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新築マンション、100均で代用できるものまで工事頼んでない?あえて今やらなくていい、後悔ゼロの家づくり

  • 2026.3.9
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。二級建築士・インテリアコーディネーターの桐野由衣です。

購入した新築分譲マンションの標準仕様では物足りなさを感じている方にとって、設計変更は魅力的な選択肢です。ただし、予算がかかることですから慎重に検討したいですね。

本記事では、設計変更でできることや選択の判断基準、予算を抑えるコツについて解説します。

設計変更とは

設計変更とは、新築分譲マンションの標準仕様を変更する工事を指します。新築分譲マンションでは「オプション」と呼ばれる変更が可能ですが、建物が完成した後に後付けできる設備や家具などを選択する「インテリアオプション」とは異なり、建物の建設中に行う工事です。

間取りの変更や住宅設備のグレードアップ、和室から洋室への変更、建具や床など内装材の変更、照明器具の種類や数・位置の変更、コンセントの新設・増設などができます。

設計変更でやっておくべき内容と入居後に考えていい内容

設計変更は建築工事中に行う工事ですから、躯体に関わる内容以外は基本的に対応できます。なかでも、「間仕切壁を撤去して2室を1室にしたい」「ガスコンロをIHヒーターにしたい」「床暖房を採用したい」など、大掛かりになりやすい工事を依頼するのがおすすめです。

照明器具の増設や変更、コンセントの新設や増設など、配線が関係する工事も設計変更で依頼しておくと入居後の快適性が高まります。

インテリアにこだわりたいなら、壁紙や建具を好みのものに変更するのもよいでしょう。私が担当したお客様の実例をいくつかご紹介しましょう。

  • リビングに隣接していた和室の畳を琉球畳に、襖紙をモダンな壁紙に変えておしゃれな和モダンテイストの個室に
  • 標準仕様の照明用引っ掛けシーリングを撤去してダウンライト10灯に差し替え、すっきりした印象のリビングに
  • 洗面化粧台の鏡下の壁面にモザイクタイルを張り、レトロな雰囲気を演出

対して、「設計変更でできるけれどしなくてもいい」内容もあります。

たとえば収納棚の棚板の増設は、入居後に実際に荷物を入れてみてから不足するかどうか見極めるほうがムダがありません。シンクの水切りかごや浴室の収納棚といった水まわりの小物オプションは、100均やお気に入りの雑貨店などで揃えたほうが安くておしゃれな場合も少なくありません。入居後でも調整できる内容は、設計変更で依頼する必要性が低いといえます。

設計変更の予算を抑えるコツ

設計変更のメリットは依頼した工事が仕上がった状態で入居できることですが、施工業者を通す分相場より価格が割高であることが多いです。たとえばキッチンのカップボードやカウンターは、設計変更で依頼するとキッチン本体と扉カラーを揃えられますが、同じサイズや仕様のカップボードやカウンターの市販品だと設計変更価格の7~8割の価格で購入できることもあります。

設計変更を依頼する前に、市販品で似たプランが実現できないか調べておくとよいでしょう。

設計変更の注意点

設計変更は建築工事と並行して行うため、下の階から順番に受付期限が設定されています。購入のタイミングによってはすでに受付が終わっていたり、短期間で検討し依頼しなければいけなかったりする場合があります。工程の遅れを避けるため、基本的に受付期限後は申し込み不可ですので、希望したい場合は早めに検討しましょう。

また、設計変更は専有部分(入居者が変更できる権利を持つ箇所)に限ります。新しく窓を設置するといった躯体に関わる内容や、玄関ドアを交換するといった共用部に関わる内容は不可ですので注意しましょう。

 

新築マンションの設計変更は、標準仕様から機能やデザインを高めることができる工事です。入居後の暮らしに合った部屋に仕上げるために、設計変更を上手に活用してくださいね。


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