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不登校の小6息子「ちょっとなら運動会行けるかも…」揺れる日々→専門家が指摘した"本当の悩み"にハッとしたワケ

  • 2026.6.18
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(C)親の「のろい」をとくラジオ-子育てのべき思考を手放す時間-

『親の「のろい」をとくラジオ』は、「親はこうあるべき」「子どもはこう育てなければならない」という"べき思考"の呪いを解き、心が少し軽くなる時間を届けるポッドキャスト番組です。

パーソナリティは、不登校や発達障害のお子さんやそのご家族に向けたサービスを提供する「Branch(ブランチ)」の代表・中里祐次さん。そして、雑談サービス「サクちゃん聞いて」を主催する"雑談の人"こと桜林直子さんです。

5月10日の配信回では、リスナーから届いた「不登校でも運動会くらいは出るべきか?」というおたよりに二人が向き合います。

「最後の運動会くらい、出てほしい」揺れる小6男子の親

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写真:PhotoAC ※画像はイメージです

おたよりをくれたのは、小学校6年生の男の子の親御さん。息子さんは現在不登校中です。もう少しで運動会があり、学校の先生から「運動会だけでも参加しませんか?」とお誘いがあったのだそう。

親御さんとしては「無理して行かせるものではない」と思いつつも、「最後の運動会だから、少しでも参加できたら…」という気持ちもあるのだとか。

息子さん本人も「ちょっとなら行けるかも」「やっぱり無理かも」と気持ちが揺れている様子で、結局どうすれば良いのか決めることができなくなってしまいました。

そんな悩みの中で、親御さんは、自分の中の「運動会くらいは出るべき」「みんなと同じ経験をさせたい」という気持ちの強さに気づいたと語ります。「うちの子だけ行かないのはかわいそう」「ちゃんと育てていないと思われないか」とまで考えてしまったそうです。

「運動会のような学校行事って、どう捉えたら良いのでしょう?」と文章を結んでいました。

「行く・行かない」だけじゃない!たくさんある"間"の選択肢

ここでまず中里さんが伝えたのが、「行く・行かない」の二択で考えなくていい、ということ。「Branch」で見てきた中には、本当にたくさんの参加のしかたがあるそうです。

たとえば運動会なら、「競技には出ないけれどその場にいるだけ」、「基本的には保健室にいて、自分の競技のときだけ外に出る」など。卒業式でも、校長室で証書だけ受け取ったり、名前を呼ばれる場面だけ外してもらったり…。学校に相談すれば、子どもの状況に合わせて工夫してくれることも多いのだといいます。

大事なのは、まず「間の選択肢」をいくつか用意してみることのようです。中里さんは、そのうえで「保健室から見るだけならどう?」のように、本人に尋ねてみることを、おすすめしていました。

確かに、普段から保健室で過ごしているお子さんなら、その方がぐっとハードルが下がりますよね。ゼロか百かで迫らないだけで、子どもはずいぶん楽になりそうです。

"間"の選択肢を考えることが、自分を知ることにつながる

「間の選択肢」を考えることには、もう一ついいことがあります。たとえば「みんなと一緒にいることは苦痛ではないけれど、競技は苦手」なのか、「あのざわざわした空気がつらい」のか。一緒に考えるうちに、子ども自身のことが少しずつ見えてくるのです。

それはつまり、子どもが「自分はどんなことが苦手で、何なら大丈夫か」という"自分の取扱説明書"を作っていく時間でもあります。自分について理解を深めることができれば、それがやがて成長につながるのですね。

まず聞きたいのは、子どもの"本心"!

ここで桜林さんが、「ちょっとなら行けるかも」「やっぱり無理かも」という息子さんの”揺れ”について、ハッとする指摘をしました。

これはもしかしたら、親や先生の「行ってほしい」という気持ちを感じ取って、期待に応えようとしているのかもしれない…というのです。確かに、特定の思いを抱えている場合、言葉には出さなくてもその”圧”が相手に伝わってしまうことはあるものです。

桜林さんはだからこそ、「どっちでもいいとして、行きたい?行きたくない?」と、ゼロベースで本心を聞いてあげてほしいと語っていました。

決断を委ねられると、「期待を裏切ったかも」と責任を感じてしまう子もいます。だからこそ、どちらを選んでも大丈夫という安心感を持たせてあげられると良いですね。

期待を手放し、ゼロベースで

学校行事には「行く・行かない」以外にもたくさんの選択肢があることがわかりました。一緒に「間の選択肢」について考えることが、子どもが「自分を知る」きっかけになるのですね。

また、子どもは、大人が口にしなくても、その「期待」を敏感に感じ取ってしまうものです。難しいかもしれませんが、期待を手放してゼロベースで子どもと向き合うことがもっとも大切なのかもしれません。


親の「のろい」をとくラジオ-子育てのべき思考を手放す時間-
【#37】「不登校でも運動会くらいは出るべき」というのろい

[配信日時]2025年5月10日
[出演者]中里 祐次(Branch代表)、桜林 直子(雑談の人)
[番組URL]https://open.spotify.com/episode/5GRL4PIjDP0hWDokgRHAgn?si=xH7Mb6JTQJOa4lC_YBnChw

(C)親の「のろい」をとくラジオ-子育てのべき思考を手放す時間-

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