意外と読めない？【漢字クイズ】「海豚」はなんと読む？→気になる正解は？

みなさんは水族館に行ったことはありますか？

小さいものから大きなものまで、実にたくさんの海の生き物が飼育されていて、その生態を知ることは実に興味深いですよね。また、泳いでいる姿をただ眺めているだけでも、何ともいえない癒やされた気持ちになるものです。

今回はそんな水族館にいる生き物の中から「海豚」という漢字をご紹介します。ショーなどで人気の、あの生き物ですよ！あなたは正しく読むことができますか？

問題

「海豚」はなんと読む？

海に住む豚

「海豚」の正しい読み方は「イルカ」です。

小型のハクジラ類の総称で、マイルカ・スジイルカ・バンドウイルカ・カマイルカなど、多くの種類がいます。方向探知のための超音波を出しながら、群れをなして泳ぎます。知能が高いので、よく芸を覚え、水族館のショーなどでは高度な技を披露することもあります。

海に住むその姿が豚に似ていることから、古代中国ではイルカのことを「海豚」と表記していました。それが日本にも伝わったことで、元々あった「イルカ」という言葉に「海豚」という漢字をあてるようになったと言われています。

海の生き物を漢字で書くと…？

海に住む生き物を表す漢字は、まだまだたくさんあります。そして、そのほとんどに「海」という漢字が含まれています。

例えば、アザラシの体にはヒョウのような斑点があるため、「海豹（アザラシ）」と表記します。また、ナマコは夜に海底をネズミのように這い回るため、「海鼠（ナマコ）」と書きます。さらに、ウニには３通りの漢字が存在します。殻付きの生きているウニは「海栗」、殻から出した生のウニは「海胆」、塩漬けなどの加工されたウニは「雲丹」と表記するのです。

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参考文献： 明鏡国語辞典、大辞林

文（編集）：そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします！