鏡リュウジが導く、“私を愛する”ための天然石8選＆おすすめジュエリー

揺らぐ時代にこそ、自分を愛することを忘れずにいたい。母なる大地からの贈り物である天然石が映し出す、セルフラブのかたちとは？ 今回は、占星術研究家の鏡リュウジさん解説による“私を愛する”ための天然石8選＆おすすめジュエリーをご紹介。

【1】カーネリアン

活力と自信を与えるポジティブなエネルギー

「オレンジがかった赤色が印象的なカーネリアンは、太陽を象徴する石。古代の人々はこの輝きに生命のエネルギーを見いだしたといいます。強いパワーを宿し、邪気を払い、持つ人に活力と自信を与えてくれる存在。ポジティブなエネルギーを放つカーネリアンは、あなたに前へ進む勇気を授け、新たな挑戦へと導いてくれるはず」（鏡さん）

アイコニックな扇形のモチーフが情熱の赤に染まり、より官能的なフェミニニティを映し出す。

ラグジュエリーな遊び心に満ちた、てんとう虫のモチーフを幸運のお守りに。

色鮮やかなカーネリアンで彩られたリングが、あふれる喜びを表現。手元を眺めるたびに、ポジティブな気持ちになれるはず。

【2】アメシスト

神秘的な輝きが直感を研ぎ澄ます

「高貴な紫色のアメシストは、平和を呼ぶ石として、人々に愛されてきました。その神秘的な輝きは、感情をクールダウンし、冷静な判断力や理知的な思考をもたらすといわれています。アメシストはギリシャ語で『酒に酔わない』を意味する言葉でもあり、危険な誘惑などの“酔ってはいけない魔物”からも身を守ってくれるのではないでしょうか」（鏡さん）

大ぶりのアメシストを中央に据え、ダイヤモンドとイエローサファイアの花をあしらったチャーミングなユニークピース。

前衛的なデザインとエレガントな色合わせが、比類なき美しさを放つネックレス。装いを一気にクラスアップしてくれる。

ロンドン発のビスポークジュエラーのリングには、ポップで洗練されたセンスが光る。

澄んだ輝きを放つアメシストが耳元で揺れ、周囲の視線を引きつける。

【3】ラピスラズリ

夜空に瞬く星のように静かに心を導く

「群青に金色の斑点がきらめくラピスラズリは、星が瞬く夜空を思わせる幻想的な石。物事の真意を悟り、幸せのあり方を示すといわれています。潜在意識に働きかけ、進むべき道を照らしてくれる、まるでパートナーのように心強い味方。迷ったり悩んだりしたときは、ラピスラズリに手を当ててみて。おのずと答えが浮かんでくるでしょう」（鏡さん）

ドロップ型のラピスラズリを中心に、シトリンやスモーキークオーツをあしらった神秘的なデザイン。

非対称のリズムで重なり合うネックレスは、建築的なフォルムとクールなブルーがスタイルに切れ味を加える。

ディープブルーの輝きは、満天の星を思わせる幻想的な美しさ。揺れるダイヤモンドがロマンティックに指先を彩って。

繊細にツイストされたゴールドの糸とラピスラズリの小さな輪が丁寧に組み上げられ、唯一無二の存在感を放つ。

【4】シトリン

陽だまりを思わせる暖かく優しい光

「明るく透き通ったイエローやオレンジのシトリンは、太陽の光のような暖かなエネルギーを宿す石。身に着ける人に前向きな気持ちをもたらし、緊張をほぐして心を穏やかにしてくれます。金運を高める石として知られますが、人間関係を円滑にし、周囲との調和を促す力も。まっすぐでおおらかなパワーが日々に希望を与えてくれるはず」（鏡さん）

