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メジャーデビュー20周年・霜月はるかが見つめる“次のステップ”は?9枚目ワークスアルバムと初のプラネタリウム・ライブへの想い

  • 2026.2.19

2005年9月22日にアルバム『あしあとリズム』を発売、その日から数えて20年後になる2025年9月に、霜月はるかさんはメジャーデビュー20周年を迎えた。“20周年”という大きな節目を、ファンの人たちと一緒に、新たな歩みの足跡を残そうと始めたのが、「Haruka Shimotsuki 20th Anniversary」と題し、1年間かけて行うさまざまな活動だ。

これまでに、『Haruka Shimotsuki 20th Anniversary Premium Acoustic Live』と題したアコースティックライブを実施した。ほかにも、20周年の歩みを、ステージ衣装やライブ写真などの記録を通して楽しめた「メジャーデビュー20周年記念展 & コラボカフェ」を開催。一連の動きのなかでも、特に大きな注目を集めたのが、2019~2025年に歌唱担当したゲーム主題歌・挿入歌・音楽企画曲などを全部で23曲収録した2枚組のボーカルワークス第9弾アルバム『あしおとステップ』のリリースだった。

また、2026年2月14日には、多摩六都科学館で初の“プラネタリウム・ライブ”を開催。この日は、【第一幕 ホシガタリ -Original Songs-】【第二幕 ホシメグリ -Game Songs-】と、テーマに沿ったライブを行った。

あらためて20周年を迎えての思いを含め、ワークスアルバム『あしおとステップ』と、プラネタリウム・ライブについて霜月さんが語ってくれた。

霜月はるか。「そのときにしか歌えない歌を残し続けてきた」と20年の歩みを振り返る
霜月はるか。「そのときにしか歌えない歌を残し続けてきた」と20年の歩みを振り返る

「気づいたら20年」。経験の蓄積が武器になった、決して平坦ではない道のり

――ボーカルワークスアルバム『あしおとステップ』のジャケットが、とてもすてきですよね。めちゃめちゃお気に入りです。

【霜月はるか(以下、霜月)】すごくすてきな絵を(『マジカルミライ2025』のメインビジュアルでも話題の)漫画家であり、イラストレーターのTivさんに描き下ろしていただきました。あらかじめTivさんに「タイトル曲になる新曲の『あしおとステップ』は、今まで私が歩んできた音楽の道を鍵盤に例えて、今の自分の音楽は今だから生まれる奇跡だという想いを詰め込んだ楽曲にしています」とコンセプトをお伝えしたところ、この絵を描いてくださいました。

 ボーカルワークス第9弾アルバム『あしおとステップ』ジャケット。イラストレーター・Tivによる描き下ろし
ボーカルワークス第9弾アルバム『あしおとステップ』ジャケット。イラストレーター・Tivによる描き下ろし

――20年という歳月ですから、ここへいたるまでにもいろんなことがあったと思います。それでも、「気づいたら」という感覚もどこかありました?

【霜月】ありましたね。20年という年月を振り返れば、当然いろんなことはありました。登ったり下ったりと道はけっして平坦ではなく、本当にいろんな経験をしてきました。20年という歳月のなかには、出産などでお休みをしていた期間もありました。そういう時期も経てのメジャーデビュー20周年ですからね。

でも、「20年経ったんだなぁ」という実感は、正直あまりないです(笑)。20年も活動をしていると、感覚がだんだんバグッてくるというか(笑)、実際には生まれた子が成人を迎えるほどの年数が経っているわけですけど。私自身、年数を噛みしめながら歩んできたわけではないから、気づいたら…という感覚なんでしょうね。

「音楽の道を鍵盤に例えて、今の自分の音楽は今だから生まれる奇跡」とアルバムのコンセプトを明かした
「音楽の道を鍵盤に例えて、今の自分の音楽は今だから生まれる奇跡」とアルバムのコンセプトを明かした

――長く活動を継続している方ほど、そういう言葉を口にしている印象があります。

【霜月】それでも、日々の活動の中で長く続けてきたのを感じることはあります。気づいたら、自分の後輩がたくさんいたことも、そう。最近では、私の楽曲を聴いて音楽を始めた人のみならず、リスナーだった方々が同じ界隈でお仕事に就くようになり、ご一緒することも増えました。

私自身いろんなことを経験してきたので、何か起きたときの動揺は減り、だいたいのことには臨機応変に対応できるようになった気はして、それが自分の武器にもなっています。そういう経験の蓄積を糧にし続けてきたことが、今も活動できている要因になっているし、そのことを実感する機会も増えました。そういうときに、「年月を経たんだなぁ」と感じますね。

