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「定時までに完璧に仕上げておいて」配属初日に無茶振りするブラックな課長。後日、課長が懲戒解雇となった自業自得の理由とは

  • 2026.3.4

春の希望を打ち砕く「放置」という名の洗礼

憧れだったアパレル商社のオフィス。

ピカピカのパンプスを鳴らし、希望に胸を膨らませて出社した社会人1年目の春。

しかし、私の期待は配属初日に粉々に砕け散りました。

「これ、今日の定時までに完璧に仕上げておいて。新人の挨拶回りなんて後でいいから」

デスクに叩きつけられたのは、集計資料の束。

私の教育係兼上司となった女性課長は、冷ややかな視線を向けてきました。

「あの、申し訳ありません。このシステムの操作方法、まだ伺っていないのですが……」

「はあ……?」

彼女はわざとらしく、執務室全体に響き渡るような深い溜息を吐きました。

「そんなの、自分で考えればわかることでしょ?いちいち手を止めさせないで。最近の若い子は、手取り足取り教えてもらうのが当然だと思っているのかしら。甘えないでちょうだい」

研修は一切なし。マニュアルすら渡されないまま、私は日々、終わりの見えない業務の濁流に放り込まれました。

ミスをすれば「やる気がない」「給料泥棒」と罵倒され、周囲の先輩たちは彼女の逆鱗に触れるのを恐れ、腫れ物に触るような目で私を遠巻きに見るばかり。私の心は、入社わずか数ヶ月でボロボロになっていました。

静寂を切り裂く、突然の「宣告」

そんな地獄の日々に、突如として終止符が打たれる日がやってきました。

ある日の午後、オフィスが妙に静まり返っていることに気づき、顔を上げました。

「失礼する。○○課長、至急会議室へ来なさい」

現れたのは、普段現場には姿を見せない本社の役員たち。

その険しい表情に、周囲に緊張が走ります。

課長は「何かしら」と不敵な笑みを浮かべて席を立ちましたが、その足取りにはどこか焦燥が滲んでいました。

数時間後、会議室から出てきた課長の顔は、まるで幽霊のように真っ青でした。

「……今すぐ私物をまとめて、このビルから立ち去りなさい」

役員の冷徹な通告がフロアに響きます。課長は震える声で、必死に食い下がりました。

「ま、待ってください!私がいなくなったら、この部署の数字はどうなるんですか! 私が必死に回してきたんですよ!」

「黙りなさい。君が部下に無茶な労働を強いて、その成果を自分の手柄として横取りしていた証拠は揃っている。それだけじゃない……経費を私的に流用していた裏付けも取れた。君に反論の余地はない」

剥がれ落ちた仮面

不正がすべて露見した瞬間、彼女の虚勢は無残に崩れ去りました。

去り際、彼女は鬼のような形相で私を指さし、金切声を上げました。

「あんたね……! 新人のくせに、余計なことをしてくれたわね!」

逆恨みも甚だしいその叫びに、私が身をすくませた瞬間。横にいた役員が、氷のような声でピシャリと言い放ちました。

「いい加減にしたまえ。彼女は君の身勝手な振る舞いのせいで、本来負う必要のない泥を被らされ続けていた被害者だ。これ以上、我が社の社員を侮辱することは許さん」

その言葉を聞いた瞬間、心の中でピンと張り詰めていた糸が、ぷつりと切れたのがわかりました。視界が急に開け、呼吸が楽になるような感覚。

後日、その上司は懲戒解雇となりました。

現在は新しい上司のもと、仕事のいろはを基礎から丁寧に教わっています。

「わからない」と言える、そしてそれを「一緒に解決しよう」と言ってもらえる当たり前の環境が、これほどまでに有り難いものだとは思いませんでした。

あの時、役員の背中越しに見た彼女の惨めな後ろ姿を思い出すたび、今でも静かな充足感に包まれます。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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