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ボヘミアンなロングスカートが、この秋冬カムバック!ランウェイ&シエナ・ミラーに学ぶ攻略法

  • 2025.11.26

ボヘミアンなムードを纏うロングスカートが、この秋冬いよいよ本格的にカムバック。1970年代を象徴するアイコンとしてヒッピーたちに愛され、2000年代には“イットガール”たちの定番となったこの一着が、いま再び、ぐっとモダンな表情で戻ってきた。

自由なアプローチ、空気を孕むシルエット、軽やかに揺れるフリンジ。ボーホーシックの潮流は、この秋冬も確実にモードシーンへ浸透している。なかでも、このトレンドを語る上で欠かせないのが、シェミナ・カマリが提案するクロエCHLOÉ)の世界観。自然体でありながらフェミニン、力強くそしてエフォートレス。その佇まいこそが、今季のボーホー回帰を牽引している。

ランウェイで存在感を放つ、ボーホーシックなロングスカート

サンローラン 2025-26年秋冬コレクション
サンローラン 2025-26年秋冬コレクション
エリー サーブ 2025-26年秋冬コレクション
エリー サーブ 2025-26年秋冬コレクション
クロエ 2025-26年秋冬コレクション
クロエ 2025-26年秋冬コレクション
ブルマリン 2026年春夏コレクション
ブルマリン 2026年春夏コレクション
シャネル 2026年春夏コレクション
シャネル 2026年春夏コレクション

サンローランSAINT LAURENT)では、アンソニー・ヴァカレロがペイズリー柄をあしらった、タイムレスなエレガンスを宿す一着を提案。エリー サーブELIE SAAB)は、流れるような質感を生かし、エアリーなトップとスカートを組み合わせた洗練のルックを披露。クロエは、繊細に透けるスリップドレスで、70年代のボヘミアン・スピリットを軽やかに呼び覚ました。一方、ブルマリンBLUMARINE)は、深いスリットを効かせたセンシュアルなシルエットで、Y2Kムードの回帰を印象づけた。そしてシャネルCHANEL)の2026年春夏コレクションでは、鮮烈なスカーレットレッドのフリルスカートで、色彩の力強さをランウェイに刻んでいる。

2025年のボーホーシックを体現する、シエナ・ミラーのアイコンルック。
Fran Cutler's Birthday Bash At Nexus Club London2025年のボーホーシックを体現する、シエナ・ミラーのアイコンルック。
2003年のシエナ・ミラー。色褪せないボヘミアンなスタイルが光る。
Frost French Perrier Jouet Lingerie Launch2003年のシエナ・ミラー。色褪せないボヘミアンなスタイルが光る。

そんな今季の空気感を象徴するのが、シエナ・ミラーの存在だ。2000年代から今日まで、常に“自由”のエスプリを体現してきた。なかでも今も語り継がれるのが、2003年にロンドンリバティ百貨店で行われたレセプションパーティーでの装い。真っ白なキャミソールに、軽やかに揺れるロングスカートを合わせた姿は、その瞬間、ボヘミアンスタイルのミューズとしての地位を不動のものにした。

クロエの世界観に深く共鳴するシエナは、これまで数えきれないほど同ブランドのドレスをまとってきた。ショーのフロントロウから、2024年のカンヌ国際映画祭レッドカーペットまで——彼女は一貫して、クロエが紡ぐ詩的なフェミニニティを体現し続けている。今季ロングスカートを選ぶなら、その自由なスピリットこそ、スタイルの鍵になるはずだ。

Text: Alexandre Marain Adaptation: Saori Yoshida

From: VOGUE.FR

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