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美容師が教えるヘアとニットスタイルのベストバランス。今季は「ヘアの抜け感」がカギ!

  • 2026.2.13
LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

冬の装いを印象づけるニット。その柔らかな質感やボリュームを、どう髪で引き立てるかは、今季のスタイリングを左右する大きなポイントだ。

「ざっくりニットの日は顔まわりをすっきりさせ、ハイゲージやVネックなら動きやボリュームを加えてバランスを取るのが鍵です」と語るのは、ukaのヘアスタイリスト/クリエイティブマネージャー・保科真紀さん。

最新のファッションウィークのオフランウェイスナップを参考に、ファッションとヘアの“抜け感バランス”を探る本企画では、保科さんとエディターがリアルトレンドを語り合いながら、今すぐ真似できるアレンジを紹介。

Hearst Owned

保科真紀(MAKI HOSHINA):ヘアスタイリスト/クリエイティブマネージャー。uka 東京ミッドタウン 六本木に勤務。著書に「ヘアゴム1本でなんとかする」(KADOKAWA)がある。自身のInstagram(@uka_makihoshina)でもセルフでできるヘアアレンジを公開。https://uka.co.jp/


トレンドは抜け感のあるヘア。締めどころをプラスして

保科さんイチオシのニットヘアスタイル。 Vincenzo Grillo / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

エディター:今季も街ではさまざまなニットスタイルが見られますね。ファッションウィーク中のスナップをざっと見てみると、全体的に“ゆるっ”としたシルエットが多い印象です。

保科さん:そうですね。個人的に一番のお気に入りは、このAラインのウェーブロングのスタイル(写真上)。ナチュラルな空気を含みつつも、センターできっちり分け目をとったシャープさもあるバランスがすごくかわいい。超グロッシーな質感でスタイリングしたヘアも特別感はあるけど、あえてリアルな抜け感がある方が今っぽいと思います。

エディター:たしかにタイトすぎるまとめ髪よりも、少し“余白”があるヘアの方が古臭くならなそうですね。でもざっくりニットにゆるっとしたヘアだと、ぴたっとしたニットとはまた違う難しさがあります。

保科さん:そうなんです。ざっくりニットの場合は、抜け感だけではなくどこかで“締め”を作らないと全体がぼやけがち。例えばセンターパートで分け目をしっかりつけるだけでも、モード感や立体感が生まれます。顔まわりに奥行きを出すことで、黒髪でもグッと印象的に見えるんですよ。

ゆるく巻いたやわらかな毛先とボリュームを抑えた根元のコントラストがポイント。 Francesca Babbi / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

保科さん:こちらのハイゲージのピンクニットとゆる巻きダウンヘアの組み合わせ(写真上)なんかも、ほどよく力が抜けていておしゃれですよね。薄手のハイゲージニットは体のラインを拾うので、髪も少し動きを出した方が全体のバランスが取れます。

Vincenzo Grillo / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

保科さん:このスカーフを編み込んだサイドポニーのアレンジ(写真上)もシックですごく上手ですよね。スカーフで毛先をボリュームアップしているのもポイントです。

エディター:ひとことにニットといっても、ざっくりしたローゲージニットかタイトなシルエットのハイゲージニットかによって、ヘアもバランスの取り方が全く変わってきそうですね。

ボリュームニットは顔回りをすっきり、が鉄則

Valentina Valdinoci / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

保科さん:ざっくりニットはボリュームがある分、引き算が大事。今季なら力を抜いた低めのまとめ髪が合います。ミドル位置で結んで、サイドを軽くねじるだけでもおしゃれ。質感はグロッシィになりすぎないように、自然なツヤ感で軽やかさを出すのがベスト。

エディター:なるほど、ニットのボリュームとヘアのボリュームのバランスをとってアレンジするのが正解ですね。コンパクトなまとめ髪だと、顔の形が出すぎるのも気後れします。

保科さん:そういうときは、顔まわりを思い切って出してピアスで締めるのが◎。または、もみあげを一束だけ残したり、センターパートで縦のラインを作ったり、視線がいくポイントを顔回りにつくってあげる。顔を出す量によって甘さが調整できるので、全体の雰囲気に合わせて変えるといいですね。

Vincenzo Grillo / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT
Vincenzo Grillo / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

エディター:ざっくり系のニットスタイルだとブレイズもかわいいですよね。子どもっぽくならないポイントはありますか?

保科さん:ブレイズは顔型を問わず楽しめるスタイルですが、顔まわりがすっきり見える分、アクセサリーでバランスを取るのがポイント。この赤ニットの人のようにブレイズに大ぶりピアスを合わせるとぐっと大人っぽく見えます。

あと最近注目しているのは、ゴムを留める位置。三つ編みの最後まできっちり編み下ろさずにフリンジが長めになるように留めたり、ヘアゴムが見えないように仕上げに小さなクリップで隠すのも可愛いですよ。ゆるく編んで毛先を遊ばせるだけでも、アレンジ感が出ます。

デコルテや首元との肌見せバランス

Vincenzo Grillo / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

保科さん:あとはデコルテと肌見せとのバランスも重要です。ざっくりニットだとしても、Vネックなどデコルテが大きく開いたタイプだと、髪を完全にアップにしてしまうと肌が見え過ぎてしまう。「肌の見える面積」と「髪の動き」のバランスをとるイメージですね。肌が見える分量が多い場合は、ダウンスタイルかタイトにしずぎず少しフリンジ感を出すようにする。首元がすっきりするぶん、顔まわりでやわらかさを足すのがポイントです。

大きく開いたデコルテをゆるく巻いた髪のボリュームでカバーした好例。 Mattia Arioli / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT
肌見せの分量が多いスリークなスタイルは、ニットの柔らかさと反する印象に✖。 Vincenzo Grillo / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

エディター:反対に襟が高いニットやマフラーとの相性は?

保科さん:タートルなど襟が高い服は“顎先を削るいい小道具”なんです(笑)。さらにヘアも上にポイントを持ってくると小顔効果が出ます。お団子なら耳のラインのミドル〜やや高め、後れ毛はタイトにして引き算を。ほっこりリラクシーになりすぎないよう、艶のある質感を意識するとスタイリッシュにまとまりますよ。

Vincenzo Grillo / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT


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