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幼なじみ「年収2000万の彼と結婚よ♡」私「私の旦那と浮気してるのに?」彼女に制裁を下した結果、私に泣きつくことに

  • 2026.2.27

幼なじみから「今週末女子会するから来て~! 大事な報告があるの!」と弾んだ声で連絡が。私も明るく「楽しみにしてるね」と返しました。でもそれからというもの、胸の奥で小さなざわめきがずっと消えなかったのです……。

私の夫は地元有名企業に勤める役職もち。いわゆるエリートな彼とは結婚当初はラブラブでした。けれどここ半年ほど、夫はどこかよそよそしい雰囲気。夫婦の会話は少しずつ戻り始めたものの、私は疑いの目を向けるのをやめられませんでした。

そのきっかけは、去年の春ごろ、洗濯物の中に見覚えのないブランドもののハンカチが出てきたこと。夫を問い詰めても「取引先にもらったんだ」と言うだけだったのですが、私はたしかに違和感をおぼえたのです。そしてここ半年、夫が決定的によそよそしくなったことで、その違和感は疑いに変わっていったのです。

違和感の正体

幼なじみを含む同級生での女子会は、駅近くのおしゃれなカフェで開かれました。久しぶりに会う友人たちの顔を見るだけで、胸があたたかくなります。

さらに、幼なじみが満面の笑みで「入籍しました!」と報告。場は拍手と歓声に包まれました。相手は年収2,000万クラスの超エリートで、新居はタワマン。「彼が結婚を急ぐものだから~」と言う幼なじみに、場はよりいっそう沸きました。

私も心から祝福していたものの、ところどころに妙な引っかかりをおぼえていました。

「なんか最近、周りの男性からプレゼントもらうことが多くて。このハンカチももらいものなの」と言った幼なじみは、ちらっと私を見たのです。その意味ありげな視線を感じて、私は彼女の手元のハンカチに目を落としました。

気のせいと言えば、気のせいかもしれない。しかし、女子会の前日、別の友人から聞いた話のこともあって、私はその引っかかりを見過ごせなくなっていたのです。

「あの子、ずっと既婚者の彼氏がいたっぽいよ? ここらへんでは有名な企業の役職もちで、高級レストランでよくデートしてたみたい」「ブランドもののおそろいのハンカチが宝物なんだってさ」

彼女のハンカチは、うちの洗濯物から出てきたものとよく似ていました。そして、友人が教えてくれた“既婚者の彼氏”は、うちの夫によく当てはまっていたのです。

「どうかした?」と言って私のほうを向き、にっこり笑う彼女の目は、たしかにこちらの反応をうかがっていました。私はあわてて笑顔を作りましたが、うまく笑えていたかどうかはわかりません。

確信に変わった疑い

女子会が終わって3日後――。

「この間は来てくれてありがとう~! 本当に楽しかった!」と幼なじみから連絡が来ました。そのまま他愛ない近況話が始まったものの、彼女は唐突にこんなことを書いてきたのです。

「あんたのとこ旦那さんって、昇進はしてるみたいだけど……うちの旦那と比べちゃうと、まだまだっていうか……」

さらりと夫を比較する彼女に、私は一瞬言葉を失いました。けれど、幼なじみはそのまま続けます。

「ほら、前に私に、旦那さんが浮気してるかもしれないって相談してくれたことあったじゃない? あれってあんたにも原因があるかもしれないよ? 家が居心地よくないと、夫は外で居場所を探すんだって」

返す言葉を探している間に、彼女はさらにメッセージを送ってきました。

「ちゃんと落ち着いていられるところを作ってあげないと、仕事にも響いちゃうじゃない? 私みたいにちゃんと見た目に気を遣って、いつでもきれいでいるようにしてれば、旦那さんとの関係も修復できるんじゃないかな? まぁ、努力は必要だよね」

画面の向こうで彼女がにっこり笑っている様子が、透けて見えるようでした。保育園からの幼なじみとして、ずっと対等だと思っていたのに……いつの間にか、彼女は私を見下すようになっていたのです。

「旦那さんにただ尽くせばいいってもんじゃないのよ。男って、いつまでも追いかけていたい女と、“手に入ったらもういいや”って思う女を分けて考えるんだよ。 今後のために、ちゃんと考えてみたほうがいいと思う」

