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「嘘ですよね?」「と、いいますと?」部屋探しで悪徳不動産に遭遇→理系彼氏が放った“痛烈な一言”【作者に聞く】

  • 2026.4.26
2人に即決させようと、ライバルの存在を匂わせる不動産会社
2人に即決させようと、ライバルの存在を匂わせる不動産会社

婚活中の34歳・アイコは、マッチングアプリで年下男子のこうきと出会う。見た目もよく、大手IT企業勤めという好条件に期待を膨らませていたが、一緒に行った食事でまさかの「1円単位のワリカン」を突きつけられてしまう。衝撃の“ワリカン男”と、「女はおごられて当然」と古い価値観を引きずるアイコ。一見わかりあえない2人が、互いを少しずつ理解し惹かれ合っていくラブコメディ『「女はおごられて当然」と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話』の5巻が発売され、注目を集めている。自身も婚活経験者である作者のコニシ ナツコさんに、制作秘話を聞いた。

冷静なこうきは不動産会社の発言の矛盾を突き、嘘を暴く
冷静なこうきは不動産会社の発言の矛盾を突き、嘘を暴く

「おごり・おごられ問題」から広がるキャラクターの魅力

本作の着想について、コニシさんは「タイトルにもあるように、『おごり・おごられ問題』からスタートした」と語る。自身も悩んだ経験があり、世間でもよく話題になるテーマであることから、「正反対の考えを持つキャラクターが出会い、互いの主張をぶつけ合うのはおもしろそう」と考えたという。

しかし、2人が恋愛関係に発展していく過程を描くうえで、ずっとこの問題だけを取り上げるわけにはいかない。「『おごられたい』と思う女の子はどんな子だろう?」「『おごりたくない』と思う男性はどんな人だろう?」と思考を深め、「じゃあその2人が価値観を変えるにはどんな出来事が必要か」と想像を膨らませながら、さまざまなエピソードを紡ぎ出しているそうだ。

不動産屋の嘘を見抜く!論理的思考の裏に隠された苦労

作中では、合理主義のこうきが周囲を論破するシーンがたびたび登場し、読者の胸をスカッとさせている。例えば、即決を迫る不動産会社が「先週内見した人が気に入っている」と嘘をついた際、こうきは「昨日新着として出ていた物件なのに、先週内見に来た人がいるわけがない」と見事に見抜いてみせた。

こうした論破シーンのセリフについて、コニシさんは「こうきのように論理的思考の強い読者に『そんなふうに考えないよ』と思われないように、彼になりきって考えている」と明かす。それでも彼の思考がいまいちわからないときは、「ChatGPTに聞いてみたりすることもある(笑)」と意外な裏側を語ってくれた。

また、同棲のための部屋探しで、アイコが桜が見える部屋を気に入るものの、事前に決めた条件に合わなかったため断念する場面がある。そのときの「毎日の生活と年に1度しか咲かない桜どちらが大事です?」というこうきの言葉は、非常にリアルで読者の心に刺さるエピソードだ。コニシさん自身は「個人的には家選びは第一印象や『なんかいいな』という抽象的な感覚も大事だと思う」としつつも、「最初に決めていた優先順位をすっかり無視して桜で決めるのはよくないですよね(笑)」と、こうきの意見にも理解を示した。

「こんな男絶対嫌!」と思っていたアイコが、固定観念を覆してくる年下の彼の言動にいつしか惹かれ、変わっていく様から目が離せなくなる本作。婚活の参考になる描写も多いため、結婚を考えている人もぜひ読んでみてほしい。

取材協力:コニシ ナツコ(@natsukoni81)

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