――リスナーだった方と仕事の現場で一緒になるという言葉を聞くと、年月を重ねてきたんだなぁとこちら側としても実感します。

【霜月】感じますよね(笑)。私の活動に触れ、憧れを抱いて音楽活動を始めた人が、今はプロとしてアーティスト活動をしているというケースは、長くやっていると増えていきます。それが、裏方の面でも増えてきたということですからね。それってすごくうれしいことだし、それだけ長く活動を続けているからこそ、「そういうことへ遭遇する機会が増えているんだなぁ」とすごく感じます。

「続けていればいいことあるんだな」。ファンや後輩との出会いが活動の原動力になっているという
「続けていればいいことあるんだな」。ファンや後輩との出会いが活動の原動力になっているという

――その経験は、ご自身の気持ちを掻き立てる、いい刺激にもなっているのでしょうか?

【霜月】そういう出会いを重ねるたびに「やり続けてきてよかった」と感じますし、「続けていればいいことあるんだな」と実感することも多いから、それがパワーになっているのかもしれません。長く続けていけばうれしい出会いはこれからも増えていくでしょうから、「私も頑張ろう」という気持ちにもなっていきますしね。

作品に寄り添うことが「自分らしさ」。バラエティに富んだ楽曲が並ぶ理由

――アルバム『あしおとステップ』には、2019年から2025年までの6年間の中、さまざまなタイアップを通して歌ってきた楽曲を集約しています。これも、曲を発注する方々が「霜月さんに、こういう曲を歌ってほしい」というイメージを持ってお願いをすれば、その信頼関係を重ねてきたからこそ生まれた作品集だとも感じます。

【霜月】おっしゃるように、「霜月さんの歌声は、ファンタジー系の作品を彩る歌にすごく似合うし、映える」など、いろんな方々が、その人なりに私に求めるイメージを持って声をかけてくださいますし、そのイメージを具現化してきたことで、今も活動ができています。

今回のアルバムに収録したなかには、先に触れた2019年から2025年までの6年間の中、初めて声をかけていただいて生まれた曲たちもけっこう入っています。それも、「こういう歌なら、霜月さんに似合う」「こういうイメージを与える曲だからこそ、霜月さんの声で表現したい」と思ってオファーをしてくださった成果だと思います。アーティストとしての自分のカラーがわりとわかりやすくあることで、今も、楽曲制作や歌唱のお話をいただける新規の方との出会いがあるんだろうなと、そこは自分でも実感しています。

――コラボ楽曲も、そのイメージを求めて霜月さんに声をかけてきたわけですよね。

【霜月】そうですね。「霜月さんだから、こういうコーラスを入れてほしい」など、具体的なお願いを受け、そのうえで一緒に制作していくことは多いです。コラボレーションに関しては、先方が音楽的にやりたいことと私に求めていること、自分の持っているカラー、それがうまく合致して生まれることが多いです。コラボレートしたことで起きた化学反応によって、また新たなものが生まれたりもしますし、そこに私はおもしろさを感じています。

こちらとしても、自分のカラーを持っているアーティストさんとのコラボレーションは音楽的な刺激もすごくあるし、コラボレートしたアーティストの方が求めているものと、自分が持っているものがうまくリンクして生まれた曲が先方のファンの方に受け入れていただけると、私もすごくうれしいです。今後も機会があれば、コラボレーションは積極的にやっていきたいです。

――コラボレートの場合、相手の色(個性や魅力)を活かしたうえで、どう向き合うかを考えてご一緒するわけですよね。

【霜月】そうですね。それは、普段のタイアップ曲もそうで。私の場合、ゲームの楽曲に携わることが多いですが、私の中での正解は、そのゲームに、携わった楽曲が合っていること。タイアップもコラボレーションもこちらの色も出すようにはしていますが、基本的には、いただいた楽曲に合った歌い方を心がけています。それがゲームだったら、ゲームの中で流れるシーンに合った声色や、キャラクターのイメージにあった歌声や歌い方を心がける。そうすることで、ゲームをプレイしている人が、流れてくる楽曲も自然に受け入れていける。それが私なりの正解と思って今も携わっていますし、それを積み重ねていくことで、自分の色も深みを帯びていったのかなとも感じています。

