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「メジャーで測ったはずなのに」ドラム式洗濯機が“あと数センチ”入らない悲劇。プロが教える「魔の出っ張り」

  • 2026.1.3
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは。引っ越し・家財の運搬をしているしーやんです。

引っ越しや家財の運搬業務の現場では、思わぬ事態に遭遇することがあります。

今回は、ドラム式洗濯機を搬入した際のエピソードです。

問題になったのは、普段あまり意識されないドア枠の“アレ”でした。

玄関から廊下までの搬入は順調だったけど…

この日は、一戸建てのお宅へドラム式洗濯機をお届けする作業でした。

玄関の間口は十分にあり、キルトカバーやマットを使って慎重に室内へ搬入しました。

廊下の幅も問題なく、洗濯機のサイズを考えても「このまま洗面所まで行けそうだ」という感触でした。

ドラム式洗濯機は重量もあり、搬入には神経を使いますが、ここまでの作業は想定通り、順調に進んでいました。

しかし、本当の難所は、洗濯機置き場の直前で待っていました。

洗面所入口で発覚した想定外の障害

廊下を抜け、洗面所の入口に差しかかったところで、洗濯機が止まりました。

メジャーで確認すると、洗濯機本体の幅より、洗面所入口の内寸が数センチ狭い状態でした。

原因は、ドア枠の内側に取り付けられた「戸当たり」です。

普段はドアが当たって止まるようにするための部材ですが、今回はその出っ張りが搬入の邪魔をしていました。

設置場所はもう目の前なのに、洗面所の入口がまさかのボトルネックになっていたのです。

“戸当たり”取り外しという判断

このままでは設置ができません。

状況を見たお客様が「なんとかして入りませんか?設置できないと、洗濯できない…」と心配そうに言いました。

そこで、戸当たりを一時的に外せるかどうか確認しました。

今回の戸当たりは、ビスでドア枠に固定されているタイプでした。

お客様の了承を得たうえで、慎重にビスを外し、戸当たりを取り外しました。

数センチの差でしたが、戸当たりがなくなることで洗濯機は無事に入口を通過しました。

洗濯機置き場まで搬入し、設置と水平調整を終えたあと、取り外していた戸当たりも元の位置に戻しました。

結果として、洗濯機は問題なく設置でき、建具にも影響は残らなかったので運がよかったのですが、この対応は条件がそろっていたからこそできた判断でした。

すべての戸当たりが外せるわけではない

今回うまくいった最大の理由は、戸当たりがビス固定だった点にあります。

私の経験では、中には接着剤で固定されている戸当たりもあり、その場合は簡単に外すことができません。

無理に取り外そうとすれば、ドア枠や壁材を破損させる恐れがあります。

そのため、現場に行ってみなければ判断できないケースも多く、「外せば何とかなる」とは言い切れないのが実情です。

また、今回問題になった戸当たりだけでなく、過去にはドア自体や窓枠自体を外したケースもありました。

建具のどの部分でも、場合によっては搬入経路の妨げになり得るのです。

搬入作業は、搬入物や建物を傷つけず、安全に行うことが大前提ですが、経路や建具によっては搬入物や建物を傷つけてしまうリスクがぐんと高まります。

大型の家電や家具を購入する場合は、搬入経路を事前にしっかり確保しておくことが重要です。

まとめ:搬入経路の障害物が搬入を妨げることがある

大型家電、家具の搬入では、設置場所の寸法だけを見て判断しがちです。

しかし実際には、玄関、廊下、曲がり角、部屋の入口など、搬入経路全体がその寸法以上でなければなりません。

事前に通路の幅や高さを測っておくか、搬入業者にあらかじめ相談しておくことで、当日のトラブルを防ぐことができます。

今回は運よく対応できたケースでしたが、毎回同じようにいくとは限りません。

スムーズな設置のためにも、「置けるかどうか」だけでなく「通せるかどうか」まで含めた事前の確認が大切です。


ライター:しーやん

現在は日本語教師をしながら、ライター業、引っ越し・家財の運搬業務をしております。鉄道、受付、テーマパークなど様々な業種で培った経験をもとに「正しい日本語で心に刺さる文章を」をモットーに執筆中。


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