クリスマスの奇跡？！74年ぶりの現象北海道の天気予報&気象予報士解説／2025年12月24日更新

北海道のあす25日(木)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃（こだま・あきら）気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。

【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気

奇跡が起きている場所は岩見沢。12月24日に74年ぶりとなるあることが起きています。

積雪がゼロになっているんです。（24日午後5時現在）

今と観測方法が違う時期もありますが、データ上では12月24日に積雪ゼロになるのは、1951年以来、74年ぶりのことです。

冬型の気圧配置が続かないことが要因の一つです。
奇跡と呼ぶべきか、異常気象と言うべきか…そして、サンタクロースが北海道君へのプレゼントの箱を持っています。中には…

冬将軍に寒気くんに雪だるまくんが入っています。このため、週末にかけて冬らしさが戻ってきます。

岩見沢では雨が降っていて、雪もほとんどありません。この時期としては珍しい光景が広がっています。

あす25日（木）にかけても岩見沢では、ほとんど雪は積もりません。ただ、あすの道内はきょう24日（水）より雪の降るところが多くなります。

あす25日（木）の天気と気温です。
広く雨や湿った雪が降り、東部の内陸やオホーツク海側では5センチ前後の雪が降るでしょう。きょう24日（水）ほどではないですが、あす25日（木）も高めの気温が続きます。

十勝、広尾町です。サンタランドの明かりが見えます。積雪はゼロですが、あす25日（木）夜は少し雪が積もりそうです。

あす25日（木）の時間ごとの天気。道央・道南からです。

午後を中心に雨や雪が降るでしょう。降り方は弱いですが、傘があると安心です。札幌など、あす25日（木）も泥はねに気を付けて下さい。

道北・空知です。
夕方以降、内陸を中心に雪が降りますが、雪の量は少ないでしょう。最低気温はけさとほぼ同じ、最高気温はきょう24日（水）より3度前後低くなります。

道東・オホーツク海側です。
朝晩を中心に湿った雪が降るでしょう。夜はオホーツク海側を中心に雪の強まる時間がありそうです。路面状況の変化に注意して下さい。

函館ではクリスマスツリーが輝き、多くの人で賑わっています。
あす25日（木）にかけて雨のクリスマスになります。クリスマスの後は道内、荒れた天気になり、ふぶきや寒さに注意が必要です。

来年1月3日までの10日間予報、札幌、旭川、稚内です。
あさって金曜から27日土曜にかけては雪や風が強まり、札幌もあさっての午後は大雪になるおそれがあります。その後も雪が降りやすく、年末年始も雪が強まる可能性があります。

函館、室蘭、千歳です。
あさって金曜は函館方面を中心にふぶいて、積雪状態となるでしょう。29日と30日は雨が、年始は雪が降るため、路面状況が変わりやすくなりそうです。

帯広、釧路、網走です。
あさって金曜にかけて網走ではまとまった雪になりそうです。27日から29日は晴れますが、年末年始は雲が広がり、この時期らしい寒さになるでしょう。

あす25日（木）の札幌です！朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします！

あすも傘が必要ですね。
夕方からミゾレが降ります。降り方は弱いですが、傘があると安心です。あす25日（木）も朝からプラスの気温で泥はねや歩道はツルツル路面に注意して下さい。

文・イラスト： HBCウェザーセンター気象予報士児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ！」の番組内でも独特（？）なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設！予報士のゆる～い日常も見られますよ。

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
月～金曜日に翌日からの天気予報をお伝えしているほか、暮らしに役立つお天気コラム記事もお届けしています。

※24日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。

編集：Sitakke編集部IKU

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