――大事なのは、その作品に自分の色を寄り添いさせていくことなんですね。

【霜月】私は、そう捉えています。オリジナル曲は別ですけど、タイアップについては、自分自身の色をすごく出そうというよりは、そのゲームが求めている色に合わせて自分の声色や歌い方を寄せていくことを心掛けています。今回のアルバムには、バラエティに富んだ楽曲が並んでいます。それも、作品に寄り添ったからの成果だし、それが「自分らしさ」という風にも思っています。

――ブルガリアンヴォイスを聴くと、「やはり霜月さんだなぁ」と実感します。

【霜月】今回、アルバムに収録した曲たちをあらためて聴いたら、「その声を求めて声をかけてくださった楽曲が多く収録されているなぁ」と自分でも感じました。ここ最近のお仕事をこうやってまとめあげたときに、ブルガリアンヴォイスで歌ったものが多く入っていたということは、そこへみなさんの求める霜月はるかのイメージがあったといいますか。みなさんのなかに「霜月さんに、ブルガリアンヴォイスや多重録音のコーラスを入れてほしい」という印象が浸透していたことで、「それらを求める楽曲のときに声をかけてくださる方が多かったんだろうな」と、私は受け止めています。

――霜月さんの場合、ファンタジー作品ひとつを取っても、明るくポップな表情からゴシックやダークな世界観までと振り幅も広く、そこにも魅力を感じています。

【霜月】美少女ゲーム系に関しては、わりとポップでかわいらしい楽曲や歌声を求められることが多いです。コンシューマー系のRPGだと、ブルガリアンヴォイスや多重録音によるコーラスを求められることが多かったり。一概にゲーム作品といっても、私に求めるカラーはまったく異なりますけど。振り幅が生まれるのも、「こういう曲を求めたいときは、霜月さんにこういうイメージで歌ってもらいたい」という印象がある程度定着しているおかげかなと感じています。

1曲ごとの出会いを積み重ねた“感謝のアルバム”。歌詞に込めた20年の軌跡

――『あしおとステップ』で、ワークスアルバムは9枚目になります。こうやって作品を積み重ねていけるのは、本当にすてきなことだと感じます。

【霜月】これは、私だけの力ではできないことで。いろんな作品とのご縁があり、1曲ごとに作りあげた出会いを積み重ねてできたのがこのアルバムだから、私の中では、毎回“感謝のアルバム”だと思っています。今回は、2019年から2025年の間で携わった楽曲をまとめています。2005年にメジャーから発売したワークスアルバム『あしあとリズム』から数えて第9弾になります。本当にご縁がなかったら出せない作品、ですから、すごくありがたいなと思っています。

――数年後には第10弾が出そうですね。

【霜月】そうなれたらいいなと思いながら、オファーをお待ちしています(笑)。

「やったことのないことに挑戦する1年」。初のプラネタリウム・ライブへの想い

――ここからは「Haruka Shimotsuki 20th Anniversary」の動きにも触れたいのですが。最初に1年間の流れを組み立てたうえで始めたのでしょうか?

【霜月】進めていく中で新しい企画が追加されたりもしていますけど、物事を企画する以上はある程度仕込みの期間も必要だから、前もって1年間の流れは考えました。

ただ、20周年の内容をどう彩るのかは、あれこれ悩みました。というのも、10周年のときに盛大にベストアルバムを出すなど、みずからの歩みをまとめる動きをやったので、そこから10年ということは、11年目から20年目までをあらためてまとめあげるのか、それとも20年間の歩みとしてまとめるのか、そこはいろいろ考えました。そのうえで決めたのが、「この20年間の中で、あまりやってこなかったことへ挑戦する1年にしよう」ということでした。昨年の秋に行った「コラボカフェ」で言うなら、以前にもコラボカフェはやらせていただきましたけど、歴代の衣装を展示することはやってこなかったので、今回はコラボカフェのなかに「衣装展」も併設しました。2月14日に行うプラネタリウムでのライブは、初めての挑戦(※本取材はライブ前に実施)。そうやって、いろんな動きのなかに初めての挑戦も加えて20周年を彩っています。

 20周年を迎え、「やったことのないことに挑戦する1年に」と意気込みを語った
20周年を迎え、「やったことのないことに挑戦する1年に」と意気込みを語った

――自分に似合う形での初挑戦を探すのも、なかなか難しくなっていくんじゃないですか?

