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オールドコーチとは?特徴や見分け方、人気アイテムを紹介

  • 2025.12.26

オールドコーチとは?現行のコーチ(COACH)との違い

コーチのミニ財布を持つ手

主に1980年代頃にコーチ(COACH)で販売されていたヴィンテージのアイテムがオールドコーチと呼ばれています。まずはオールドコーチの定義と、現行のコーチとの違いを解説します。

オールドコーチの定義

オールドコーチとは、時代を超えて愛されているコーチのヴィンテージアイテムの総称です。明確な定義はありませんが、とくに1980〜1990年代のブランドの転換期に販売された廉価モデルを指す例が多くみられます。この時代のコーチの製品は、主にアメリカ国内で熟練の職人の手作業によって制作されていました。一点一点丁寧に作り上げるものづくりの精神と職人の技術力が支持され、現代で再評価されています。

オールドコーチとコーチ(COACH)の違い

オールドコーチではない通常のコーチ(COACH)は、現行モデルを含む比較的近年に発売されたモデルと認識されています。製品としての主な違いは原産国と素材です。

オールドコーチの多くがニューヨーク州マンハッタンで職人の手作業で制作されていたのに対し、現代のコーチは大量生産が進み、中国やベトナムなどで作られています。素材については現行のコーチでも上質なレザーを使用していますが、オールドコーチはグラブ・タンレザーなどの耐久性が高く使えば使うほど味が出る素材が多く使われているのが特徴です。デザインについては、オールドコーチはシンプルで実用性の高いものが多いのに対し、現代ではトレンドや華やかさも意識し、新たな顧客層を開拓しています。

オールドコーチの特徴と魅力

オールドコーチの特徴は、上質な素材とシンプルなデザイン。高品質なのに手頃な価格帯であるのも魅力です。

上質で耐久性が高い素材

オールドコーチで使用されている素材の中で、特筆すべき素材はグラブ・タンレザーです。野球のグラブ(グローブ)から着想を得て開発された素材で、まさにグローブのように肉厚でやわらかく、手触りがなめらかなのが特徴です。使い込むほどに手になじみ、光沢と風合いが増していきます。耐久性にも優れ、30年以上経った今でも形状や風合いを保っています。

シンプルでクラシカルなデザイン

現代のコーチはシグネチャーロゴが主流となっていますが、オールドコーチはレザーの質感を活かしたシンプルでクラシカルなデザインが特徴です。ブランドロゴも控えめで、持ち主やコーディネートを引き立ててくれます。トレンドに左右されず、時代を超えて愛用しやすいデザインです。

手に入れやすい価格帯

アイテムにもよりますが、オールドコーチは現行のアイテムと比べると安価で手に入れられます。中古市場では数万円台のものもあり、高品質なレザーアイテムをこの価格で手に入れられること自体が珍しくなっています。こだわりの素材、製法で作られたハイブランドのアイテムとしては非常にコスパが高いといえるでしょう。

本物のオールドコーチの見分け方

中古市場では、オールドコーチに似たバッグが販売されている可能性があります。本物かどうかを見極める方法を紹介します。

1. ファスナー

本物か見分けやすいのがファスナーです。現在「YKK」や「IDEAL」のファスナーが主流になっていますが、オールドコーチでは「TALON」もしくは「YKK」がほとんどです。とくに「TALON」はヴィンテージ製品に多く使われていて、本物である可能性が高まるとともに希少性も高まります。

バッグにはファスナーが使われていることが多いので、まずはファスナーの刻印を確認してみましょう。ただし本物であってもファスナーの刻印がないものもあるので、刻印だけで判断せず、他のポイントもチェックしてみてください。

2. 縫い目

コーチの製品は、1インチあたり12目という縫い目に関する厳格な決まりがあります。この規則性が守られていて、なおかつ美しく均一な縫い目であれば、オールドコーチである可能性が高いといえます。

大量生産となった今では、厳密に守られていない製品もあるのが実状です。しかし古い年代に手作業で作られていたオールドコーチの場合、今より正確であると考えられます。本物のオールドコーチであるかを見極めるには、有効なポイントの1つになるでしょう。

3. スナップボタン

本物のコーチの製品では、スナップボタンやバックルなどに「COACH®」や「ROMAG(COMAG)」という刻印が施されています。他社の刻印がされている場合は偽物と考えた方が良いでしょう。

なおオールドコーチの場合、スナップボタンではなく、つまみを捻って開けるターンロックが使われている製品が多くみられます。ターンロックには刻印がないので見分ける材料にはなりませんが、オールドコーチで人気のアイコニックな留め具なので、デザインの特徴として覚えておいてください。

4. レザープレート

コーチのバッグには、商品番号が書かれたレザープレートが付いています。公式サイトなどで照合でき、公式の情報と商品番号が違う場合は偽物であると考えられます。2014年以降に発売されたモデルでは、レザープレートに商品番号の記載がない製品もありますが、オールドコーチには必ず刻印されているので大きな手掛かりになるでしょう。

オールドコーチのおすすめアイテム

クラシカルな雰囲気が人気のオールドコーチ。おすすめの人気アイテムを紹介します。

ショルダーバッグ(028)

ターンロック付きのオールドコーチのショルダーバッグ

オールドコーチで人気のデザインが、ターンロックが付いたショルダーバッグ。使い勝手が良く、バリエーションも豊富です。カジュアルスタイルにも自然になじみ、性別・年齢問わず幅広く愛されています。

ショルダーバッグ(4150)

シンプルなオールドコーチのショルダーバッグ

肉厚で上質なレザーを使ったシンプルなショルダーバッグ。ジップ開閉式なので貴重品もしっかりと収納できます。ワンピースなどのフェミニンなスタイルに合わせると、コーディネートが引き締まりこなれた印象に仕上がります。

ショルダーバッグ(9901)

オールドコーチのポシェット型のショルダーバッグ

オールドコーチのポシェットサイズのショルダーバッグ。ころんとしたフォルムで可愛らしさと上品さを兼ね備えています。コンパクトサイズながらしっかりとマチがあるので収納しやすくなっています。普段のお出かけにも少しフォーマルなシーンにも合わせやすいアイテムです。

ショルダーバッグ(9992)

オールドコーチのリュック型のショルダーバッグ

機能性抜群なリュックタイプのバッグ。カジュアルな印象になりがちなリュックでありながら、オールドコーチならではの上品さが漂います。クラシカルな雰囲気の使いやすいバッグを探している人におすすめです。

トートバッグ(9090)

オールドコーチの赤のトートバッグ

オールドコーチのトートバッグは、容量が大きく荷物が多い人も使いやすいのが特徴。シンプルなデザインと高品質な素材の組み合わせで、カジュアルにもフォーマルにもマッチします。丈夫で耐久性も高いので、通勤バッグとしてもおすすめです。使い込むほどに、レザー独特の風合いを楽しめます。

オールドコーチはどこで買える?

オールドコーチは既に直営店では販売していないため、基本的には中古を手に入れる方法しかありません。例えばハイブランドを中心に扱うリユースショップ、中古品を広く扱うセレクトショップ、フリマアプリなどで販売されています。

フリマアプリは個人間のやり取りになるので、状態や真贋の面での不安が拭えません。リユースショップなら専門スタッフが真贋の確認やメンテナンスを行なっているので、納得のいくものが購入できるでしょう。

オールドコーチとは、ヴィンテージの魅力を感じるアイテム

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