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“二刀流”で挑戦を続ける人気アーティスト「ステージに上がる瞬間と同じ」俳優業と両立するための工夫とは?【独占インタビュー】

  • 2025.12.28

2026年1月8日に放送がスタートする、カンテレ×FODドラマ『顔のない患者-救うか、裁くか-』。本作は、外科医である主人公・都築亮が、最愛の妻の命と見知らぬ犯罪者の命のどちらを救うかという“命の天秤”を突きつけられ、極限まで追い込まれていくノンストップ・ヒューマンサスペンス。

TRILLでは、本作で初の単独主演を務める長谷川慎(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)に単独インタビューを実施。今回お届けする後編では、ドラマの撮影裏話や、俳優業とアーティスト活動との両立などについて語ってもらった。

『顔のない患者-救うか、裁くか-』長谷川慎インタビュー 後編

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(撮影/松川李香)

――今回、初単独主演作ということですが、座長として現場で心がけていることなどはありますか?

長谷川慎(以下、長谷川):そうですね、やっぱり現場の雰囲気作りを心がけています。自分がこんなことを言うのはおこがましいかもしれませんが、主演を張らせていただいているので、自分の機嫌が悪いとか、そんなことはあり得ないと思っています。もちろん、疲れたりはしますが、そういう時でも、しっかりと地に足をつけて、柱というか、軸となってちゃんと動く。それを続けていきたいと思っています。主演はストーリーを動かしていく人なので、きちんと役に向き合う気持ちと、作品を良いものにしたいという想いがあれば大丈夫だと信じて、現場に臨んでいます。それは、僕だけじゃなくて、監督やスタッフ・キャストのみなさんが、それぞれ現場の雰囲気を良くしてくださっていると思います。とても助けられていますし、いいチームだなと感じています。

――長谷川さんの表情から、いい雰囲気で撮影されていることが伝わってきます。何か、撮影現場でのエピソードや撮影裏話を教えていただけますか?

長谷川:このドラマは、すごく重いお話ですけど、現場は明るくて楽しいんですよ。特に、助監督さんが面白い方で、ちょくちょく親父ギャグを挟んできて(笑)。僕、結構笑っちゃうんです。そのおかげで、気持ち的にたくさん支えられています。僕からも、「あれ、髪切ったんですか? 刈り上げがかっこいいですね!」とか、親しく話しかけさせてもらっています。

自分が知らない自分に出会える瞬間がある

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(撮影/松川李香)

――長谷川さんが演じている都築亮は、すごく重いものを抱えている役柄なので、現場が明るいと聞いて安心しました! 長谷川さんは、俳優のお仕事をされてからだいぶ経ちましたが、アーティスト活動の時との気持ちの切り替えというか、俳優業と両立する上で工夫していることはありますか?

長谷川:アーティストとかダンサーは、表現者というカテゴリーの人なので、自分を表現するという意味では、俳優と似ている部分があると思っています。自分の内から出るエネルギーは、“アーティストモード”と言いますか、ダンスで人を引きつけるようなオーラは、ステージに立った時にスイッチを入れないと、やっぱり出せないと思うんですね。お芝居の時も、“アーティストスイッチ”じゃないですけど、なんとなく自分でトリガーになる瞬間があります。現場に入って、自分を起動させる瞬間とかは、「なんかこれ、ステージに上がる瞬間と同じだな」と、感じることがあります。普段、グループで活動をしている時とかも、「自分ってこんな動きができるんだ」という、自分が知らない自分に出会える瞬間があるんです。ステージに立って、アドレナリンが出る瞬間。それは、お芝居をしている時も一緒で、自分が今までやってこなかったお芝居が、現場で引き出された瞬間に、生きている実感が湧きます。だから、気持ちの切り替えや、両立というよりも、パフォーマーと役者の両方に通ずるものがあって、やり甲斐を感じています。

――なるほど。分けて考えるのではなく、両方とも並行して、どんどん成長していっている感じがありますね。

長谷川:そうだと思います。

お風呂で全部流してリセットしてスタート

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(撮影/松川李香)

――すごくエネルギッシュで素晴らしいですね! そうは言っても、初単独主演ドラマでは、撮影でいろいろ大変なことはあるかと思います。「ちょっとハードだな」と思った時に、気分を上げるためにしていることってありますか?

