1. トップ
  2. ファッション
  3. 【1週間コーデ】おしゃれデザイナーの最旬モノトーンスタイル8選~#013YukariSuda須田ゆかりさん~

【1週間コーデ】おしゃれデザイナーの最旬モノトーンスタイル8選~#013YukariSuda須田ゆかりさん~

  • 2025.11.17

おしゃれ賢者のリアルな着こなしとワードローブを拝見する「1週間コーデ」。今週は海外からも人気が高いアパレルブランド「パドカレ」デザイナーの須田ゆかりさん(57歳/身長157cm)。シンプルなモノトーンをベースに、さまざまな素材を取り入れたレイヤースタイルは、秋冬のコーデのお手本になります。

パドカレの今シーズンのテーマは「スローライフ」。自然環境に配慮した素材や、「動物との共生」の願いをプリントにしたスカートやシャツなど、デザイナーの須田ゆかりさんが思い描く世界観が展開されています。今シーズンのアイテムを中心に、「25年もののマルタン マルジェラのベストやバッグ、定番のコットンワンピースなどを合わせました」(須田さん)。モノトーン中心のコーデには、カシミアセーターをストールのように巻いたり、ヴィンテージのデニムジャケットを重ね着するなど、ネイビーやカーキを効果的に。「最近は天候が急変しがちなので、重ね着することが増えました」と須田さん。
デザイナーとしてのルーツは、子どものころから洋服が大好きで、リカちゃん人形の洋服をつくっていたそう。「人形の洋服デザイナーを志して服飾専門学校で学びましたが、ご縁がなくて婦人服のメーカーに入社しました。いつか、パドカレで子ども服や人形の洋服もつくってみたいですね」(須田さん)

【月曜日】 異素材のモノトーンレイヤードで軽やかに

週のはじめは、ジャケットできちんと感を。リネン、ウール、コットンと異素材をレイヤーすることで、ニュアンスと奥行きが生まれます。

【月曜日コーデアイテム】
トップス:リネンジャケット/パドカレ
トップス:ベスト/パドカレ
トップス:ブラウス/パドカレ
ボトムス:フレアスカート/パドカレ
アクセサリー:スカーフ/パドカレ、コサージュ/パドカレとウェンディ・マークとのコラボ
シューズ:ブーツ/グィデイ

【火曜日】 伝統柄ニットベストがポイントのパンツコーデ

草木染めのシャツにフェアアイル柄のニットベスト、コーデュロイのワイドパンツを合わせたスタイルは、「スローライフ」をイメージしたもの。パンツのクロップト丈が全体のバランスをとります。

【火曜日コーデアイテム】
トップス:ブラウス/パドカレ
トップス:ニットベスト/パドカレ
ボトムス:コーデュロイパンツ/パドカレ
シューズ:レザーブーツ/パドカレ

【水曜日】 カシミアセーターをストール仕様に

シンプルな黒ワンピースに、ネイビー×黒の有松絞り模様のカシミアセーターを巻いて「差し色」にしました。「寒くなったら、さっと重ねて着られるように」と須田さん。

【水曜日コーデアイテム】
トップス:カシミアセーター/スズ
トップス+ボトムス:シワ加工のワンピース/パドカレ
アクセサリー:メガネ/リガーズ
バッグ:ポシェット/リガーズのメガネケース
シューズ:ブーツ/グイディ

【木曜日】 大判ストールで華やぎをプラスしたコートスタイル

展示会などお出かけの予定がある日は、コートの下に大判のボタニカルプリントストールをインにして、今シーズン一押しのヘリンボーン柄のエコウールコートをはおります。

【木曜日コーデアイテム】
アウター:エコウールコート/パドカレ
トップス+ボトムス:コットンワンピース/パドカレ
アクセサリー:メガネ/リガーズ、ストール/ファリエロ サルティ
バッグ:レザーポシェット/マルタン マルジェラ
シューズ:レザースリッポン/オフィチーネ クリエイティブ

