者]MC : EXIT(兼近大樹、りんたろー。)、ブルちゃん(父から暴言・暴力)、りんごりん(母が過干渉 2児の母)、水島広子(精神科医 毒親・子へ多数の診療経験)、安藤美姫(プロスケーター)、河崎環(コラムニスト)、Yuna(TikToker/YouTuber)、司会進行 : 平石直之(テレビ朝日アナウンサー)、ナレーター : 榎本温子
[番組URL]https://abema.tv/video/episode/89-66_s99_p7176


※記事内の情報は執筆時点の情報です

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