長谷川:気分を上げようとはあまりしていなくて、どちらかと言うと、リラックスしようと心がけています。ドラマの内容がハードなので。家に帰ったら、お風呂に浸かりながら、キャンドルを焚いて火を見ると、リラックスできます。気持ちが落ち着くんですよね。電気は消して、キャンドルの火を見ながら、その日の自分と向き合います。同時に半身浴もできるし、時にはそこで台本も覚えたりします。お風呂で全部流して、「明日も頑張ろう」という気持ちになります。リセットしてスタートする感じですね。

――長谷川さんのお話を聞いていると、すごくポジティブな感じが伝わってきて、私も元気になってきます!

長谷川:そうですか、嬉しいなぁ! そう言っていただけると、僕ももっと元気になります。

――素敵なお話を聞かせていただき、ありがとうございます! では最後に、今回TRILLに初登場していただいたということで、読者に向けてメッセージをいただけますでしょうか?

長谷川:もちろんです! TRILL読者のみなさん、はじめまして、長谷川慎です。僕を知らない方も多分たくさんいらっしゃると思うんですが、僕は普段THE RAMPAGEというグループでアーティストをやっております。お芝居にも挑戦させていただいていまして、今回初単独主演ということで、自分の挑戦が詰まった作品になっていますので、ぜひご覧ください!

 

長谷川慎(はせがわ まこと)

1998年7月29日生まれ。神奈川県横浜市出身。LDH JAPAN所属。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのパフォーマー。2017年から俳優業を開始。主な出演作に、TVドラマ『PRINCE OF LEGEND』(2018年)、『アプリで恋する20の条件』(2021年)、『顔だけ先生』(2021年)、『シガテラ』(2023年)、『自転しながら公転する』(2023年)、『恋をするなら二度目が上等』(2024年)、『離婚後夜』(2024年)、『レッドブルー』(2024年)、配信ドラマ『主人公』(2019年)、映画『PRINCE OF LEGEND』(2019年)、『HiGH&LOW THE WORST X』(2022年)、『恋をするなら二度目が上等〜special edition〜』(2024年)、舞台『REAL RPG STAGE「ETERNAL」』(2021年)、『ロミオ&ジュリエット』(2023年)などがある。


関西テレビ『顔のない患者-救うか、裁くか-』

放送日時:2026年1月8日(木)スタート
カンテレ:深夜0時30分〜/以降、深夜0時15分~
フジテレビ:深夜1時〜/以降、深夜12時45分〜
出演:長谷川慎(THE RAMPAGE) 井上想良 樋口日奈/梅舟惟永 さかたりさ 高橋侃 遊井亮子/曽田陵介 飯田基祐
脚本:八代理沙 本間おと
監督:森田亮 杉田真一 泉原航一
プロデューサー:三方祐人 駒奈穂子 菊池実里
番組URL:https://www.ktv.jp/the-faceless-patient/

公式SNS
・X:https://x.com/faceless_ktv
・Instagram:https://www.instagram.com/faceless_ktv/
・TikTok:https://www.tiktok.com/@faceless_ktv



ライター:清水久美子(Kumiko Shimizu)

海外ドラマ・映画・音楽について取材・執筆。日本のドラマ・韓国ドラマも守備範囲。朝ドラは長年見続けています。声優をリスペクトしており、吹替やアニメ作品もできる限りチェック。特撮出身俳優のその後を見守り、松坂桃李さんはデビュー時に取材して以来、応援し続けています。

X(旧Twitter):@KumikoShimizuWP(https://x.com/KumikoShimizuWP