1. トップ
  2. 「さすがにこの領収書は…」悪徳マンション理事長がサシ飲みで…独裁モンスターの悪びれぬ“不正行為”にあ然…

「さすがにこの領収書は…」悪徳マンション理事長がサシ飲みで…独裁モンスターの悪びれぬ“不正行為”にあ然…

  • 2026.2.11
undefined
出典元:photoAC(画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。不動産管理会社で10年以上の現場経験を持つ、ライターのS.Kです。

分譲マンションに住む上で避けて通れないのが、管理組合の理事という役職です。「仕事が忙しい」「責任が重い」と、誰もが敬遠しがちなのが実情ではないでしょうか。

しかし、そんな中で「私がやります」と長期間にわたり理事長の座に“居座る”人物がいたとしたら、注意が必要かもしれません。今回は、住民の無関心が生み出した「独裁理事長」によるマンション私物化の実態と、管理会社の現場で繰り広げられる攻防についてお話しします。

「プライベートの飲み代を経費で落とせ」公私混同の極み

私が管理会社時代に見聞きした、長年マンションの管理組合理事長を務めている方の話です。理事長は担当者との打ち合わせの際、一枚の領収書をスッと差し出してきました。

「この領収書を精算しておいて」

内容は休日の深夜、居酒屋での二人飲み。明らかに私的な飲み代です。

担当者が「さすがにこの領収書は精算できないですよ」と断ると、彼は心底不思議そうな顔で「なぜ?」と問い返してきました。彼の中では公私の境目が完全に消滅しており、自分の飲食代が経費になるのは「当たり前」だったのです。悪びれることなく、ナチュラルに不正を行うその姿に戦慄した記憶があります。

修繕積立金が「お友達企業」に流れていく恐怖

飲み代程度の話なら、まだかわいいものかもしれません。さらに深刻なのは、大規模な修繕工事や設備交換の発注における「利益相反」の疑惑です。

通常、工事を発注する際は複数の業者から見積もりを取り、金額や内容を比較検討します。しかし独裁体制下の理事会では、理事長が「この会社は腕がいいから」と特定の業者を強引に推薦するケースが後を絶ちません。

相場より明らかに高い金額であっても他の理事は意見も言えず、管理会社も口出しできない空気の中で、すんなりと発注が決まってしまいます。例えば、その業者が理事長の親族企業であったり、裏でバックマージンが渡っていたりしても、外部からは実態が見えにくくなります。他の区分所有者(オーナー)が「面倒だから」と任せっきりにしている間に、大切な修繕積立金が不当に搾取されている可能性があるのです。

無関心が生む「独裁」を止めるには

こうした“独裁理事長”の暴走を許してしまう最大の原因は、区分所有者の「無関心」にあります。誰かがやってくれるならとチェックを怠り、総会にも委任状だけで済ませていないでしょうか。

特定の人物に権力が集中しないよう、理事の任期に制限を設けたり、輪番制を厳格に運用したりするなどのルール作りが不可欠です。また、広報誌や議事録に目を通し「おかしい」と感じたら声を上げることが、資産を守る第一歩となります。マンションは全員の共有財産だからこそ、その管理を一人に委ねるリスクと向き合う必要があるのです。



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名OK】