1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「あなたの体が心配だから」と夫婦生活を拒否する妻。優しさの裏にある攻撃性【著者インタビュー】

「あなたの体が心配だから」と夫婦生活を拒否する妻。優しさの裏にある攻撃性【著者インタビュー】

  • 2026.2.21

【漫画】本編を読む

「自分の意見を主張せず、争いごとが嫌いでニコニコしている」そんな“いい人”のアヤ。優しく気遣いのできる彼女は職場の愛されキャラだ。しかし彼女は無言で相手の罪悪感を刺激する「被害者姫」だった――。あらゆる手段を使って自分を被害者側に見せ、周囲の同情を集めて相手を加害者に仕立て上げる。一番かわいそうな立場を死守しようとするアヤに待っている結末は……?

攻撃的な言葉を発さずに、相手を追い詰めていく“受動的攻撃”をテーマに描かれた『被害者姫 彼女は受動的攻撃をしている』(水谷緑/竹書房)。昨年放送されたドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」の原作者であり、本書の著者でもある水谷緑さんに、本書を描いたきっかけやアヤが取る受動的攻撃について話を伺った。

――あらゆるシーンで自分が被害者であるように振る舞う主人公・アヤ。夫に対して夫婦生活を拒否しますよね。

水谷緑さん(以下、水谷):これは私が受動的攻撃を勉強するために読んだ本に書いてありました。男女問わず受動的攻撃として夫婦生活を拒否することはあるんだそうです。拒否することで相手は自分を否定されているように感じるし、無力感を与えることができると。

――もうひとつ、夫に食事の準備が遅かったという理由で外食された時、たくさんの作り置きを作っておいて自分は体調不良になる。そうすることで夫に罪悪感を覚えさせる……というシーンも印象的でした。

水谷:そこは監修の石上友梨先生とお話しする中で生まれたシーンです。先生に受動的攻撃には自己犠牲というのが大事なポイントだと言われて。それで家族のためにひたすらご飯を作るという流れにしました。

とにかく自分が一番かわいそうな立場にいることが大事で、そのためならば苦労を厭わないというか。自分ひとりではこのシーンは思いつかなかったと思います。

取材・文=原智香

元記事で読む
の記事をもっとみる