歴史的なインスピレーションを再解釈したペンダントトップには、さまざまなシェイプのシトリンが優雅にきらめく。

存在感のあるオレンジのストーンが軽やかでモダンな手元を演出。

フラワーモチーフの花びらに高低差をつけることで、生き生きとした躍動感のあるフォルムに。

愛の象徴・マーガレットの花を思わせる、繊細で可憐な輝きを胸元に。

【5】パール

やわらかな白い光で女性の美しさをたたえて

「海の底でゆっくりと育まれるパールは、清らかさと女性性を象徴する宝石。古くから愛を導き、内なる魅力を引き出すものとして大切にされてきました。2025年後半からは、幸運の星・木星が蟹座へと移動し、その星座を象徴するパールは、運気を呼ぶジュエリーとしても注目されています。やわらかな白い光が、ピュアな美しさを輝かせます」（鏡さん）

繊細な花びらとつややかなパールが響き合う、アートピースのようなジュエリー。

緻密に表現された羽根のモチーフが大ぶりのパールをそっと包み込み、手元にエレガンスを宿す。

パールの白くやわらかな輝きで、顔まわりを華やげて。

モダンな造形と色のコントラストが際立つピアスは、洗練された女性にこそふさわしい。

【6】マラカイト

深い癒やしの力で心身の健やかさを取り戻す

「深いグリーンに美しい縞模様が浮かぶマラカイト。癒やしと浄化の力をもつとされ、心や体にたまった疲れや不安を吸い取り、健やかさを取り戻してくれます。古代ではクレオパトラがアイメイクに使ったとされるほど、強い守護のエネルギーを宿す石。物事を見通す洞察力を与え、ストレス社会を生きる私たちに安らぎをもたらしてくれます」（鏡さん）

リバーシブルで仕立てられたピアスには、マラカイトとマザーオブパールの異なる表情が宿る。

回転するダイヤモンドのきらめきと鮮やかなグリーンの組み合わせが、個性あふれるスタイリングを演出。

タイムレスなロケットペンダントに、ポップなエッセンスを融合したデザイン。

人生の道しるべとして身に着けたい、エレガントなお守りのようなピアス。

【7】ピンクトルマリン

そっと心に寄り添い、愛する喜びを思い出させる

「ピンクトルマリンは、数あるトルマリンのなかでも特にロマンティックな魅力を放つ“愛の石”。自分を慈しみ、周囲への優しさを育む力を高めてくれます。電気を帯びる性質をもつことから、古くから神秘的なパワーがあると考えられてきたこの石。自らの想いを自然と相手に届け、愛にまつわる不安や迷いをそっと癒やしてくれるでしょう」（鏡さん）

さまざまなシェイプのピンクトルマリンでさりげなく大人の遊び心をのぞかせて。

流れる曲線がリボンのように指に寄り添い、澄んだピンクがフェミニンな魅力を引き立てる。

フレッシュなピンクトルマリンが主役となった、シンプリシティが光るリング。手元を見るたび、幸せな気分に包まれる。

カラーストーンの魅力を最大限に引き出すよう設計されたリングは、ぽってりしたボリュームと洗練されたラインが、手元を印象的に彩る。

【8】オニキス

漆黒の輝きが宿す、揺るがない強さと意志

「強い守護の力をもつといわれるオニキス。長きにわたり魔除けの護符として用いられ、持つ人を災いから守ると伝えられてきました。危うい縁や不誠実な関係を遠ざけ、人の悪意をはね返す頼もしさをもつ石。周囲に流されやすい人には、自分の軸をしっかりと保つ力を与えてくれます。漆黒の輝きで、心に揺るがぬ強さを宿して」（鏡さん）

“モノグラム･フラワー”をモダンに再解釈したステートメントピース。つややかなオニキスが個性を際立たせる。

黒を基調にしたボリュームリングは、ユニセックスでも楽しめそう。

ブランドを象徴する幾何学フォルムに、シャープな黒とパヴェダイヤモンドが映える。

オニキスを組み合わせたアイコニックなイヤリングで、顔まわりをクールに引き締めて。

photo: KOUHEI I IZUKA, HITOSHI FUJIMAKI/flame prop styling: NAZUNA styling: YUI SHIMAZAKI

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