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「開けるのが怖い…」魔窟化した実家の物置。プロが教える、心が折れずに片付ける【たった一つの極意】

  • 2026.1.9
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出典:PhotoAC ※画像はイメージです

遺品整理や特殊清掃の現場を通して、現代社会が抱える「孤独」や「家族のあり方」を問いかけるYouTubeチャンネル「遺品整理人横尾将臣(メモリーズ代表)」。

今回は、家の片付けの中でも多くの人が「心が折れる」と悩む「物置」の整理に、メモリーズ代表の横尾さんが一人で挑む動画「効率の良い物置整理が丸わかり!横尾が一人で「物置整理」を解説!果たして、「物置あるある」なるか!?in横浜【メモリーズ番外編】」をご紹介します。

「何が入っているか分からない」「開けるのが怖い」。そんな“ブラックボックス”化してしまった物置も、プロの視点とちょっとした工夫で、驚くほどスムーズに片付けることができるのです。

まずは「光」を入れることから

今回の現場は、お庭にある古い物置。解体を前提とした片付けですが、中には長年積み重ねられた園芸用品や日用品がぎっしりと詰まっています。

多くの人がここで「どこから手を付ければいいの?」と立ち尽くしてしまいそうですが、横尾さんは作業前、いきなり「ある行動」に出ます。

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出典:『遺品整理人横尾将臣(メモリーズ代表)』(YouTube)

それは「扉を外す」こと。一見、大掛かりな「荒業」にも見えますが、横尾さんによれば、これは「間口を広げて光を取り込み、作業時間を短縮する」という明確な狙いがあります。

薄暗くて閉塞感のある空間をまずは明るく作業しやすい場所に変える。「どんどん出せるように環境を作る」ことこそが、横尾さんの考える効率化の第一歩です。

「手前から」&「可燃ゴミ」で攻める!

準備が整ったところで、いよいよ搬出です。物置整理で一番の敵は、「終わる気がしない」という絶望感。あれもこれもと手を出して、鉄や液体などの分別に悩み始めると、脳が疲れて手が止まってしまいます。

そこで横尾さんが「モチベーション維持の極意」として挙げるのが、「手前から」そして「可燃ゴミから」というシンプルなルールです。

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出典:『遺品整理人横尾将臣(メモリーズ代表)』(YouTube)

奥の物を無理に引っ張り出すのではなく、まずは手前にある壁を崩していくこと。そして、判断に迷う物は一旦後回しにし、家庭ゴミの多くを占める「燃えるもの」だけをどんどん出していくこと。

「可燃からバババッと出したら、結構減っていくのでモチベーションを維持して片付けることができます」と横尾さん。

目に見えて物の山が減り、「進んでいる!」という実感が湧いてくる。この「減っていく快感」を味方につけることこそが、楽しく作業を続けるためのポイントのようです。

「これ何だろう?」作業を“楽しむ”余裕を持つ

埃まみれになりながらの過酷な作業ですが、片付け中の横尾さんは、どこか楽しげです。

次々と出てくる不思議なアイテムを手に取り、面白がる。実はこの「楽しむスタンス」こそが、彼が教えてくれるもう一つの大切なポイントです。

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出典:『遺品整理人横尾将臣(メモリーズ代表)』(YouTube)

「これカニの形をした栓抜き?違うかな(笑)」と、ユニークな形の道具に興味津々。「おはじきとかビー玉とかちゃうこれ?…ただの石ころです、すいません(笑)」と、お宝発見かと思いきやただの石だったことに一人でツッコミを入れて笑います。

ただのゴミ処理だと思ってやると、心はすぐに疲弊してしまいがちです。しかし、横尾さんのように「何が出てくるかな?」と発見を楽しみ、懐かしむ余裕を持つことで、片付けは「苦行」から「発見の旅」へと変わるかもしれません。

埃まみれの物置から見えた「家族の景色」

単なる不用品の山に見える物置ですが、一つひとつ手に取ると、そこには確かに家族の暮らしがありました。出てきたのは、立派な賞状や、かつて飼っていたと思われるワンちゃんのブラシ。

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出典:『遺品整理人横尾将臣(メモリーズ代表)』(YouTube)

「この家の背景が見えてくるっていうことは、距離感が縮まった気がして僕は好きです」

そう語る横尾さん。出てきた賞状はゴミ袋には入れず、依頼者さんに確認してもらうためスタッフに託しました。

たとえ埃にまみれていても、それは依頼者さんにとって大切な記録かもしれません。物を通して住んでいた人々の温かい日常を感じ取る。そんな姿の端々に、横尾さんが日頃から大切にしている「依頼者の気持ちに寄り添う心」がうかがえます。

最後はプロの技で解体

中の物をすべて出し終えると、最後はスタッフ数名で解体作業です。大きな物置も、プロの手にかかればあっという間に鉄の板へと姿を変え、その場所は基礎のみとなりました。

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出典:『遺品整理人横尾将臣(メモリーズ代表)』(YouTube)

物置が片付くと、庭に光が入り、心までスッキリと軽くなります。まずは手前から、そして「可燃ゴミ」から一つずつ。「開かずの扉」を開ける勇気が、家の未来を明るく変えていくのかもしれません。

ゴミの分別ルールは地域によって大きく異なります(今回の動画は横浜市のルールに基づいています)。ご自身で片付けを行う際は、必ずお住まいの自治体の分別ルールを確認しましょう。



動画:「効率の良い物置整理が丸わかり!横尾が一人で「物置整理」を解説!果たして、「物置あるある」なるか!?in横浜【メモリーズ番外編】

取材協力:「遺品整理人横尾将臣(メモリーズ代表)」、「公式Webサイト

※本記事は動画の権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています


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