【霜月】そうなんですよぉ(笑)。20年の活動の中でいろんなことをやってきたから、だんだん初挑戦のことがなくなっていくし、そこは難しくなっていきます。だからこそ、20周年という機会を通してあらためていろんな挑戦をしていけば、その挑戦がきっと先につながる。その思いが強くあったから、自分の中ではちょっと背伸びをしてでも、この1年間はいろいろ企画していこうと決めました。

――そう考えたら、プラネタリウムでのライブはまさに新しい挑戦です。

【霜月】そうなっていくと思います。プラネタリウム・ライブは前々からやってみたかったことだし、それを望む声もありました。ただ、やり方がわからずに模索をすれば、日々の活動に勤しんでいく中、結局踏み出すタイミングをつかめずにいました。だからこそ、「20周年の時期は、今までやったことのない事に挑戦しよう」と決めたときに、「このタイミングでプラネタリウム・ライブを実現させよう」と決めました。

私、このライブを実現するために、直接いろんなプラネタリウムの会館へ問い合わせをして、いろいろとお話をしてきました。その中で私の企画を受け入れてくださったのが、今回の会場になった多摩六都科学館さんでした。ここは、ギネスにも登録されているドームを用いている会館です。下見や打ち合わせで通わせていただいていますけど、本当に規模が大きくすてきな会場で、ぜひにとお願いしました。

2026年2月14日に多摩六都科学館で開催された「霜月はるか Planetarium Live 星降る夜の追憶 2026」キービジュアル
2026年2月14日に多摩六都科学館で開催された「霜月はるか Planetarium Live 星降る夜の追憶 2026」キービジュアル

星空に包まれる唯一無二の空間。癒やしのライブを届けたい

――「新しいことへの挑戦」というお話をされていましたけど。楽曲を制作していく面でも、霜月さんは常に新しい刺激を求め続けていますよね。でも、まわりからは「霜月はるかだからこその世界観」を求められる。ご自身は、“らしさ”と“新しさ”の兼ね合いをどうしているのでしょうか?

【霜月】制作のお仕事の場合、その人が抱いている“霜月はるからしさ”を求めてオファーをしてくださることが多いから、その方が求める「これが霜月はるかです」という色を大事に表現するように心がけています。対して、同人活動などは、何の制約も縛りもないから、いつも冒険心を持って挑戦しています。だから、私のオリジナル曲よりも、提供曲のほうが一般的に捉えられる“霜月はるからしさ”は出ているかも知れません(笑)。

――最新作『あしおとステップ』には、書き下ろしの新曲を含めて、初音源化になった歌が3曲入っています。そのうちの2曲がシンフォニック・ゴシック調でブルガリアンヴォイスを活かした曲。そこも、依頼する側が、その人なりに捉えている“霜月はるからしさ”を持って声をかけてきたわけですよね。

【霜月】そうでしたね。2曲とも、先に「霜月さんのブルガリアンヴォイスをイメージして」とおっしゃっていました。ゲーム『グランブルーファンタジー』のBGM『For All Universe』で私がコーラスを入れた部分は、もともとシンセで構築されていました。でも、楽曲を手がけた成田勤さんのなかに、「シンセで入れたコーラスの部分をブルガリアンヴォイスにしたら格好いい」というイメージが湧いたことで、グラブルフェスで演奏する際に私に声がかかり、ここに収録した『For All Universe~Ashioto Step ver.~』につながりました。

コラボ曲で言うと、未来古代楽団 feat.霜月はるかとして出した『踊踊踊レ』『あはれなるは青キ赤』は、一緒に制作を進めながら、「ここはこういう風に歌ったら格好いいと思うんですけど、どうですか」とこちらから提案をしたアイデアも取り入れて制作しています。初音源化になった囁揺的音楽集団AsMRさんとのコラボ曲『Tempestas Dei』では、私が歌詞は自由に書かせていただきました。囁揺的音楽集団AsMRさんが表現している世界観は、私も好きなジャンル。この曲でも、「霜月さんのブルガリアンヴォイスをイメージして作りました」とおっしゃっていましたし、お互いに求める色が似ているから、そんな乖離するものにはならないだろうという安心感は最初からありました。

ただ、ヴォーカルのMilliちゃんと私の声がどういうふうに混ざるのか、最初は想像がつきませんでした。でも、Milliちゃんがブルガリアンヴォイスにチャレンジしてくれるなど、私自身も、とても刺激の多いコラボレーションになったなと感じています。

