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国民的ヒット作『あんぱん』で“鮮烈”に輝いた【演技派俳優】実は『難関私大』に進学していた過去に「秀才!」「ビックリ」

  • 2026.9.30
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

知的な雰囲気をまとい、作品ごとに異なる役柄を自然に演じ分ける。そんな俳優の演技には、つい引き込まれてしまうものです。今回は「知的な一面が輝く名優」をテーマに、印象に残る役柄を演じてきた俳優たちをご紹介します。

第3弾として取り上げるのは、高校時代に出会ったシェイクスピアをきっかけに舞台の世界へ進み、以来、時代劇から朝ドラ、映画まで、幅広い役柄で確かな存在感を放ってきた名優です。

本記事では、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』とNHK連続テレビ小説『あんぱん』を中心に、2026年の最新出演作も交えて、その魅力を掘り下げます。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに選定・構成しています。
※一部、出演作品のストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

上智大学文学部で育んだ演技の素養

今回ご紹介する吉田鋼太郎さんの知的なたたずまいを語るうえで、まず触れておきたいのが、その経歴です。聖パウロ学園高等学校に通っていた高校時代、吉田さんはシェイクスピア喜劇『十二夜』と出会います。これが、芝居の世界に興味を持つきっかけになったそうです。 

その後、上智大学文学部ドイツ文学科へ進学(のちに中退)した吉田さんは、大学でシェイクスピア研究会に所属。同会の公演『十二夜』で初舞台を踏みました。高校時代に出会った作品が、そのまま俳優としての原点になったのです。

その後はシェイクスピア・シアターや東京壱組などで経験を積み、1997年には栗田芳宏さんとともに劇団AUNを結成。シェイクスピア作品をはじめとする海外の古典や舞台作品に、数多く出演してきました。

古典への親しみや、舞台で重ねてきた経験が、映像作品で見せる落ち着きや演技の厚みにつながっているように感じられますね。 SNSでも「秀才!」「ビックリ」という声が見受けられました。

大河ドラマ『麒麟がくる』で魅せた松永久秀

そんな吉田さんの代表作のひとつが、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』です。大河ドラマ第59作にあたる本作は、長谷川博己さん主演で、2020年に放送が始まり、2021年2月まで続きました。明智光秀を主人公に、戦国の世を生きた人々の姿を描いた物語です。

吉田さんが演じたのは、松永久秀。戦国三大梟雄(きょうゆう) の一人に数えられることもある武将で、一般的にはダークヒーローのイメージが強い松永久秀ですが、本作では人間味にあふれ、光秀に信頼を寄せる姿が丁寧に描かれました。

主演の長谷川博己さんとは、故・蜷川幸雄さん演出の舞台などで何度も共演してきた間柄。芝居の呼吸が分かる相手だからこそ、松永久秀をのびのびと演じることができたといいます。

松永久秀といえば、茶器とともに爆死したという伝説が歴史ファンの間で知られ、ドラマでもその最期に期待が寄せられていました。本作で描かれたのは、炎の中で最期を迎える姿でした。

放送後、SNSには「壮絶かつ美しい最期」「圧巻の演技」「史上最強に魅力的な松永久秀」「ここまで生々しく格好良い最期を描いたドラマはない」といった称賛の声が続出。

悪名で語られることの多い武将に人間味を吹き込み、光秀との関係性まで丁寧に演じ切った吉田さん。舞台で積み重ねてきた経験と深い教養が、その役の奥行きにつながったことを感じさせる迫真の演技でした。

連続テレビ小説『あんぱん』の頑固で不器用な祖父・朝田釜次

続いて紹介するのは、国民的ヒットを記録したNHK連続テレビ小説『あんぱん』です。連続テレビ小説第112作にあたる本作は、2025年度前期に放送され、今田美桜さんが主演を務めました。

『アンパンマン』の生みの親である故・やなせたかしさんと、妻である故・小松暢さんをモデルに描かれた、愛と勇気の物語です。

第1回の放送では、NHKプラスの視聴UB(ユニーク・ブラウザ)数が76.1万を記録。同時配信と見逃し配信を合わせ、放送当日から7日間で集計されたこの数字は、歴代の朝ドラや大河ドラマを含むNHKプラス配信の全ドラマのなかで最多となりました。

吉田さんが演じたのは、ヒロイン・のぶの祖父、朝田釜次。「朝田石材店」の三代目を継ぐ石工で、不器用ながらも頑固な、職人肌の人物として描かれました。

終盤、釜次は体調を崩し、病と向き合う日々を迎えます。第79回では、孫たちに「面白がって生きえ」と語りかけ、最期の時間を過ごす釜次…。続く第80回では釜次の葬儀が営まれ、ラストは釜次の「ほいたらね」という声で締めくくられました。

放送終了後、SNSには「こんなに美しい去り際、ほかにない」「釜じいロスが止まらない」「最後の『ほいたらね』で涙腺崩壊」「『面白がって生きえ』の言葉が心に沁みた」といった反響が寄せられました。

戦国の世を生きた松永久秀とは打って変わり、家族に向き合う頑固な祖父を演じた吉田さん。頑固さの奥に情をのぞかせる釜次の姿は、その演じ分けの幅広さをあらためて感じさせるものでした。

止まらない快進撃

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GQ MEN OF THE YEAR2015(C)SANKEI

ここからは、吉田鋼太郎さんの近年の出演作をご紹介します。

  • アニメ映画『果てしなきスカーレット』(2025年11月21日公開)
    細田守監督による長編アニメーション映画です。吉田さんは、クローディアスの側近・ヴォルティマンド役の声を担当し、舞台で培ってきた声の存在感を、アニメーションでも披露しました。

  • ドラマ『ヤンドク!』(2026年1月放送 / フジテレビ系)
    橋本環奈さん主演の月9ドラマで、元ヤンキーの女性が脳神経外科医となり、医療現場を改革していく医療エンターテインメントです。吉田さんが演じたのは、主人公・田上湖音波の父・田上潮五郎。娘と同じく元ヤンキーという設定も見どころのひとつです。

  • 映画『免許返納!?』(2026年6月19日全国公開)
    舘ひろしさん主演の、免許返納をめぐる大騒動を描いたコメディ映画です。吉田さんは、舘さん演じる映画スター・南条弘が所属する芸能事務所の社長・三宅篤を演じています。ベテラン俳優陣のなかで、社長役として異彩を放っています。

高校時代に出会ったシェイクスピア、そして上智大学文学部ドイツ文学科での学び――それらを原点に、舞台で経験を積み重ねてきた吉田鋼太郎さん。『麒麟がくる』では戦国の武将を、『あんぱん』では家族を見守る祖父を演じ、近年はアニメーションの声の出演や医療ドラマ、コメディ映画と、活躍の場を広げています。古典や舞台で培った経験を糧に、 この先どんな表情を見せてくれるのか。吉田さんの歩みから、ますます目が離せません。 


※記事は執筆時点の情報です。

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