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『実話ベースの名映画』反抗期の娘「何やっても無駄なんだよ!」シングルの母が“高校3年間”やり遂げた【驚異の日課】

  • 2026.9.30
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女優の篠原涼子 自身プロデュースヘアケアブランド「Perle Savon」新商品発表会 (C)SANKEI

名作と呼ばれる映画の中には、観終わった後も余韻が消えず、何度も胸に蘇ってくる作品があります。今回は、"実話を描いた心震える感動の名作"をテーマに5作品をセレクト。

本記事では第3弾として、反抗期の娘とシングルマザーの母が、お弁当をめぐって攻防を繰り広げる作品をご紹介します。なぜこれほど多くの人の胸を打つのか――物語をたどりながら、その理由に迫ります。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

作品名:映画『今日も嫌がらせ弁当』(ショウゲート)
公開年:2019年6月28日
出演:篠原涼子(持丸かおり 役)、芳根京子(持丸双葉 役)ほか

舞台は、豊かな自然と温かい人情に恵まれた東京都の離島・八丈島。シングルマザーの持丸かおり(篠原涼子)は、次女の双葉(芳根京子)とふたり暮らしをしています。

幼いころは「大人になったらお母さんと一緒にレストランをやる」と言っていた可愛い娘も、高校生になると反抗期に突入。話しかけても返事すら返ってきません。

たまりかねたかおりは、「あなたがそういう嫌な態度をとるなら、私もあなたが嫌がることをします」と宣言。娘が嫌がる"キャラ弁"を作り続けることを決意します。

こうして高校3年間にわたる、笑いと涙の母娘バトルの幕が開けるのでした――。

“Amebaブログランキング1位”累計20万部突破のエッセイが映画に

本作の原作は、Amebaブログのデイリー総合ランキングで1位を獲得した「kaori(ttkk)の嫌がらせのためだけのお弁当ブログ」。反響の大きかったお弁当の写真と日記を抜粋して書籍化されたエッセイ『今日も嫌がらせ弁当』(三才ブックス刊)は、シリーズ累計発行部数20万部を突破する大ヒットになりました。

映画版では、この実話をベースにしながらも、オリジナルの物語として脚色・再構成されています。実在の母娘の何気ない日常が多くの人の共感を呼び、ブログから書籍、そして映画へと広がっていった感動物語です。

「残したら負け」3年間の母娘バトルと、涙の結末

「どうだ、うざいだろ」とほくそ笑む母と、「残したら負け」と意地になって完食し続ける娘。木工用ボンドや貞子、ダンディ坂野など、クオリティの高すぎるキャラ弁の数々は、見ているだけで笑えるのに、その奥にある母の必死さがじんわりと伝わってきます。

一方で、女手ひとつで懸命に子育てをしてきたかおりが「思った通りにいかなくて、落ち込んでばっかり」と弱音をこぼす場面や、「何やっても無駄なんだよ!」と激昂する双葉に愛の平手打ちをくらわせる姿など、葛藤や苦悩のシーンも丁寧に描かれています。言葉にできない感情のぶつかり合いが、ひしひしと胸に迫る作品です。

やがて毎日欠かさず作られるお弁当は、単なる嫌がらせから、会話のない娘への大切なメッセージへと変わっていきます。双葉もまた「ウザい」とぼやきながらも、何かを受け取るかのように一口も残さず食べ続けました。

そうして3年間続いたお弁当でのやり取りでしたが、双葉の卒業式を目前に控えたある日、かおりは病に倒れ入院してしまいます。それでも最後のお弁当を作りたいと、姉・若葉(松井玲奈)の協力を得て病院を抜け出し、卒業式の朝、大きなお弁当を完成させました。

お弁当を開けた双葉の目に飛び込んできたのは、一通の「卒業証書」。そこには、嫌がらせ弁当を3年間残さず食べ続けた忍耐を称える言葉が記されていました。こみ上げる想いに双葉は号泣。

そして高校卒業後、東京へ旅立つ日。双葉は感謝を綴った手紙と手作りのキャラ弁を残して港に向かい、それを姉の若葉が、かおりのもとへ届けました。

手紙とお弁当を受け取ったかおりは、若葉とともに急いで見送りに向かいます。しかし港には間に合わず、出航したフェリーが見える遠く離れた場所から大きく手を振りました。かおりが「愛してるよ!」と叫ぶと、それに気づいた双葉も大きく手を振り返し、「元気でねー」と叫びます。波音にかき消されながらも互いの愛情を通わせ合う、感動の結末です。

SNSには「ラストのお弁当とお母さんへの手紙に胸が熱くなった」「周りの目も気にせずボロ泣き」「親子関係のリアルさが心に刺さった」「母の思いに心が震える名作」といった声が数多く寄せられています。

絶賛反抗期――芳根京子の熱演

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「累」の初日舞台挨拶 芳根京子 (C)SANKEI

本作の感動を支えているのは、母娘の迫真の演技です。なかでも、反抗期の娘・双葉を演じた芳根京子さんの熱演は反響を呼びました。

「うっざ!!」と言いながらも、毎日一口も残さず食べ続け、最後には母の愛情を受け止めて旅立つ――。思春期特有の不器用で愛らしいキャラクターを見事に体現しています。

SNSには「とにかく魅力がすごい」「お芝居が光ってる」「本物の母娘みたい」「思った以上に反抗期の演技がリアルでグッときた」「ここまで可愛くて綺麗で演技も上手い女優ってなかなかいない」といった声が後を絶ちません。

むかつくけど、愛おしい。それが家族――。誰もが共感できる親子の不器用な本音のやり取りと、お弁当に込められた愛情のメッセージ。大切な人の顔を思い浮かべながら、ぜひ観てほしい一作です。


※記事は執筆時点の情報です

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