もはやアドバイスではありませんでした。彼女は親切な幼なじみを演じながら、私にマウントを取っていたのです。

「まぁ、私には関係ないんだけどね! 私はずっとダーリンに愛されて、幸せな結婚生活を送るの! 夢のタワマンで専業主婦生活よ~!」

彼女が私に何を言わせたいのかは、薄々感づいていました。「あなたのほうが上」「負けました」と言わせることで、勝利を確信したかったのだと。

画面を見つめたまま、私はしばらく動けませんでした。怒りではなく、奇妙な静けさが全身に広がっていきました。それを自覚したとき、指が自然に動いたのです。

「私の旦那と浮気してるのに?」

「え?」

数秒の沈黙の後、届いたのはたった一言。それから彼女からの返信はぴたりと止まりました。私も追ってメッセージを送ることはしませんでした。

逆転の瞬間

私がここまで冷静でいられた理由。それは、すでに夫を問い詰めており、浮気を白状させたからでした。

夫は最初、曖昧に否定し続けました。しかし、私がハンカチのことを持ち出した瞬間、観念したように口を開いたのです。

「ただの遊びだった、本気じゃなかったんだ」

その言葉を聞いた瞬間、結婚生活にピリオドが打たれたような感覚をおぼえました。怒りでもなく、あきれでもなく、ただただ静かな終わりの音でした。

その後、私は証拠集めに奔走しました。弁護士から「夫が浮気を認めたことや相手とのやり取りの証拠が軸になります」と言われたからです。幼なじみが既婚者と付き合っていたと教えてくれた友人をはじめ、女子会に参加していたメンバーにも証言をお願いしました。私が参加していない女子会で、幼なじみが不倫の惚気をしていたと言っていたからです。

証拠集めに感情は不要。私は感情を遠くにしまい込み、ただ淡々と手を動かし続けました。そして、証拠が十分集まったと弁護士が言ってくれた翌日……私は、幼なじみをとあるカフェに呼び出したのです。

幼なじみは例のメッセージから警戒していたようですが、「2人きりで話したい」と言うと応じてくれました。決定的な証拠まではないと踏んで、探りを入れるつもりで来たのだと思います。

彼女が席に着くなり、私はボイスレコーダーを起動し、テーブルの上に証拠の要点をまとめたものを静かに置きました。夫が認めた内容の記録、メッセージのやり取り、通話履歴、高級レストランやブランド店のレシート。彼女の顔からは、みるみる血の気が引いていきました。

「な、なんで……そんなものが……」

動揺する彼女に、私は「夫がすべて話してくれたから」と静かに告げました。彼女はしばらく黙ったあと、開き直るように言いました。

「でも、もう終わったことじゃない! 私は結婚したし、あんたの旦那さんとはもう会わない。これでいいでしょ? これ以上、どうするつもりなの?」

私は返事をせず、テーブルの上の紙を一枚ずつずらしました。通話履歴、メッセージのやり取り、高級レストランのレシート。どれも、日付は最近のものばかりです。

「……“終わった”って言えば、なかったことになると思ってる?」

彼女の喉が、ひくりと動きました。

「ち、違う……。もう、ほんとに、これからは……」

「これからは、じゃない。もう十分」

私は静かに息を吐いて、続けました。

「……これからは、弁護士を通じて連絡する。必要な範囲で、関係者にも事実確認を行うと思うから……あなたの旦那さんにも、もしかしたら」と言うと、彼女の表情が一気に変わりました。

「ちょ、ちょっと待ってよ! お願い、それだけは本当にやめて! 私、結婚したばかりなのよ!?」

彼女の声は上擦り、明らかに手が震え始めました。

「ねぇ、お願い。昔からの幼なじみじゃない、お願いだから」

泣きながら縋る彼女を見ても、私の中には何も動きませんでした。

「不倫していたわけだし、あなたの旦那さんも知る権利はあるじゃない?」
「あなたが“終わった”って言うなら、それをあなたの旦那さんの前でも言えばいいだけでしょ。本当ならね」

そう言うと、彼女は泣きながら「お願い、やめて!」と言ってきました。しかし、私にはもう止まる理由がなかったのです。テーブルの上の証拠をしまい、泣き喚く彼女を置いて、私は静かにカフェを後にしました。

その後――。

これは、共通の友人たちから断片的に聞いた話をつなぎ合わせたものです。弁護士からの連絡を受けた幼なじみの旦那さんは、すぐに別居。そして離婚協議へと進んだそう。新婚からわずか1カ月のことだったと聞きました。

幼なじみからは「あんたのせいで全部失っちゃったじゃない!」とメッセージが届いていました。続けて「やっと結婚できたのに! あんたの旦那とはもう終わってたのに、なんで今さらこんなことするの!」「仕事も辞めたのにどうすればいいの」「友だちもみんないなくなっちゃった」「親にも泣かれた」「慰謝料なんて払えるわけない」――と、矢継ぎ早にメッセージが。私はしばらく画面を見つめたあと、「今後の連絡は弁護士を通して」と、一行だけ返しました。

夫とは、代理人を通じて条件を詰め、合意書を交わして終わりにしました。離婚を切り出したあと、「やり直せないか」というメッセージが届きましたが、無視。家庭も体裁も失う段階になって、ようやくただの「遊び」じゃ済まされないということに気づいたのでしょう。

今でも時々、夫が浮気のことを口にした夜や、幼なじみに裏切られていたのを確信した日のことを思い出します。泣くことすらできず、ただ窓の外を見ていたあの時間。胃のあたりがずぅんと重く、空がのしかかってくるような重圧感を感じていました。

たしかに私は、夫も幼なじみも失いました。でも、うその上に成り立っていた日常を手放したとき、初めて自分の足で立っている感覚を取り戻せた気がします。あのハンカチ一枚から始まった歪みを、私はちゃんと自分の手で終わらせたのです。終わりをちゃんと自分で選んだことが、今は、誇らしくさえあります。

【取材時期:2025年12月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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