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「見えてたら拾うよね?」ママだけがずっと拾い続ける“床に落ちたもの”の謎。そのまま放置してみると…【書評】

  • 2026.3.12

【漫画】本編を読む

2児の母であり、心理カウンセラーでもある白目みさえさんのコミックエッセイ『子育てしたら白目になりました』。育児にまつわるエピソードが数多く描かれる同作だが、子育て中の家庭で起こりがちな“ある謎”に焦点が当てられている。

ある日、買い物から帰ってきたみさえさんは、廊下に落ちているレシートやヘアゴムを見つける。さらにリビングの床にはバルーンや鉛筆、靴下、そして正体不明の何かまで散乱しており、彼女は見つけては拾い、また見つけては拾うことを繰り返していく。

拾い続けているうちに、みさえさんの脳裏には「なんか… 私常にもの拾ってるな」「ってゆーか床にもの落ちすぎじゃない?」という疑問が浮かぶ。「えー待って こんなに落ちてるのに見えてへんの?」「見えてたら拾うよね? んじゃやっぱり見えてないのか?」などと考えた結果、あえて床のゴミを放置し、家族の様子を観察してみることにした。

やがて夫や子どもたちがやって来るのだが、あろうことか3人は床のゴミにちらりと視線を向けながらそのまま通り過ぎていく。つまりゴミが落ちていることには気づいたのにもかかわらず、誰ひとりとして拾おうとしなかったのだ。

「誰かが拾うだろう」とスルーできるのは、“拾ってくれる誰か”がいるからこそ。エピソード自体は最後までユーモラスに描かれているが、自分自身はどう振る舞ってきたのか、ふと省みたくなるエピソードだった。

文=ハララ書房

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