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【排泄介護】されるのを見据えて、《アンダーヘア脱毛》 しておくべき!?2700人アンケートで見えた “理想と現実” ジレンマ

  • 2026.2.25

介護の「効率化」? それとも本人の「尊厳」?

介護される側はアンダーヘア脱毛しておくべき? ※画像はイメージです
介護される側はアンダーヘア脱毛しておくべき? ※画像はイメージです

親の介護や将来の自分の介護を考えたとき、「介護脱毛」という選択肢があることをご存じでしょうか。清拭や排泄介助の際に介護者の負担を少しでも減らすため、事前にアンダーヘア(VIO)を脱毛しておく介護脱毛が、昨今注目を集めています。小学館が運営するサイト「介護ポストセブン」の介護マーケティング研究所が、このたび意識調査を実施、その結果を公表しました。

介護マーケティング研究所 by 介護ポストセブンが「介護のなかま」2,784人を対象に行った意識調査から、その実態と複雑な本音が浮き彫りになりました。

調査は2025年9~10月に、同サイト会員組織「介護のなかま」の登録者を対象にウェブ上で実施したもの。計2784人から有効回答を得ています。

その結果によると、「介護する相手がアンダーヘアの脱毛をしていた方がいいですか?」という質問に対し、「はい」と回答した人が46%で最多だった一方、「どちらでもよい」が42%、「いいえ」が12%という結果になりました。さらに、「自分自身が介護される側になることを想定した場合、介護脱毛をしたいと思いますか?」という質問でも、ほぼ同じ結果となりました。自分と他者で必要性の認識に大きな差がないことを示しています。

介護脱毛をした方が良いと考える理由として、「拭き取りがスムーズ」(91%)が最も多く、「肌を清潔に保ちやすい」(76%)、「炎症・感染症などのトラブル予防」(60%)、「ニオイ軽減」(52%)と続きました。一方で、「どちらでもよい」「いいえ」と答えた人は、「本人の意思を尊重」(57%)や「毛の有無は排泄介助と関係ない」といった理由を挙げています。

特に注目すべきは、排泄介助経験の有無によって男女で異なる傾向が見られたことです。

男性の場合、排泄介助の経験がある人の方が、介護脱毛により肯定的な見方をする傾向にあります。被介護者の脱毛希望について、経験ありの男性では48%が「はい」と回答したのに対し、経験なしでは45%でした。

一方、女性の場合は正反対の結果に。排泄介助の経験がある女性の方が、介護脱毛により否定的・慎重な見方をする傾向が見られ、被介護者の脱毛希望について経験ありでは41%、経験なしでは50%という結果になっています。

この違いについて調査では、「排泄介助を実際に経験することで、男性は『効率化』という現実的な課題解決に目が向くのに対し、女性は介助を通じて相手の立場に感情移入し、『尊厳』や『羞恥心』といった、より内面的な問題に意識が深まる傾向がある」と分析しています。

自由記述では、多くの人が複雑な心境を抱えていることが明らかになりました。

肯定的な意見では、「脱毛済みなことで、匂いや皮膚炎の予防になり、介助もしやすくなるのでお互いにとって必要なケア」(37歳女性)や「毛に付いた汚れは完璧には取れない、介護人の負担増、自身の肌を清潔に保てる……などを考えると、脱毛した方がいい」(74歳男性)といった、実用性を重視する声が寄せられました。

一方で、「ご本人が了承されるのであれば脱毛すれば良いし、恥ずかしいと感じる人もいると思うので、ご本人の意思を尊重すべき」(43歳女性)や、「脱毛している方が介護はしやすいと分かるが、いざ自分が脱毛となると迷ってしまう」(66歳女性)といった、本人の意思を尊重したいという声も多く見られました。

## 個人の価値観に基づく慎重な検討が重要

今回の調査結果からは、介護脱毛が単なる美容や衛生の問題ではなく、実用性と個人の尊厳という二つの価値観の間で揺れ動く複雑なテーマであることがうかがえます。

調査を実施した介護マーケティング研究所では、「介護脱毛は『正解があるケア』でも、美容や必須要件でもありません。将来の介護を考える上での一つの選択肢として、ご自身の価値観や状況に基づいて慎重に検討することが重要です」とまとめています。

(LASISA編集部)

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