――本作用に書き下ろした『あしおとステップ』は、まさにアルバムのジャケットの世界観そのまんまの楽曲だと感じました。

【霜月】 今の自分が20年という活動を振り返って感じた気持ちを素直に曲にしました。20年前に書いた『あしあとリズム』のときの自分と今を比べたら、経験の蓄積もあって当然いろいろと変わっています。『あしあとリズム』に書いたのは、あのときだからこそ書けた思い。それはすべての楽曲に言えることですが、私は「そのときにしか歌えない歌」「そのときにしか作れないメロディーや歌詞」をずっと残し続けてきたんだなと。そうやって一つひとつステップを踏み(階段を登り)ながら、これまで私は楽曲という足音を刻み続けてきた。そのこと自体を曲にしようと書いたのが『あしおとステップ』でした。この曲の歌詞に、今までに発売してきた全ワークスアルバムのタイトルの一部を入れました。それも、このタイミングだからやれたことであり、ひとつのメッセージにもなるなと思って、そういう仕掛けもしてみました。

他にも、この曲には、ファンの方にコーラスしてほしいパートも入れています。今までも、ライブの中で合唱をしてもらうことはありましたけど、だいたいユニゾンで歌ってもらっていたんですね。でも、お互いに強い信頼感があるからこそ「そろそろお客さんたちとライブでハモるのもいいかな」と思い、ハモるパートも入れてみました。ライブでそういう機会が生まれたら、ぜひ私にハモってください。

――そこは、これからのライブでの楽しみになります。でも、さすがにプラネタリウム・ライブでは難しいというか。そこは本当に楽曲へ浸る感覚になるのかなと思っています。巨大なスクリーンに映る映像が光源にはなりますが、そこ以外は、ほぼ真っ暗な環境でのライブになりそうですよね。

【霜月】私の歌っている顔さえ見えるのかも怪しいくらいの明かりの中でのライブになると思いますが、むしろ、そこが唯一無二の世界になっていいなと思っています。

この日は【第一幕 ホシガタリ -Original Songs-】【第二幕 ホシメグリ -Game Songs-】と、二幕とも完全に異なる選曲で、でも二幕とも“星にまつわる曲”をお届けします。星空や天体をモチーフになど、私には星に関連した曲が多いんですよ。その中から、オリジナル曲とアニメやゲームで歌ってきた曲を、一幕と二幕に分けてお届けします。この日は、私を見てもらうというよりも、その空間を活かした演出も含めて、それぞれの楽曲に浸ってもらうライブになると思いますし、癒やしの空間にできたらいいなとも思っています。

――選曲も穏やかな歌が多いのでしょうか?

【霜月】穏やかな曲は多いかもしれないです…いや、そんなこともないか(笑)。オリジナル曲を歌う第一幕は、ファンタジー寄りの曲を中心に、そのシチュエーションだからこそ聴いてほしい楽曲を選びました。アニメやゲームソングを歌う第二幕では、ゲーム内の印象的なシーンで流れる星にまつわる歌などを選びました。第二幕は、あらためて作品の世界観に浸るなど、それぞれのゲームに思い入れを強く持っている方ほど喜んでもらえるんじゃないかと思います。

――もともと星空が映える環境の中でのライブですから、霜月さんを照らす光が限られてしまうのもわかりますが、見る側も、より自分だけの世界へ浸ってライブを味わえますよね。

【霜月】曲に合わせてどんな映像演出を見せていくのかにもよりますが、プラネタリウム会場って、天体を見るために椅子が倒れるようになっているじゃないですか。そのぶん一人ひとりが自分の空間に浸っていける、だからこそ、この環境でしか味わえないライブになると思います。本当に心地よい空間だから、あまり疲れた状態で来ると…そこは、各々の楽しみ方にお任せしますけど(笑)。

――霜月さん自身、プラネタリウムに行く機会もあります?

【霜月】子どもがいるので、子どもと一緒に足を運びます。なかには「大人向けのプラネタリウム」をコンセプトにしている会館もあるので、それを楽しみに友達と行くこともあります。プラネタリウムって、その会館によっていろんなコンセプトがあるじゃないですか。それこそ癒やしをコンセプトにしていたり、声優さんのすてきな声で星空の説明をしてくれたり。プラネタリウムって、「映像・音・空間」をすべて五感で感じるイメージがあるから、私は好きな場所です。

――20周年の動きはまだまだ続きます。今後の展開も聞かせてください。

【霜月】5月から8月にかけて行う5年ぶりになる全国ツアーを、今、計画しているところです。その間にも新たな発表があると思うので、20周年記念サイトやSNSなどでも情報を追いかけていただけたらうれしいです。

――楽しみにしています。

インタビュー・文・撮影:長澤智典

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