アンドルー元王子、孫娘の洗礼式の日に新たな爆弾　性犯罪者エプスタインとの関係を示す証拠写真が公開

現地時間12月12日（金）にアンドルー元王子の長女ベアトリス王女の娘、アテナの洗礼式が行われた。アンドルーと妻のセーラ・ファーガソンも出席したことが報じられた。

雑誌『ピープル』の報道によると、洗礼式はロンドンのセント・ジェームズ宮殿にあるチャペルロイヤルで行われた。式は非公開で、写真も発表されていないが、アンドルーが乗っていると見られる車が宮殿に到着するところが目撃されている。

アンドルーが称号を剥奪されてから、なんらかのイベントに出席するのはこれが初めて。式には他にベアトリス王女の妹ユージェニー王女夫妻と、歌手のジェームス・ブラントとソフィア・ウェルズリー夫妻が出席したと伝えられている。ジェームスとソフィアはアテナのゴッドペアレントを務めていると噂されている。ちなみにソフィアはウェリントン公爵家の出身で、ベアトリス王女の友人である。

称号を剥奪されたり、長年暮らしたロイヤルロッジからの退去が決まったりと暗いニュース続きのアンドルー。洗礼式は久しぶりに明るいイベントになったはずだが、同じ日に新たな爆弾も投下された。アメリカ議会の下院監視委員会の民主党議員が、性犯罪者のジェフリー・エプスタインの遺産管理団体から提出された写真の中から19枚を公開。その中にアンドルーが写ったものもあったのである。他にはドナルド・トランプ大統領、ビル・クリントン元大統領、映画監督のウディ・アレン、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ、ヴァージン・グループ創業者で会長のリチャード・ブランソンら有名人が写ったものが含まれている。監視委員会のある議員は「これらの不穏な写真は、世界で最も影響力のある人物たちとエプスタインの関係についてさらなる疑問を投げかけてくる」とコメント、「ホワイトハウスによる隠蔽工作を終わらせ、エプスタインとその有力者の友人たちに正義をもたらすときが来た」と語っている。

写真の中には2018年4月にロンドンで開催されたマラリアサミットで撮影した、アンドルーとビル・ゲイルの2ショットもある。写真画像代理店のゲッティイメージズが公開したオリジナルの画像（上写真）には、チャールズ国王（当時は皇太子）も写っているのだが、今回公開されたものは国王の部分が切り取られている。このことについて監視委員会は「管理団体からこのような形で送られてきた」と説明している。雑誌『ピープル』が報じている。アンドルーとエプスタインが一緒に写った写真は含まれていないが、管理団体の持っていた写真にアンドルーのものがあったということは、2人の間に交友関係があったことを改めて証明していると見られている。

ちなみに遺産管理団体は9万5,000枚の写真を提出、監視委員会はこれを精査しているという。この大量の写真の中から他にどんな人物のどのような画像が出てくるのか、注目が集まっている。