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婚活男の“気の利いた会話ができるオレ”アピールが不快! ドン引き発言に傷つくアラフィフ女性

  • 2026.3.23
「婚活市場でニーズがない」と感じていた48歳の女性だが、同世代のパートナーを求める男性と知り合い、会うことに。だがその男性、女性に会うなりとんでもない発言をする。男性の「軽い会話」に女性は怒り、深く傷つくことになる。※サムネイル画像:PIXTA
「婚活市場でニーズがない」と感じていた48歳の女性だが、同世代のパートナーを求める男性と知り合い、会うことに。だがその男性、女性に会うなりとんでもない発言をする。男性の「軽い会話」に女性は怒り、深く傷つくことになる。※サムネイル画像:PIXTA

本来、結婚するのに適した年代などない。今の時代、したくなったときが適齢期。とはいえ、「婚活市場」においては男女とも、年齢がネックになることもある。そして自分の年齢を棚に上げて、「女性は若くないとダメ」「女性はおとなしいタイプがいい」などと言う男性がいるのも確かなようだ。

ともに歩める存在がほしかった

弟妹のために必死に働き、母親の介護も引き受けたために結婚しそこなっていたユキさん(48歳)。40代半ばで親を見送り、肩の荷が下りたと同時に、強い寂しさを覚えるようになった。

「大変だったけど、母の介護をしていたときは自分が必要とされている実感がありました。弟妹も独立して遠方にいるし、完全に一人になってみると、私の人生、何だったんだろうと思うようになったんです。これからは誰かと一緒にゆっくり歩んでいきたいと考え、結婚相談所やマッチングアプリに登録しました」

結婚という形がほしかったわけではなく、ともに歩める誰かの存在がほしかったとユキさんは言う。

「この年代になると、婚活市場でもニーズがない。子どもが望めないし、男性はやはり若い女性を求めるものなんだと現実として突きつけられました」

だが、その中に「バツイチだけど、同世代と手を携えて人生を送っていきたい」という50代前半の男性がいた。映画と読書が好きと趣味も合った。メッセージのやりとりをしてみると好感触だった。そんな彼と会ったときのことだ。

いきなり上から目線

「その方、私と会うなり『お、けっこう顔に年輪が出てますね』と言ったんですよ。彼としては気が利いたことを言ったつもりかもしれないけど、つまりはシワが目立つということでしょう? 女性にいきなりそういうことを言うのは失礼だなと不快に感じました」

“軽い会話が得意なオレ”とばかりに、彼はそうやってジャブを出してくる。もしかしたら女性の緊張をほぐそうとしたのかもしれないが、のっけから容姿に関係するネガティブな内容を言われて喜ぶ女性は少ないだろう。

「カフェで会い、少し話しているうちに『食事に行きませんか?』と誘われました。でも直後に彼は、『あなたに断る権利はないと思うけど』って。これも意味不明だったけど不愉快でした。私には選択肢がない、自分の言うことを聞けと言われているようで。終始、にこにこしながら言うんですが、内容は上から目線。私はそれを我慢しなければいけないのかと思ったら急に腹が立ってきて、彼がトイレに立ったすきに自分の分のカフェ代を置いて逃げました」

バカにされたと思った。のちに相談所から、「彼は冗談を言っただけ。むしろあなたにとても好感をもっていた」と聞いたが、彼女の怒りと悲しさは消えなかった。

同い年の男性とドライブデートへ

40代後半となると、どこか遠慮気味に謙虚にしていないといけないのだろうかとユキさんは感じた。自分が自分であるために、楽しい日々を送りたいだけなのに、そのためにパートナーを求めるのは難しいのだろうかと心が折れそうになったころ、マッチングアプリで知り合った同い年の男性がいた。

「弟妹の学費を出していたこと、親の介護をしていたことなどを伝えたら、『あなたは優しい人ですね』とメッセージが返ってきた。一人で生きるより二人で生きたい。後半生を充実させたいというと、『僕もそう思っています』って。それで会いましょうということになったんです」

その彼は、メッセージ通りの穏やかな人だった。落ち着いた会話ができ、ユキさんに気を遣ってくれていることも分かった。何度かデートを重ね、次はドライブに行こうということになった。

「ドライブに連れて行ってくれたから、食事は私が支払いました。それについても彼は『女性におごってもらっていいのかなと思う』と言いつつ、私がお礼をしたいからという言葉に納得してくれた」

気持ちが固まったところで

この人とならもうしばらく付き合いたいとユキさんの気持ちが固まった。ところが、いざ帰ろうとなったときのことだ。

「彼の家と私の自宅、南と北で反対方向なんです。だから適当なところで降ろしてくれれば私は電車で帰るからと言いました。よけいな負担をかけたくなかったから。すると彼は『いや、ちゃんと自宅まで送りますよ』と。いい人だなと思ったところで、『でも今からこんなふうに甘やかしたら、女性ってつけあがりますよね』と笑ったんです。ん? と思いました。女性一般でくくられたことへの不快感と、甘やかすという言い方にかすかな不遜感があった。自宅近くまで来て、ここでいいですと言うと、『なんだかコーヒーが飲みたくなった』って。自宅に上がりたかったんでしょうね。ムッとしたので、『自動販売機で買ってきましょうか』と言ってしまいました」

彼からは翌日、メッセージが来たがユキさんは返す気になれなかった。自分が偏狭なのか、細かいことを気にし過ぎなのかと考えたが、やりとりを考えると、やはり不快感が拭えなかった。

「自分の気持ちにうそをついてこのまま付き合い続けても、きっといいことはない。そう判断しました」

それからは一人の生活を楽しもうと覚悟を決めた。だが、今も結婚を諦めたわけではない。いつか対等に接することができる人が現れるはず。ユキさんはその可能性を信じているという。

文:亀山 早苗(フリーライター)

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