【金曜日】➀ 黒コート×華やかスカートで秋冬スタイル

「動物との共存」をテーマにした幻想的なタッチのプリントスカートが主役。「『猫やネズミ、カエルなどが演奏会を開く』というストーリーを描きました」と須田さん。黒のカーディガン風コートで、全体を引き締めます。

【金曜日】➁ セットアップにベストを重ねてきちんと感を

スカートとお揃いのプリントシャツを着て、ベストをはおりました。「ベストのボタンは一つだけ閉めて、スカートのベルトを見せるとすっきり見えます」(須田さん)。セットアップにするときちんと感がアップします。

【金曜日のコーデアイテム】

アウター:カーディガンコート/パドカレ
トップス:プルオーバー/パドカレ
ボトムス:プリントスカート/パドカレ
アクセサリー:ハンドウォーマー/ニューヨークで購入、ニットストール/ヴラスブラム
バッグ:レザートートバッグ/モス
シューズ:レザーブーツ/グィデイ


トップス:カシミアベスト/パドカレ
トップス:プリントシャツ/パドカレ
ボトムス:プリントスカート/パドカレ
シューズ:レースアップシューズ/マルセル

【土曜日】 キルティングベストをレイヤーして抜け感を

黒のアウターとカーキのパンツに抜け感を出すのが、キルティングベスト。「マルタン マルジェラで25年ぐらい前に買ったものです」と須田さん。タビブーツやドット柄のスカーフでおしゃれに。

【土曜日コーデアイテム】
アウター:カーディガンコート/パドカレ
トップス:ブラウス/パドカレ
トップス:キルティングベスト/マルタン マルジェラ
ボトムス:ワイドパンツ/パドカレ
アクセサリー:スカーフ/アンティーク
バッグ:レザーショルダーバッグ/ムニョス ブランデシック
シューズ:レザータビブーツ/マルタン マルジェラ

【日曜日】 ヴィンテージのデニムジャケットとチェックストールで今っぽく

日曜日は都心の美術館へ。モノトーンのコートスタイルにヴィンテージのデニムジャケットを重ねると、躍動感が生まれます。手に持ったカシミアストールは今シーズントレンドのチェック柄。「年齢を重ねると肌に心地いいものを選ぶようになりました」(須田さん)

【日曜日コーデアイテム】
アウター:コート/パドカレ
トップス:デニムジャケット/リーバイス(ヴィンテージ)
トップス:ブラウス/パドカレ
ボトムス:ワイドパンツ/パドカレ
アクセサリー:カシミアストール/パドカレ
バッグ:レザーショルダーバッグ/ムニョス ブランデシック
シューズ:レザーレースアップシューズ/マルセル

スカーフ、メガネ、コサージュ etc. モノトーンを彩るセンスアップの小物

須田さんのファッションアイテムで欠かせないのが、メガネとスカーフ。「メガネは職人が一つひとつ手作業でつくるリガーズのものを愛用しています。メガネケースもポシェット代わりに使います」と須田さん。スカーフはインドのガーゼ素材やシルクなど、肌ざわりのいいものを選び、モノトーンコーデのアクセントにします。

コーデの要、経年変化が楽しめるレザーバッグ

バッグも職人が手づくりするものを好みます。「チリの彫刻家ムニョス ランデシックのバッグは、スタッズが付いているものも、一つひとつ手作業でつくられています」と須田さん。使うごとに革がなじみ、風合いが出てくるバッグを長く愛用します。

上質なレザーシューズで大人の風格をプラス

須田さんのブーツは、「何色も持っている」というマルタン マルジェラのタビブーツから、オフィチーネ クリエイティブのスリッポン、マルセルのレースアップシューズ、エイジング加工したスエードブーツなど。いずれもブラックかブラウンで、コーデを引き締める要です。

撮影/竹下アキコ 取材・編集/田村幸子

*お問い合わせ先のないものは、本人の私物です。メーカーへのお問い合わせはお控えください

*画像・文章の転載はご遠慮ください

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

ファッション、美容、更年期対策など、50代女性の暮らしを豊かにする記事を毎日更新中! ※記事の画像・文章の無断転載はご遠慮ください

元記事で読む
の記事をもっとみる