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ワイヤレスイヤホン感覚で「聞こえづらさ」解消!オープンイヤー型集音器「cocoe Ear」2026年春発売へ

  • 2025.12.5

補聴器への抵抗感踏まえ、「若者が着けているイヤホン」感覚目指す

NTTソノリティが発表したオープンイヤー型集音器「cocoe Ear(ココエイヤー)」
NTTソノリティが発表したオープンイヤー型集音器「cocoe Ear(ココエイヤー)」

NTTのグループ会社で、オーディオ機器の開発・販売などを手掛けるNTTソノリティが2025年12月3日、シニア層を中心とした「聞こえづらさ」を感じる人向けのオープンイヤー型集音器「cocoe Ear(ココエイヤー)」を発表しました。従来型の補聴器を着けることに抵抗感を持つ人がいることも踏まえ、「若者が着けているような(ワイヤレス)イヤホン感覚で使えるものを目指した」とのことです。

「cocoe Ear」は、重さ約10グラム(片耳分)で、耳にかけて使用。耳の穴をふさがないため、本来聞こえる音をそのまま耳に届けつつ、加齢によって聞こえにくくなる高音などをデバイス側で増幅して補うとのことです。

高性能チップによる音処理でハウリングを抑えており、会話や音楽、テレビ音声などを自然に楽しめるのが特長。ボタンひとつで集音機能のON/OFFも可能で、ワイヤレスイヤホンとしても使用できるそうです。

12月3日に都内で開かれた製品発表会で、cocoe EarのプロダクトマネージャーであるNTTソノリティの中野達也担当部長は「私は長年、補聴器の開発をしてきましたが、装着に抵抗感を持つ人が多いことが課題でした。しかし現在は、ワイヤレスイヤホンが普及し、『耳に何かを着けること』が当たり前の時代。若者が着けている(ワイヤレス)イヤホンと同じようなもので、着けていても違和感がなく、ちょっとした耳の困りごとを解決してくれる、イヤホンと補聴器と集音器、それぞれの特徴を持ち合わせる製品と位置づけ、開発しました」とコメント。

cocoe Earの価格は3万9600円(税込み)。カラーはホワイト、ベージュ、ブラックの3色。2026年春に発売予定。

なお、「cocoe Ear」は、NTTソノリティの新ブランド「cocoe(ココエ)」の第1弾で、同社は、テレビに接続することによって、「cocoe Ear」でテレビ音声を快適に聞ける機器「cocoe Link(ココエリンク)」なども同時に発表しました。

オトナンサー編集部

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