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「レジが壊れてるぞ」セルフレジで怒鳴る客→レジのカード差し込み口を見て、思わず苦笑い【短編小説】

  • 2026.2.25

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

勘違いしたお客様

スーパーでパートとして働き始めて、はや3年。

最近導入されたばかりのセルフレジコーナーが、私の今の主な持ち場です。

機械操作に不慣れなお客様も多く、案内役としての毎日は大忙し。

ある日の夕方。店内が買い物客でごった返していた、まさにその時。

「おい!このレジ、壊れてるぞ!」

セルフレジの方から、突然響き渡る大きな怒鳴り声。

驚いて駆け寄ると、そこにはスーツ姿の年配男性。眉間にシワを寄せ、かなり苛立っているご様子です。

「申し訳ございません。どうされましたか?」

「クレジットカードで払おうとしてるのに、全然読み込まないじゃないか!」

機械を強く指差し、さらに声を荒げる男性。

画面を確認すると、『カードを正しく挿入してください』というエラー表示。原因を探るため、私は男性の手元にそっと視線を落としました。

その瞬間、思わず「あっ」と吹き出しそうになるのを必死にこらえた私。

なんと男性が一生懸命に差し込もうとしていたのは、クレジットカードの前後も裏表も、完全な逆向き。

これではいくら頑張っても、機械が読み取ってくれるはずがありません。

あんなに堂々と怒鳴られていたので、まさかそんな単純な間違いだとは。心の中では思わず苦笑いです。

とはいえ、お客様のプライドを傷つけるわけにはいきません。

優しく教えた結果

「お客様、恐れ入ります。こちらのカードですが、金色のマークがついている方を上にして、手前から挿し込んでいただけますでしょうか」

できるだけ柔らかい声で、さりげなくカードの正しい向きをご案内。

「えっ?」

男性はきょとんとして手元のカードを見つめ、言われた通りに向きを変えて再挑戦。

『お支払いが完了しました』

無事に流れる機械の音声と、出てきた一枚のレシート。

みるみるうちに顔が真っ赤に染まっていく男性。「あ、ああ……そうか」と小さく呟き、逃げるように商品を袋へ。そそくさと足早に店を去っていかれました。

怒鳴られた時は少し驚いたものの、誰にでも勘違いはあるもの。

次からはぜひ正しい向きで、スムーズにお買い物を楽しんでくださいね。

遠ざかる背中をこっそり見送りながら、ホッと胸をなでおろした夕暮れ時の出来事です。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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