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岩井千怜、3連覇達成へ “74.3%”の大会で“2度の惜敗”の悔しさを晴らせるか【ダイキンオーキッドレディス】

  • 2026.3.3
岩井千怜(C)Getty Images
SPREAD : 岩井千怜(C)Getty Images

日本女子ゴルフツアーの今季開幕戦となる「ダイキンオーキッドレディス」は5日、沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部で開催される。
注目は2024年、25年大会連覇の岩井千怜。日本よりも早く開幕し、3試合に出場した主戦場の米ツアーでは好調な滑り出しを見せ、3連覇の期待を大いに感じさせている。

■昨季国内最終戦とホンダLPGAタイランドで2位

2月19日から開催された、ホンダLPGAタイランドでは、世界ランク1位のジーノ・ティティクルと激闘の末、1打差の2位。昨年大会では、姉の岩井明愛が1打差の2位でフィニッシュしており、2年連続で岩井ツインズが、ホンダ所属のホステスプロとして大会を盛り上げたが、2年続けて惜敗、とも言える形となった。
千怜の惜敗で思い出されるのが、昨季の日本ツアー最終戦、ツアーチャンピオンシップ リコーカップ。鈴木愛とのプレーオフの末、惜しくも2位。このリコーカップを含め、昨季終盤戦を含めた最近5試合が、13位タイ、2位、27位タイ、2位、21位と安定感が高く、調子が良い時に1勝をあげておきたいところだろう。
2度の惜敗の悔しさを3連覇という偉業で晴らせれば最高である。

■大会のパーオン率2年連続2位

今季の米ツアーのスタッツを見ると、ショットの安定感と、ショットが乱れた時のリカバリー力が高いことがうかがえる。
SG(ストロークゲインド):アプローチが27位で、SG:アラウンドザグリーンは1位、SG:ティートゥグリーンは5位だ。
大会のスタッツを見ると、ダイキンオーキッドでは2024年、25年大会ともにパーオン率は2位となっている。2024年は72ホール中55回、25年は52回パーオンした。計144ホール中107回、約74.3%というパーオン率は水準が高く、ここでもコースとの好相性ぶりを感じさせている。
2025年シーズンは、日本ツアーでは圧倒的とも言える安定感を見せた。7試合に出場して優勝1回、2位2回、あとは3位タイ、4位タイ、10位タイ、22位タイ。
規定ラウンド数不足ながら、平均バーディー数が1位相当、パーセーブ率が2位相当、リカバリー率が4位相当、パーオンホールの平均パット数が1位相当、1ラウンド当たりの平均パット数が3位相当となっており、平均ストロークが1位相当だ。
最近の安定感とコースとの相性だけでなく、昨季の日本ツアーでの実績をふまえると、千怜は優勝候補の筆頭と言えるかもしれない。

岩井千怜[2025年日本ツアースタッツ]

■「Chizzy Iwai(チジー・イワイ)」元年

JLPGA公式 選手名鑑の、今年の目標の欄には「メジャー優勝」「紅白歌合戦のゲスト審査員に呼ばれる」とある。海外メジャーで優勝すれば、紅白の方の可能性も出てくるかもしれない。
目標達成のためにも、まずは好相性の大会で1勝して、今季のこれからの戦いにはずみをつけたいところだ。
千怜はプロデビュー当時、ショットメーカーである明愛という存在の影響もあり“ステディ”と評されるプレースタイルだった。しかし、ドライビングディスタンスを2020-21年シーズンから約17ヤード伸ばし、25年は8位相当。ティーショットからパットまで、すべての水準が高いオールラウンドプレーヤーに進化した。今季もその進化は続きそうである。
今季から、米ツアーでの登録名を「Chizzy Iwai(チジー・イワイ)」に変えた。チーム内で「Chizzy」と呼ばれていることによるもののようだ。
インスタグラムには「日本でも会ったらぜひ、Chizzyと呼んでください!」と投稿。沖縄ではゴルフファンにどのように呼ばれるのだろうか。

著者プロフィール

野洲明●ゴルフ活動家

各種スポーツメディアに寄稿、ゴルフ情報サイトも運営する。より深くプロゴルフを楽しむためのデータを活用した記事、多くのゴルファーを見てきた経験や科学的根拠をもとにした論理的なハウツー系記事などを中心に執筆。ゴルフリテラシーを高める情報を発信している。ラジオドラマ脚本執筆歴もあり。

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