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「NHKどうした!?」「間違いなく最高峰」“別格の完成度”に視聴者衝撃…「全国民みて」ドラマ史に刻まれる『至高作』

  • 2026.4.12

圧倒的なスケールで描かれるファンタジーから、思わず笑ってしまう個性派コメディ、そして時代を超えて愛される不朽の人間ドラマまで。NHKのドラマでは、ジャンルの枠に捉われない自由な発想と確かなクオリティで、観る人を驚かせる名作がこれまでも数多く誕生してきました。今回は、そんな“NHKの名作ドラマ”5選をセレクトしました。

本記事では第1弾として、ドラマ『超人間要塞ヒロシ戦記』(NHK総合)をご紹介します。一人の青年の中に6000万人の国家が存在するという、一見すると荒唐無稽な設定に隠された重厚な人間ドラマとは―。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“NHKの名作ドラマ”『超人間要塞ヒロシ戦記』

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ボートレース丸亀 山之内すず (C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『超人間要塞ヒロシ戦記』(NHK総合)
  • 放送期間:2023年2月13日~3月16日

あらすじ

餃子店でアルバイトをして生計を立てる田中ヒロシ(豆原一成)は、無駄な浪費を避け、周囲とつかず離れずの距離を保ちながら平穏に帰宅することを日課とする青年です。しかし、彼の内部には6000万人のスカベリア人が暮らしており、ヒロシの平穏を守ることは彼らにとって絶対的な至上命題でした。ある日、本を探しに訪れた図書館で大学生の雅しずか(山之内すず)と偶然出会い、そこでのアクシデントを境にヒロシに前代未聞の危機が訪れます。

内部の世界では、前任者の失職によりアケミ・バルドー(高山一実)が突如として新しい艦長に就任しました。アケミは次々と襲いかかる難局を乗り越えながら、新しい未来を模索します。大統領や大臣といった内部の人々とのあつれきに加え、外の世界ではしずかが接近してくるなど、人間関係は複雑に絡み合っていくのでした―。

「独特の世界観にどハマり」人々を魅了するシュールな世界観

ドラマ『超人間要塞ヒロシ戦記』は、一人の青年の平穏な日常を守ることが、そのまま6000万人の国家存亡を懸けた軍事作戦に直結するという、あまりに壮大でシュールな設定が見どころ。主人公・田中ヒロシの体の中に住む、6000万人のスカベリア人に着目するという独特な世界観で展開されるストーリーとなっています。

図書館で本を手に取る、餃子を焼き上げるといった、私たちにとっては何気ない動作の一つひとつが、内部に住むスカベリア人にとっては艦橋が揺れるほどの緊急事態となる。そんな外の世界の静寂と内部の狂騒のギャップを、NHKならではの圧倒的なセットと特撮技術で描き切ったことが、多くの視聴者を魅了しました。この唯一無二のクオリティに対し、SNS上では「NHKどうした!?」「間違いなく最高峰」「独特の世界観にどハマりした」「初回から最高」「ストーリーや世界観が好きすぎた」「こんなドラマいまだに他に観たことない」「全国民みて」といった声が溢れています。

そんな本作で、特に議論を呼んだのが、最終回にヒロシが人間要塞であることをカミングアウトした際、大学生・雅しずかが返したこの一言です。

ふーん、やっぱり人違いじゃなかった。それについては、おいおい話そ出典:NHK総合『超人間要塞ヒロシ戦記』第20話より(2023年3月16日放送)

この意味深なセリフに加え、ラストに映し出された赤ちゃんの光る目という衝撃の幕引きに対し、SNS上では「意味深なセリフが永遠に気になってる」「すごく気になる会話だった…」「これはシーズン2に期待」といった、謎を残した終わり方にさらなる考察と続編を望む声が上がりました。答えのない問いが視聴者の想像力を激しく揺さぶり続けるラストは、ドラマ『超人間要塞ヒロシ戦記』という作品が単なるコメディの枠に収まらない、壮大なスケールの物語であることを物語っています。

「目が離せなかった」豆原一成の圧巻の表現力

一人の青年の中に6000万人の国家が存在するという、一見すると荒唐無稽な設定をNHKが圧倒的な映像美と緻密なセットで描き切ったドラマ『超人間要塞ヒロシ戦記』。本作で、内部の人間に操縦されている“人間要塞”の主人公・田中ヒロシを演じたのが、ボーイズグループ・JO1の豆原一成さんです。豆原さんが本作で挑んだのは、感情を排したロボットのような挙動と、時折漏れ出る人間らしさの絶妙なバランスを求められる極めて難易度の高い役柄。そんな主人公を演じるにあたって、映像コンテンツの総合情報サイト「TVガイドWeb」でのインタビューにて、次のような本音を明かしています。

一つ一つの動きが繊細なので、今まで演じた役の中でも一番難しいです。撮影に入る前、監督さんとプロデューサーさんに『口元でヒロシを表現してほしい』と言われたのですが、最初は全然分からなくて戸惑いました出典:『豆原一成「超人間要塞ヒロシ戦記」で「僕の目からちょっとしたキュンポイントが伝われば」──俳優業への思いも明かす』TVガイドWeb 2023年2月11日

抑制された表情のなかで、わずかな口元の動きだけで要塞の稼働状況を伝えるという極限の縛りを見事にクリアした豆原さんの演技は、観る者に強烈なインパクトを与えました。SNSでは「ロボット演技に目が離せなかった」「演技に驚きの連続」「自然な演技で素晴らしかった」「演技が秀逸」といった絶賛の声が寄せられており、豆原さんの演技はSFコメディというジャンルに圧倒的な説得力とリアリティを与えました。

ドラマ『超人間要塞ヒロシ戦記』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“一人の青年を巡る6000万人の国家存亡を懸けた戦い”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です