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ヒーローが正しいとは限らない!都合のいい正義に喝!!歪んだ真実を暴く“悪の組織”が暗躍する異色作【作者インタビュー】

  • 2026.4.20
襲撃計画教えちゃうの? 杉岡ケイ(@kei_sugioka)
襲撃計画教えちゃうの? 杉岡ケイ(@kei_sugioka)

ヒーローは必ず正義なのか!?正義のヒーローが活躍する世の中。SNSではヒーローを崇める書き込みで溢れ、異議を唱える者は非国民扱い。そんななか、「イーッ!!」という掛け声でお馴染みの“悪の組織”は絶滅危惧種となっていた…。

本作「ヒーローアンチ」の作者は、初めて描いた創作漫画「陰キャ王子と高嶺の華子さん」が“pixivコミック編集員のオススメ”に抜粋されたり、“今週の注目漫画16選”に選出された杉岡ケイ(@kei_sugioka)さん。一般企業で働くかたわら、先述した漫画作品が某出版社の編集者の目に止まって担当編集としてつくこととなり、最近では「DLsite comipo」にて「ボクと消しゴムの精霊」を絶賛配信している新進気鋭の漫画家だ。「ボクと消しゴムの精霊」は読み切り漫画で、失恋して自殺しようとしていた主人公のもとに「初恋の人の消しゴムの精霊」がやってくる…というピュアで奇妙なラブストーリー!そんな“だいぶヤバめ”な設定の漫画を見事に描き切る杉岡さんに本作「ヒーローアンチ」について話を聞いてみた。

30歳を過ぎて決意した漫画家への道

無意味に必殺技を繰り出すヒーローを止めたい!!
無意味に必殺技を繰り出すヒーローを止めたい!!
正義の味方がSNSにてライブ配信。SNS映えする必殺技を繰り広げる 杉岡ケイ(@kei_sugioka)
正義の味方がSNSにてライブ配信。SNS映えする必殺技を繰り広げる 杉岡ケイ(@kei_sugioka)
ヒーローアンチ_P002 杉岡ケイ(@kei_sugioka)
ヒーローアンチ_P002 杉岡ケイ(@kei_sugioka)

「正義って言葉はチートだ」そんなインパクトのあるメッセージとともに、誰にとっても正義が正しいとは限らない世の中の矛盾を突くのが、漫画家・杉岡ケイさんの描いた「ヒーローアンチ」だ。本作は公園で小学生にフルボッコにされる「フリーランスの悪の組織」と、その光景に疑問を抱く主人公の出会いから物語が動き出す。

作者の杉岡さんは、本作が担当編集さんがついてから作られた最初の作品だと語る。「初めて描いた漫画を編集部に送ったら、今の担当さんからご連絡をいただき、『これから創作漫画を一緒に作りましょう』と言ってもらいました」とデビューへのきっかけを教えてくれた。プロとしての道を歩み始めたものの、当時は育休から復帰したばかり。「子育てに翻弄されたりしているうちに時間が経過し…、実際に制作に取り掛かれたのはそれから約1年後でした」というくらい両立させるのはハードな道のりだったそうだ。

「30歳を過ぎ、趣味での活動ではなく、漫画家として第2の人生に挑戦しよう。そう覚悟して描いた」と杉岡さんは当時を振り返る。技術的には拙い部分があるとしつつも、自身の創作漫画のなかで1番の評価を得ている事実に、「売れる漫画とは何なのか」のヒントを感じているそうだ。

作中で悪の組織がヒーローに言い放つ「都合のいい正義を笠に着て、暴力を楽しんでいるだけじゃないのか!?」という言葉が刺さる。誰かにとっての正義が、別の誰かにとっても正義となるとは限らないのだ。渾身の45ページを読み終えたとき、最後の1コマに込められたセリフに、誰もが心を撃ち抜かれるに違いない。

取材協力:杉岡ケイ(@kei_sugioka)

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