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イッセイ ミヤケとアシックスがフットウェア共同開発プロジェクト「ISSEY MIYAKE FOOT」を始動

  • 2025.12.22
シューズ ¥33,000
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三宅デザイン事務所(MDS)とアシックスASICS)によるフットウェアの共同開発プロジェクト「ISSEY MIYAKE FOOT」が、2026年春夏シーズンより始動する。本プロジェクトは、人間の足に向き合い、日常に新たな視点と提案をもたらすフットウェアの研究・開発を目的としたもの。日本で長年ものづくりを続けてきた両者の、深い敬意と揺るぎない信頼関係を背景にスタートした。

MDSはこれまで、技術やアイデア、美意識に共鳴する企業とともに、多様なプロダクトを手がけてきた。一方のアシックスは、「スポーツで培った知的技術により質の高いライフスタイルを創造する」という理念のもと、アシックススポーツ工学研究所による人体・運動・靴の研究を基盤に、機能とデザインの高度な融合を追求してきた。両者は今回の協働を通して、それぞれのアーカイブや技術を新たな視点で再解釈し、未来を見据えたフットウェアの可能性を探っていく。

シューズ ¥33,000
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「ISSEY MIYAKE FOOT」は、2025年6月に発表されたIM MENの2026年春夏パリファッションウィークでその構想が明かされ、2026年1月5日より発売予定。記念すべき最初のプロダクトとして登場するのが、「HYPER TAPING」だ。

「HYPER TAPING」は、アシックスのデザインアイコンである「アシックスストライプ」を再構築することから生まれた。当時、構造的な強度やフィット性の向上を意図してデザインされたこのストライプの思想に着想を得て、MDSは身体を固定し運動を支える“テーピング”という概念を導き出した。両者の知見と経験を重ね合わせ、テーピングの考え方を造形的かつ機能的に取り入れた、新たなデザイン表現へと昇華している。

プロダクトには、足を包み込むように配置されたオリジナルの伸縮バンドを採用。さらに、クッション性のあるタンウィングを備えることで、踝周りの接触感を細部まで調整し、高いフィット性を実現した。アウトソールには、レスリングシューズ用ソールをスニーカー構造へ再設計したものを使用。吸い付くようなグリップ性と、印象的なフォルムを両立している。

シューズ ¥33,000
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また、日常的に長時間履くことを想定し、新たに開発したオリジナルラスト(足型)を採用。反発性に優れた「SPEVA」中底と、「Ortholite®」中敷を組み合わせることで、薄底ながら快適な履き心地を追求した。アッパーには複数のレザーとメッシュを組み合わせ、カラーは象徴的な蛍光グリーン、オールブラック、オールグレーの3色を展開。多様な装いに馴染む、普遍性を備えたデザインに仕上げている。

互いのアーカイブとクリエイティビティが交差することで生まれる「ISSEY MIYAKE FOOT」。両者がまだ見たことのない、新たなフットウェアの可能性に注目したい。

問い合わせ先/イッセイ ミヤケ 03-5454-1705

https://www.isseymiyake.com/pages/baobao

Photos : © MIYAKE DESIGN STUDIO

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