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出産祝いを渡したら「私は3回あげたのに1回? それって、、、」友人からの『まさかの発言』に絶句

  • 2025.12.25

出産は人生の大きな喜びですが、ときとして金銭感覚の違いから、大切な人間関係にひびが入ってしまうことがあります。筆者の知人A子は、友人B子へ心を込めて出産祝いを渡したものの、その直後に返ってきた言葉に絶句したそう。友人関係の難しさと切なさを感じるエピソードをご紹介します。

画像: 出産祝いを渡したら「私は3回あげたのに1回? それって、、、」友人からの『まさかの発言』に絶句

堅実な友人がくれた、温かい祝福

夫と「子供は3人欲しいね」と話していた私。結婚の翌年に待望の長女を出産すると、産後1カ月が過ぎたころに友人のB子がお祝いに駆けつけてくれました。

「A子おめでとう! 母子ともに健康で本当によかった」そう笑顔でお祝い袋とプレゼントを手渡してくれたB子。

普段は節約家で堅実な彼女が、私のために出費し、わざわざ足を運んでくれたこと。その気持ちが素直に嬉しく、胸が温かくなったのです。これが、私たちのお祝いのやり取りの始まりでした。

3回の出産祝いに対する、私なりの誠意

その後、私は立て続けに長男と次男を出産。その都度B子はわが家を訪れ、欠かさずお祝いを包んでくれました。彼女の律儀な振る舞いに、私は心から感謝していました。

数年後にB子が結婚。「子供は1人で十分かな」と話していた彼女は、宣言通り女の子を出産しました。

「今までの恩返しがしたい」。私は3回分の感謝を込め、相場よりも多めのお金と、彼女好みの健康グッズを用意しました。「困ったことがあったら何でも頼ってね」。そんな言葉をかけるつもりで、B子の家へと向かったのです。

「私は1回だけ。損した気分」という衝撃

B子の都合が良い日に自宅へ伺うと、彼女は夜間授乳などの育児疲れがでている様子でした。私は体を案じながら「出産おめでとう」と声をかけ、準備したお祝いを渡しました。

「ありがとう」とお礼を言うB子でしたが、直後にこう話しかけてきたのです。

「私、A子に3回お祝いあげたよね? なのに私は1回。なんか、損した気分(笑)」

冗談めかしてはいましたが、その目は笑っていないように見えました。お祝いを「回数と損得」で天秤にかけるような発言。私はあまりの衝撃に言葉を失い、曖昧な笑顔で返すのが精一杯でした。

埋められない価値観のズレ

お金にシビアなB子が、私の3回の出産すべてにお祝いをくれたことには深く感謝しています。だからこそ、今回の出産祝いは私なりに誠意をもって、質・量ともに準備したつもりでした。

もしかしたら、産後の疲れから、普段なら言わない本音が漏れてしまったのかもしれません。しかし、「おめでとう」という純粋な気持ちに水を差されたような、苦い後味は消えませんでした。

いずれにせよ、お互いの金銭感覚に大きなズレがあったことを感じずにはいられません。しばらくは少し距離を置いたほうがお互いのためかもしれない。そう心に決めた出来事でした。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。

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