レジ店員「助かります」商品を“バーコード上向き”にする気遣い、実践しない人が多いワケ＜会計レジでの行動2選＞

レジでの会計時、お客さんのちょっとした行動が店員さんにとって嬉しかったり、気になったりすることがあるようです。

そこで今回は、弊社のアンケートに寄せられた「会計レジでの行動2選」をご紹介します。

商品が2～3品だったら店員が読み取りやすいようバーコードを上向きにする？しない？

SNSで、「バーコードを上向きにしてレジをお願いしたら、店員さんからお礼を言われた」といった趣旨の投稿が話題になりました。

そこで、レジでの会計をお願いする際、「商品が2～3品だったら店員さんが読み取りやすいようバーコードを上向きにするか、しないか」というアンケートをしたところ、このような回答がありました。

上向きにしている方：
レジ打ちの仕事は単調で疲れると思うので、店員さんの仕事を少しでも減らしてあげたいと思い、いつもそうしています。
（60代男性・営業・埼玉県）

上向きにしている方：
レジの方がバーコードを探す時間の短縮にもなるし、自分の待ち時間の短縮にもなる、とある時気づいたから。
（40代女性・佐賀県）

上向きにしていない方：
レジの店員さんは何回も同じ商品をスキャンしていてバーコードの位置を覚えていると思うので、わざわざ上向きにして渡す必要性を考えたことがなかったので。
（40代男性・自営業・埼玉県）

上向きにしていない方：
レジスタッフの方が自分のやりやすいようにやった方が良いと思うので、手をつけていない。
（30代女性・主婦・宮城県）

上向きにしていない方：
早く会計をしてくれと言わんばかりの感じに見えるので、バーコードを上向きにして置くことはしません。
（50代男性・会社員・北陸地方）

寄せられた全回答300件のうち、店員さんが読み取りやすいようバーコードを「上向きにしている方」は93票、「上向きにしていない方」は207票、していない方が多いという結果になりました。

また、レジ経験者からは「レジを経験したことがあり、バーコードを上向きにしておいてくれるお客さんにはだいぶ助けられました（40代男性・自営業・北海道）」「レジ店員初心者だったときにそれをやってくれるとありがたかったので自然とやっている（30代女性・会社員・秋田県）」といった意見も寄せられました。

SNSではたびたび、「会計中にお客さん側がスマホを触っていて、確認事項に答えてくれないことがあって困る」といった声が上がっています。

そこで、「会計中にずっとスマホをいじることがある方にその時の理由」についてアンケートで伺ったところ、次のようなコメントが寄せられました。

特に理由はないですが無意識にずっと触ってしまっていました。あとタイミング悪くゲームをやりながらの時もあり、その時はゲーム優先にしておりました。
（20代男性・会社員・愛知県）

待ち時間が少しあるので暇つぶしのためにスマホをいじっている時は過去に何回かありました。
（20代男性・会社員・愛知県）

たくさんの買い物をしている時レジ打ちに時間がかかるのでSNSを開いて見ていたりして暇をつぶします。
（30代女性・主婦・中国地方）

ポイ活をしていて、数時間おきにポイントが得られるアプリ・サイトを使用しているとき。私は以前、人前でスマホをいじるのに抵抗がありましたが、ポイ活が活発になってからしょっちゅうスマホをいじるようになりました。
（40代男性・自由業・愛媛県）

寄せられた全回答300件のうち、会計中にスマホをいじることが「あるという方」が70票、「いじることはないという方」は230票、ない派が圧倒的に多い結果となりました。

「ない」という方からは「いくら客という立場であってもレジをしてくれている人に対して失礼だと感じるのでしません（40代女性・主婦・四国地方）」「意外と細かいことを聞かれることが多いので、聞き逃さないようにスマホはやらないようにしています（30代女性・神奈川県）」といった声が寄せられていました。

レジでは、ポイントカードの有無やレジ袋の有無など、店員さんから何か確認されることがあり得ます。レジ中にスマホを触らなくてはいけないという時がある場合は、集中しすぎないようほどほどにしておくのがいいかもしれないですね。

今回は、レジでの会計時におけるお客さんの行動について、アンケート結果をもとに紹介しました。

バーコードを上向きにする行動については、「上向きにしていない」という方が約7割を占めました。店員さんへの配慮として実践している方がいる一方で、かえって急かしているように見えるのではという懸念や、店員さんの慣れた方法に任せたいという考え方も見られました。

会計中のスマホ操作については、「いじったことはない」という方が約8割という結果に。店員さんへの礼儀として控えているという意見が多く、確認事項を聞き逃さないようにという実用的な理由も寄せられました。

どちらの行動も、絶対的な正解があるわけではありません。ただ、レジは店員さんとお客さんが短い時間で向き合う場所です。お互いに気持ちよく過ごせるよう、相手の立場を少し想像してみることが大切かもしれませんね。ちょっとした心配りが、日々の買い物をより快適なものにしてくれるはずです。

※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

1、
・調査方法：インターネットサービスによる任意回答（記述式）
・調査期間：2025/4/16〜2025/4/17
・調査対象：全国／18歳以上／性別不問
・有効回答数：300

2、
・調査方法：インターネットサービスによる任意回答（記述式）
・調査期間：2024/12/16～2024/12/18
・調査対象：全国／18歳以上／性別不問
・有効回答数：300