1. トップ
  2. マンガ
  3. 【漫画】「うちの電気よ。嫌なら出ていって」眠れない私を、客の前で笑う隣の奥さん。だが、私の一言で白旗

【漫画】「うちの電気よ。嫌なら出ていって」眠れない私を、客の前で笑う隣の奥さん。だが、私の一言で白旗

  • 2026.10.27
【漫画】「うちの電気よ。嫌なら出ていって」眠れない私を、客の前で笑う隣の奥さん。だが、私の一言で白旗

毎晩、夜中まで電飾を光らせる隣の家

隣の庭の電飾の光で、私は何日も眠れずにいました

「うちの電気よ。嫌なら出ていって。」

12月の土曜の夜11時。生け垣の向こうから、隣の奥さんの声が飛んできました。

隣の庭は12月の初めから毎晩、夜中まで電飾で光っています。

週末には客を呼んで、にぎやかです。

光は私の寝室の窓まで届き、私はもう何日もよく眠れていません。

せめて夜12時には消してもらえないかと、横庭に出て頼んだところでした。

奥さんは、飾りも配線も全部ひとりでやったと言いました

「1円の迷惑も、かけてない。」

「飾りも配線も、全部私ひとり。」

奥さんは腰に手を当て、私を見て笑いました。

紙コップを手にした客の女性が、こちらを見ています。

私の家の細い横庭にあるのは、物干しと室外機だけ。

越して半年、洗濯物を干すほかに、ここへ出ることはほとんどありません。

越して半年の私には、言い返せる材料が何もありません

「先月、一から付け直したの。」

奥さんは、光の粒が流れる庭の木を得意げに見上げました。

電飾が設置されているのは、たしかに隣の庭です。

けれど、その光は私の寝室の窓にまで差し込んできます。ほかの家から苦情は一度も出ていないと、奥さんは客の前で言い切りました。

越して半年の私には、それを否定する材料がありません。奥さんの声が大きくなるたび、生け垣の向こうの人たちの視線が私に集まります。

部屋着の私は、それ以上前に出られませんでした。

「1円の迷惑もかけてない」と言い切る奥さん

光をさえぎろうと、私は横庭の物干しへ戻りました

「カーテン、厚くしたら?」

笑い声を背に、私は物干しへ戻りました。

寝室の窓のすぐ外にある物干しざおに厚手の毛布を掛けて、光をさえぎるつもりでした。

毛布を掛け終え、室外機の横に落ちた洗濯ばさみを拾おうと、かがんだとき、指先に何かが引っかかりました。

コードは、私の家の屋外コンセントにささっていました

確かめると、それは太いオレンジ色の延長コードでした。

生け垣の根もとの落ち葉にまぎれ、私の家の外壁にある屋外コンセントから、生け垣の向こうへ延びています。

プラグは私の家のコンセントにささっていました。

「この電飾の電気、私の家からです。」

生け垣の向こうで、笑い声がやみました。私はプラグを握った手に、力をこめました。

プラグを抜くと、隣の庭の電飾が一度に消えました

プラグを抜くと、隣の庭じゅうの電飾が一度に消え、庭は急に暗くなりました。私は抜いたプラグを足もとに置きました。

奥さんは生け垣の根もとにかがみこみ、コードをつかんで立ち上がると、両手で手繰り寄せはじめました。

「前の人のころから、つないであったの!」

「先月、一から付け直したのでは?」

客の女性は、紙コップを持ったまま、奥さんと私の顔を見ました。

先月、飾りも配線も自分で付け直したと言っていた奥さん。

前の住人のころからつないであったという説明では、つじつまが合いません。客の視線を受け、奥さんはようやく事実を認めました。

『先月付け直したときから、お宅の電気につないでたの』。奥さんは客に向かって、そう言いました。これまでの分の電気代は払うこと、これからは自分の家の電気を使い、夜9時までには消灯することを約束しました。

そして、今夜の集まりもこれでお開きにすると告げたのです。

そう約束した奥さんは、明かりの消えた庭で、オレンジ色のコードの最後の1メートルを、両手で手繰り寄せていました。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