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「さむいね」誰もいないはずの夜勤中、看取りのない施設で起きた動画より恐ろしい真冬の囁き

  • 2026.4.11
「さむいね」誰もいないはずの夜勤中、看取りのない施設で起きた動画より恐ろしい真冬の囁き

介護職として働いていた当時、私はある夜勤の時間を迎えていました。

深夜のサービスステーション。

静まり返った廊下を横目に、私は手元のスマートフォンで心霊系の動画サイトを眺めていました。

もともとホラーが好きで、ゾクゾクするような恐怖を味わうのが、退屈な夜勤中の密かな楽しみだったのです。

静寂を切り裂く、異質な音

画面の中の探索者が廃墟を進む足音に耳を澄ませていた、その時です。

パシッ、という乾いた音が頭上から降り注ぎました。最初は、古い建物の建材が鳴っているだけだと思いました。

しかし、音は一度では終わりません。サービスステーションの天井、その四隅を順番に移動するように「ラップ音」が鳴り響き始めたのです。

心臓の鼓動が、一気に速くなるのを感じました。今まで何度もこなしてきた夜勤ですが、こんな奇妙な現象は一度も起きたことがありません。

動画を止め、イヤホンを外して周囲を確認しますが、入居者様たちが起きている気配はなく、ナースコールも静まり返ったままです。

鼓膜を揺らした、氷のような言葉

その日は、凍えるような寒い夜でした。暖房は十分に効いているはずなのに、なぜか足元から這い上がってくるような冷気が、私の全身を包み込みます。

異変は、唐突に限界を迎えました。

「さむいね」

右の耳元、すぐ近くで、掠れた声がはっきりと囁いたのです。それは動画から流れる音声でも、空耳でもありませんでした。

誰かが私の真横に立ち、顔を寄せ、その吐息さえも感じるほどの至近距離で発せられた、確かな「言葉」でした。

驚いて振り向きましたが、そこには当然、誰もいません。視界に入るのは、無機質な事務机と、誰もいないはずの薄暗い廊下だけでした。

確かに、外は雪が降りそうなほど寒い日でした。誰もいないはずのこの場所で、一体誰が寒がっていたのでしょうか。

それ以来、私は夜勤中に恐怖動画を見るのを、きっぱりとやめました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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