【大濠公園】楽しい！ゴージャス！石原和幸フラワーアレンジメントセミナー

早いものでもう年末ですね。リビングふくおか・北九州Web地域特派員のひすいです。 ところでみなさん、ランドスケープデザイナーの石原和幸さんをご存じでしょうか？国際ガーデニングショーの最高峰である「英国チェルシーフラワーショー」で高く評価され2006年から2025年まで計13回の金賞を受賞。エリザベス女王から“緑の魔術師”と称えられた、すごい方です。

そんな石原さんのフラワーアレンジメントセミナーが、先日取材した大濠公園 日本庭園の中の茶会館であると聞き、参加してきました。今回の開催は15回目とのことです。

こちらが会場の茶会館。午前の部と午後の部、二回開催されました。

各テーブルに花材が準備されています。
松ぼっくり、姫リンゴ、バラ、カーネーション、ヒペリカム、ピンポンマム、マルバルスカス、カスミソウ、レザーファン、竹（造花）、松(造花)。リボンと迎春のピックもついています。

石原さんが、楽しいお話をしながらお手本を作ります。

22歳の時に生け花の「池坊」に入門されたことがきっかけで花と緑に関する仕事を始められたという石原さん。ご自身が手掛けた庭園を、カレンダーの写真を見ながら紹介してくれました。長崎県のご出身で、現在、長崎のグラバー園の大使など、20もの大使をしているそうです！
今年のチェルシーフラワーショーではゴールドメダル受賞。息子さんで建築家の潤さんも出展し、初挑戦の潤さんはシルバーギルドを受賞しました。

引き続き、楽しいおしゃべりと同時進行で、どんどんお手本が出来上がっていきます。

「昨日はフィリピンにいました」とおっしゃる石原さん。会場がどよめきます。
来年9月に京都で開かれる全国都市緑化フェアのメインガーデンを担当するとのことで、フィリピン在住の流木アーティストの方と打ち合わせだったそうです。

完成しました。「おー！」「わー！」と歓声があがります。赤い敷物に置くと豪華絢爛です。

チェルシーフラワーショーのゴールドメダル！

ゴールドメダルも見せてもらいました。石原さんはこれまでに１３個獲得しています。

お庭の作品名が刻まれています。

新潟県燕三条で作られた花鋏。チャールズ国王に同じものをプレゼントしたそうです！市販されているそうですよ。日本人でエリザベス女王、チャールズ国王と会話した人ってなかなかいないですよね。

チェルシーフラワーショーは、イギリス王立園芸協会（RHS）が主催する、1913年から続いている世界的に有名な歴史と権威のあるガーデンショーです。毎年5月にロンドンのチェルシーで開催されます。世界各国からトップガーデナーが参加し、腕を競い合います。

初心者でも大丈夫です

初対面の人ばかりですが、みんな和気あいあいと和やかな雰囲気です。私もお隣の方と意気投合し、話が弾みました。とても楽しい時間でした。

お手本を見ているときは簡単そうに思えましたが、難しい。悩みながら挿していきます。

画像提供 株式会社西鉄グリーン土木 岩下さん

「全体のつながりが大切です」と手直ししてもらいました。

クリスマスにも使えるミニ門松アレンジメント完成！

私の作品です。ボリュームがあって豪華な仕上がりになりました。バラが終わったらセンリョウやハボタンを入れるとお正月らしくなるそうです。おかげで良い年末年始が迎えられそうです。

作品が出来上がったら抹茶と和菓子で一息

抹茶と山路という和菓子をいただきました。お庭を見ながらしあわせなひと時です。

石原さんと記念撮影。

プレゼントのカレンダーには石原さんがサインを書いてくれました！

次回は2026年2月7日(土)開催です。

テーマは「 春を先取り!かわいい花たちのダンス～パラレルアレンジ～ 」
第1部 10:00～12:00 第2部 13:00～15:00 定員各28名
参加料 : 一人7,000円(税込) 材料費・飲み物とお菓子代・入園料込み
支払いは現金のほか以下のキャッシュレス決済サービス利用可能（クレジット決済 電子マネー決済 QRコード決済 ※一部取扱い不可のブランド有）
「お申込みフォーム」から申し込みできます。

詳細は日本庭園ホームページでご確認ください。