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【美文字テク】たった3つのメソッドで、一生使えるきれいな字を書くコツをマスター!

  • 2025.11.23

大人の美しさは、内面からも磨きましょう。
たとえば、手紙やメモなどの書き文字が美しいと、より洗練された印象がアップします。
クセ字が気になる人でも、ちょっと意識するだけで、驚くほどの美文字が身につきます!

教えていただいたのは・・・
横浜国立大学教授・書家
青山浩之先生
美文字研究家。美しく見える文字の書き方「青山メソッド」を確立し、美文字の鉄則の普及に尽力。わかりやすい理論には定評があり、テレビ、雑誌、セミナーなど多方面で活躍している。『美しい文字は脳がつくる!永久美文字レッスン』(西東社)など著書多数。
@hiroyuki_aoyama_ynu

1日4文字、たった10分で「脳内文字」を美しく修正

「脳内文字」とは、頭の中に貯蔵された〝自分流の字形データ〟のこと。
私たちが文字を書くときは、この脳内文字を思い浮かべながら、手を動かしています。つまり、脳内文字を美しく修正すれば、美しい文字が書けるのです。

「美しい文字には、共通の理論やルールがあります。

青山流メソッドで基本としているのが、丁寧な線を書く『ピタ・カク・ピト』のルール、字形を整える『隙間均等』のルール、文字の配列を整える『中心線串刺し』のルールの3つです」

さらに、それぞれの文字の「長所」を、1つだけ意識しながら書くと字はぐっと見違えます。

「練習は、まずお手本を確認し、美文字の理論やルールをおさえます。次に、お手本を見ずに、美文字の理論やルールを、自分の文字に取り入れて書いてみてください。書いた文字は、お手本と見比べてチェックし、もう一度、お手本を見ずに書いてみましょう」

さらに、翌日も同じ練習を繰り返し、長期記憶に定着させます。集中して練習する時間は、1日4文字程度、10分ほどで十分。次第に脳内文字が修正され、安定して美文字を書けるようになります。

なお、日本語の文書は、ひらがなが約7割を占めるので、ひらがなから練習するのも効率的です。

「最も大切なのは、自分の中に生まれたものを文字で表現したい、相手に届けたいという気持ちです。そういう気持ちがあれば、必ず美しい文字を書けるようになります」

これだけで見違える! 青山流3大メソッド

美しい文字には、「美しく見える要素」がふんだんに盛り込まれています。
それらをルールや理論として体系化したのが「青山メソッド」です。その中で、どんな文字にも共通するのが、基本の3大メソッド。
この3つを意識するだけで、あなたの文字は見違えて美しくなります!

1. ピタ・カク・ピト
〝丁寧に見える字〟は「ピタ・カク・ピト」の3つのリズムで生まれます。
声に出しながら書くことで、リズムとともにルールが脳に定着し、より効果がアップします。

「ピタ」

横画の最後を書き流してしまうと、雑な印象を与えます。
「ピタ」としっかり止めるだけで、安定感が生まれ、丁寧な字に見えます。

「カク」

角が丸いと、子どもっぽい字に見えます。
折る方向を見定め、「カク」と声に出しながら、しっかり折りましょう。

「ピト」

本来くっつくべき線がくっついていないと、まとまりがなく頼りない印象に。
「口」はすべてくっつけて、全体を引き締めます。

2. 隙間均等のルール

線と線の間にできる隣り合う隙間を、均等にそろえるだけで、字形のバランスが整います。
お手本のない字でも、バランスよく書けます

人は線と線の間も無意識に見ているため、隙間がふぞろいだと字形が乱れて見えます。
隙間を均等にすると、安定感もアップ。

3. 中心線串刺しのルール

2文字以上書くときは、文字の中心を〝串刺し〟するようなイメージで、そろえて書きます。
縦書きでも横書きでも同じです。

中」「央」の中心の線を一直線上に並べます。
中心がわかりにくい文字は、文字全体のおおよその形を把握して、中心を並べます。

Illustration: Ayako Motomura text: Aya Teramoto

大人のおしゃれ手帖2025年11月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

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