京都人からの好感度「MAX」まで上げたらどうなるか　妄想ふくらむ漫画に12万人爆笑

京都の人は遠回しな言い方をする、というのは昔からよく言われることだ。

有名なのは、上方落語「京の茶漬け」にも出てくる「ぶぶ漬け（お茶漬け）でもどうどす？」といった表現。お茶漬けを出すことでお客さんに帰宅を促す、というものだが......。

では京都人が「好感度MAX」状態だったら、どうなるのか？あるユーザーの想像がX上で話題になっている。

X上で創作漫画を発表している伊東（＠ito_44_3）さんが2025年10月17日に投稿したのは、5コマからなる作品。女性の家を訪れた男性が、まさに帰ろうとする所から始まる。

男性「そろそろお暇しますね」
女性「あらあら...」

席を立とうとする男性に、女性の反応はどこか意味深だ。そして......。

女性「そないにウチのお茶がお口にあわなかったどすか？」
男性「そういうわけでは...」

なんとも皮肉めいた表現に、男性はタジタジ。思わず腰を再度下ろしてしまったようだ。しかし、女性の皮肉はさらに続く。

女性「えらいすんまへんなぁこないな安菓子しか出せんで」
男性「いえ美味しかったです」

このまま帰ったら、「お茶やお菓子が口に合わなかった」ということになってしまいそう。これは、帰り辛いぞ......。

しかも、女性の攻撃はまだ終わらない。

女性「まぁウチは旧い家どすからなぁ...寒ぅて長居はできひんよなぁ」
男性「いや全然そんなことは...」

こんなの、長居しなきゃ逆に失礼みたいになる......！長居して、「あなたの家は寒くありませんよ」を証明しなきゃ......！

しかしさすがに卑下し過ぎではないだろうか？少し違和感を覚えたところで、最後の1コマ。

女性「あなたが帰らはったら...この座敷も急に広うなってしまうわぁ」
男性（ぶぶ漬けの逆でこんな感じなのか...）

奥ゆかしさを保ちつつも、ついに本音がチラリ。思いがけないツンデレ表現に、男性はドギマギしてしまう。

今までの皮肉は、「帰ってほしくない」のサインだったのか......！

この漫画に、Xユーザーからは12万件を超えるいいねのほか、

「これやられたらコロッといってまうなぁ〜」
「『寂しいから帰らないで...一緒にいて』って...言うだけでこの長さ？」
「うるせぇから口塞いじゃえよ、もう」

といった声が寄せられている。

このラブストーリーに、"ぶぶ漬け"の悲しい出番が無いことを祈っている。（ライター：Met）