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「5歳以下」には食べさせないで!節分での“NG行為”に「ダメだと初めて知った」「大丈夫だと思っていた」

  • 2026.2.3
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

2月の恒例行事といえば節分。鬼のお面をかぶって豆をまき、「鬼は外、福は内」と家族で楽しむ家庭も多いでしょう。

しかしその一方で、節分の豆が原因となり、子どもが窒息する事故が毎年のように報告されています。特に注意が必要なのが、5歳以下の子どもです。日本小児救急医学会も、公式SNSで「5歳以下にはピーナッツや節分の豆を与えてはいけません」と呼びかけています。

奥歯が生えそろっていない子どもにとって、硬い豆は命に関わる危険がある食べ物でもあります。楽しい行事だからこそ、正しい知識を知っておくことが大切です。

見た目以上に危険な“硬さ”と“形状”

日本小児救急医学会は公式X(旧Twitter)で、1月27日、「小さい子どもは豆類で窒息しやすいので厳重な注意が必要です。5歳以下にはピーナッツや節分の豆を与えてはいけません」と投稿しました。

一般的に、節分で使われる炒り大豆は、硬くて小さいのが特徴です。消費者庁によりますと、5歳以下の子どもは、まだ噛む力や飲み込む力が十分に発達していないため、特に奥歯が生えそろっていないと、豆をしっかり噛み砕けず、つるっとのどに入り込んでしまうことがあります。

その結果、のどや気管に詰まらせて窒息したり、小さなかけらが気管に入り込んで肺炎や気管支炎を起こしたりするリスクがあります。

“自分事”として考えたい実際の事故例

消費者庁や国民生活センターには、豆やナッツ類を原因とした窒息や誤嚥の事故情報が、多く寄せられています。

事例1
「乾燥豆3個を食べた時にせき込み、5分後にかみ砕いた豆とともに血を吐き出した。病院を受診し、検査では明らかな症状と所見は認められず、誤嚥の疑いと診断された」(2歳)

事例2
「上の子が食べていた枝豆を欲しがり、5~6粒を頬張ったところ、激しくせき込み始めたため救急受診した。気管支異物の存在を疑いCT撮影したところ、左気管支に異物を認めた。集中治療室にて全身麻酔下で枝豆1/2粒を除去した。約1週間後に退院となった」(1歳)

事例3「ピーナッツ味噌を4~5粒食べた後むせこみゼイゼイ音がしていた。緊急気管支鏡下気道異物除去術を行い5日間入院」(4歳)

消費者庁の公式サイトで紹介されている、厚生労働省の人口動態調査によりますと、2014年から2019年までの6年間に、食品を誤嚥して窒息したことが原因で、14歳以下の子どもが80名死亡していたというデータもあります。そのうち5歳以下が73名で9割を占めていたということです。

「与えない」だけで終わらせない

事故を防ぐために、まず大前提として、5歳以下の子どもには豆を食べさせないことが重要です。そのうえで、豆まきの際にも以下のような工夫が求められます。

  • 節分の豆まきは個包装されたものを使用するなど、5歳以下の子どもが拾って口に入れないように、後片付けを徹底する。
  • 兄姉が豆やナッツ類を食べている際、5歳以下の子どもが欲しがっても与えないようにする。
  • 食べ物を口にしているときは、姿勢を良くし、食べることに集中させる。

さらに注意したいのが、豆を口だけでなく、鼻や耳に入れてしまう可能性もある点です。遊びの延長で詰めてしまい、医療機関の受診が必要になるケースもあります。

両親だけでなく、祖父母、親戚など、節分を一緒に過ごす大人全員が「5歳以下にはNG」という認識を共有しておくことが事故防止につながります。

リスクを生まない環境を整える

SNSでは、「毎年やっていたけど5歳以下はダメだと初めて知った」「もう大人と同じものが食べられるし大丈夫だと思っていた」など、“幼児ならOKだろう”と誤った認識を持っている人も多く見受けられます。このほか、「上の子が落とした豆を下の子が口に入れてヒヤッとした」「祖父母が良かれと思って食べさせそうになり、慌てて止めた」という体験談も寄せられています。

子どもは大人が思う以上に、床に落ちたものを見つけるのが早く、飲み込む動作も一瞬です。節分を安全に楽しむために、「気をつけよう」と心がけるだけでなく、最初からリスクを生まない環境を整えることが大切です。

5歳以下の子どもがいる家庭では、豆は食べさせない、まいた後はすぐに片づける、周囲の大人にも事前に伝えておく、それだけでも、事故の可能性は大きく下げられます。


参考:
日本小児救急医学会【公式】(@jsepsns2024)公式Xアカウント2026年1月27日投稿
節分は窒息・誤嚥に注意! 硬い豆やナッツ類は5歳以下の子どもには食べさせないで!(消費者庁)
食品による子どもの窒息・誤嚥(ごえん)事故に注意!(消費者庁)
節分の時期には子供の誤飲等に注意しましょう!(東京都)


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