1. トップ
  2. 「年長者に口答えするもんじゃないよ」職場の“女ボス”の退職後、ボスの取り巻きのその後が怖かった【作者に聞く】

「年長者に口答えするもんじゃないよ」職場の“女ボス”の退職後、ボスの取り巻きのその後が怖かった【作者に聞く】

  • 2026.4.4
理不尽ないちゃもんをつけてくる古株の「ツボネさん」とその後ろに隠れているSさんはいつもセット。ツボネさんが辞めたあと、Sさんは一体どうなったのか!? ぷく子(@pukukoOL)
理不尽ないちゃもんをつけてくる古株の「ツボネさん」とその後ろに隠れているSさんはいつもセット。ツボネさんが辞めたあと、Sさんは一体どうなったのか!? ぷく子(@pukukoOL)

会社には、ときどき役職もないのに妙に強い人がいる。なぜか逆らえず、なぜか空気を支配し、なぜか周囲に取り巻きまでいる。そんな“無冠の帝王”の存在を、妙にリアルかつシュールに描いたのが、ぷく子(@pukukoOL)さんのエピソード漫画『ツボネさん』である。現役Webデザイナーでありながら、これまでさまざまな職歴を経験してきたぷく子(@pukukoOL)さん。自身の仕事体験をもとに描く「ぷく子OLとイッヌの日常」には、「あるある!」とうなずきたくなる職場ネタが多数並ぶ。今回取り上げるのは、どこの会社にも1人はいそうな“お局様”と、その周辺人物を描いた一編だ。

少人数の職場にも、ちゃんといた“無冠の帝王”

ツボネさん_P01 ぷく子(@pukukoOL)
ツボネさん_P01 ぷく子(@pukukoOL)
ツボネさん_P02 ぷく子(@pukukoOL)
ツボネさん_P02 ぷく子(@pukukoOL)
ツボネさん_P03 ぷく子(@pukukoOL)
ツボネさん_P03 ぷく子(@pukukoOL)

この話は、ぷく子さんが田舎の小さな製造会社で1年ほど事務職をしていた頃の実体験がベースになっている。事務員はたった3人。にもかかわらず、そこにはしっかりと“お局様”が存在していたというのが、なんとも味わい深い。

お局様から言われた通りに仕事をしていても、「なんでその仕事やってるの!」と怒られる。そこで事情を説明すると、返ってくるのは「年長者に口答えするもんじゃないよ」という、理不尽なのに妙に完成度の高い一撃である。しかもその背後には、いつも“取り巻きポジション”の人物が控えており、「そうよ、そうよ!!」と合いの手まで入れてくる。嫌なはずなのに、状況だけ切り取ると妙にコントっぽい。

つらいはずなのに、なぜか“かわいいもん”だった理由

そんな昼休みを毎日3人で過ごしていたというから、普通に考えればかなりしんどい環境である。だが、ぷく子さん本人の感覚は少し違っていたようだ。お局様には毎日意地悪をされていたものの、最後には本人から「意地悪してごめんね」と謝られたそうで、「本人にも意地悪をしている自覚はあったと思う」と振り返る。そのうえで、ぷく子さんは「私にとってはこの程度はなんとも思いませんでした」とあっさり。

理由は、前職が接客業で、そこでは女上司から“パワハラの嵐”を受けていたからだという。「このお局様程度はかわいいもんでした。前職で免疫がついていたのでしょうね」と語っており、比較対象が強すぎて感覚がバグっているのもまたシュールである。

本当に怖かったのは、お局様がいなくなったその後

このエピソードがじわじわ効いてくるのは、むしろその後だ。お局様が定年退職したことで、職場の人間関係は一気に変化。そこで取り残された“元・取り巻き”のオバサマが見せた態度に、ぷく子さんは「お局様よりも怖い」と感じたという。

権力の中心にいた人がいなくなった途端、周囲の立ち位置や振る舞いが変わる。会社あるあるといえばそうなのだが、その“生き残り方”には独特の迫力がある。ぷく子さんも「こういう人がうまく生き延びるのかなぁとは思いましたが、仲良くなるのはご遠慮させていただきました(笑)」とコメント。あっさりしているのに、距離感だけは全力で正しい。

“お局様”という言葉の由来まで妙に納得

ちなみに「お局様」という言葉の由来は、江戸時代の「春日局」にあることで知られている。本来は権力者のそばで実権を持つ女性に対する敬意や尊称として使われていた言葉だが、現代ではいつしか、社内で強い発言力を持つ古株女性を揶揄するニュアンスへと変化していった。

そう考えると、役職もないのに妙に強い人、その後ろで「そうよ、そうよ!!」と加勢する人、そして権力の移り変わりに合わせて立ち回る人……という構図は、妙に完成されすぎていて笑ってしまう。ぷく子さんのブログ「ぷく子OLとイッヌの日常」には、そんな“笑えるのに妙にリアル”なオフィスあるあるがまだまだ詰まっている。

取材協力:ぷく子(@pukukoOL)

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

元記事で読む
の記事をもっとみる