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「俺のスマホ覗いたな!」パスコードを変えた夫→スマートスピーカーが読み上げた予定で修羅場に【短編小説】

  • 2026.2.21

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

鉄壁のスマホガード

夫の様子がおかしくなったのは、三ヶ月ほど前のことでした。以前は無造作に置いていたスマホを、肌身離さず持ち歩くようになったのです。

ある夜、テーブルに置かれた夫のスマホを脇に避けようとしただけで、夫は血相を変えて飛んできました。

「俺のスマホ覗いたな!」

夫はすぐさまパスコードを変更。それ以来、画面を伏せて置くのは当たり前、トイレやお風呂にまで持ち込む鉄壁のガードが始まりました。

私は悲しみよりも、そこまでして隠したい「何か」があるのだという確信に近い不信感を抱くようになりました。

しかし、皮肉なことに真実は意外な場所から漏れ出しました。

我が家には、リビングに置いたスマートスピーカーがありました。夫は自分のカレンダーを連携させていたことを、すっかり忘れていたようです。

嘘を暴いた無機質な機械の音声

休日の朝、私たちがリビングで朝食を摂っているときでした。設定されていたリマインド機能が、電子的な無機質な声で、高らかに予定を読み上げたのです。

「本日午後七時、駅前のホテルにて『〇〇』とチェックインの予定です。レストランの予約名は……」

静まり返るリビング。夫は真っ青になり、必死に言い訳を探しているようでしたが、スピーカーは非情にも「持ち物:プレゼントの指輪」と詳細まで読み上げ続けます。

「パスコードを変えても、隠し事はできないみたいね」

私が冷ややかに告げると、夫はガタガタと震え出しました。どうやら、浮気相手との密会を忘れないようカレンダーに入力し、あろうことかスピーカーの通知設定をオフにするのを忘れていたのです。

パスコードという扉を閉めて安心しきっていた夫。その油断が、彼自身の口ならぬ「機械の口」によって全てを暴かれるという、自業自得の結末を招いたのです。

 

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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