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【更年期症状ゼロ】の理由は“豆腐習慣”!? 加藤紀子さんが語る、穏やかな40代をすごす秘密のルーティン|インタビュー

  • 2025.12.18

程度の差はあれど、女性なら誰もが経験する更年期。ふたりの先輩女性の乗り越え方から、更年期のメカニズム、タイプ別の症状を知ることで、この時期を快適に乗り越えましょう。


リアルボイスで知る、私たちの更年期

加藤紀子さん。1973年生まれ、三重県出身。1992年の歌手 デビュー以降、テレビ、ラジオなどで幅広く活 躍。2000年にはフランス留学を経験。現在は、 TBS「ふるさとの未来」出演中。

「豆腐の扉」を開けたことで更年期症状とは無縁に

更年期らしい症状が一切なく、体調的にも精神的にも穏やかな日々を送っているという加藤さん。その背景には、無類の豆腐好きであることが関係しているようです。
「いつも冷蔵庫にお豆腐が入っているなと気づいたのが30代後半。量をたくさん食べるというより、週に1〜2回、習慣的にずっと食べ続けてきたという感じです」豆腐と真剣に向き合うようになったのは、ラジオで全国豆腐連合代表理事と共演したことをきっかけに、2017年に豆腐マイスターの資格を取得してから。

〝お豆腐の扉〞を開けたら、おもしろくて、楽しくて、どんどん沼にハマっていって(笑)。更年期はエストロゲンという女性ホルモンの分泌量が減ることで様ざまな症状が出るのですが、お豆腐に含まれる大豆イソフラボンはエストロゲンと似た働きをするんです。若い頃から日常的にお豆腐を食べてきて、豆腐マイスターの資格を取得し、40代後半の〝揺らぐ時期〞に、街のお豆腐屋さんが作られる栄養たっぷりのお豆腐をいただいたことで、更年期の症状を抑えられているのかもしれません。たとえば冷ややっこは、かけるしょうゆも大豆製品ですしね。むしろ、生理があった頃の方がイライラしがちで、気持ちをコントロールできないことがたびたびあったように思います。今は、持ち物がひとつなくなった感覚で、すごく楽になりました」

日々の食事に気を使うことで自分が機嫌よく過ごせるように

「日々、自分が機嫌よく過ごせるように食べ物を気遣うことが、結果として、更年期の症状を遠ざけている」と加藤さん。

2012年から畑での野菜作りをスタートし、山形県の農家レストランでの味噌仕込みは 12 年目を迎えました。今年は東美薬膳認定アドバイザーの資格も取得され、食への造詣がどんどん深まっています。

「薬膳の勉強をするなかで学んだのですが、中国の三大医学書の記述によると、女性の体は7の倍数で変化が訪れるんですって。7歳頃に髪がしっかりし、大人の歯に生え変わり、14歳頃 に生理が始まって、49歳頃に閉経を迎える。ちなみに、男性は8の倍数。これからまだまだ人生は長いので、56歳、63歳、70歳… …と健やかでいるために、できるだけ安心・安全な食材を口にしたいと思っています。

といっても、厳格に有機のものや添加物ゼロにこだわっているのではなくて、畑で大切に育てた野菜を乱暴に扱いたくないというだけのことなんです。おいしい野菜に、いいお塩といい油があれば、それだけで幸せを感じられる。日々、自分が機嫌よく過ごせるように食べ物を気遣うことが、結果として、更年期の症状を遠ざけているのかもしれませんね」


撮影=イマキイレカオリ(加藤さん)、古家佑実(堀井さん) ヘア&メイク=藤原リカ<THREE PEACE>(堀井さん) 取材・文=北村祐子 イラスト=green K ※GLOW2025年11月号より

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