1. トップ
  2. 外国人観光客「正直怖い」日本で相次ぐクマ出没、イギリス政府が発信した内容に反響

外国人観光客「正直怖い」日本で相次ぐクマ出没、イギリス政府が発信した内容に反響

  • 2025.11.1
undefined
出典:PhotoAC ※画像はイメージです

日本国内でクマの目撃情報や人身被害が急増しています。かつて「山の動物」として認識されていたクマですが、現在では市街地や住宅地にも出没するようになり、地域住民だけでなく、日本を訪れる旅行者にとっても無視できないリスクとなっています。

この状況を受けて、イギリス政府が自国民に対し、日本におけるクマへの注意を正式に呼びかけています。どのような注意喚起をしているのでしょうか?

イギリス政府が発信した注意喚起について

イギリス外務省は、公式サイトの「日本に関する安全情報」ページで、「クマの目撃や被害は山岳地帯や森林地帯に加え、人口密集地の近くでも増加しています」と警告しています。

そのうえで、旅行者に対しては次のような行動を求めています。

・地域を調査して、地元の野生生物について学ぶこと
・クマが目撃されている地域では一人で出歩かないこと
・食べ残しやごみをすべて持ち帰ること
・地元当局の注意や警告に従うこと
出典:Foreign travel advice Japan(GOV.UK)

日本各地で深刻化するクマの被害

国内では、ツキノワグマによる被害が増加しています。

秋田県ではツキノワグマによる人身事故が発生し、県は「今年は例年と比べて出没が非常に多い」と警戒を強めています。クルミやクリ、カキ、コメなど、人の生活圏にある食べ物がクマを引き寄せているといいます。

また、盛岡市の公式Webサイトによると、岩手県内では、クマによる人身被害が2025年4月1日から10月19日までに、31件32名の人身被害が発生しているとのこと。

盛岡市をはじめとする市街地でも早朝や夜間の目撃情報が相次いでおり、県と市は「鈴やラジオで音を出す」「廃棄野菜やごみを適切に管理する」など、基本的な対策の徹底を呼びかけています。

10月28日には、盛岡市中心部にある岩手銀行本店の地下駐車場にクマが侵入し、市はSNS等を通じて、注意喚起を強化しています。

英語圏でのSNSの反応

英語圏の掲示板型SNS・Redditでは、日本のクマ事情に関心を寄せる投稿が散見されるようになっています。

実際に日本に旅行に行ってきたという方からは「日光を歩いていたら『クマ出没注意』の看板があって驚いた」「日本では銃の所持はほぼ不可能なので一般人は笛、鈴、スプレーなどで対応することになる」「クマ避けスプレーは日本で合法だけど、入手できる場所が少ないので注意」「木曽谷を訪れたら、ゲストハウスのオーナーに『クマ鈴は持っている?』と尋ねられた。持っていないと答えたらプレゼントしてくれた」という体験談が寄せられていました。

また、旅行を検討している方の中には、「春に日本に旅行する予定なのだけど、クマに遭遇する危険はあるかな?」「熊野古道を歩く予定だが正直怖い」と心配するコメントもありました。

できることから一人ひとり始めよう

山の動物であったはずのクマが、いまや人の生活圏に姿を現すようになり、日本各地で深刻な問題となっています。

イギリス政府の注意喚起は外国人旅行者に向けたものですが、同時に日本国内でも改めて「自然との付き合い方」を見直す必要があるでしょう。都市化や気候変動、森林環境の変化など、背景には複雑な要因が絡み合っていますが、私たち一人ひとりができることから始めることが大切です。

ゴミを放置しない、一人で出歩かないなど、日常の中でできる小さな行動を積み重ねることで、人とクマの双方にとって安全な距離を保つことが必要です。


参考:
Foreign travel advice Japan(GOV.UK)
ツキノワグマ情報(美の国あきたネット)
クマにご注意ください!(出没情報)(盛岡市)
盛岡市(@moriokashi)


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名OK】