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任天堂「すぐに削除して」Switchユーザーへ異例の注意喚起…理由に「本当に怖い」「気をつけて」

  • 2025.11.5
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

「Nintendo Switch」や「Nintendo Switch 2」でゲームをしている場合、「Nintendo Switch Online」を利用している方も多いでしょう。セーブデータを預けることができたり、加入者限定ゲームやいっせいトライアルをプレイすることができるなど、さまざまな特典があるため魅力的です。

しかし現在、「Nintendo Switch Online」の自動継続購入に関する案内を装ったフィッシングメールが確認されているとのことで、公式からも注意が呼び掛けられています。

はたして、どのようなフィッシングメールが確認されているのでしょうか?また、私たちに求められる対策としてどのようなものが挙げられるのでしょうか?詳しく紹介します。

Nintendo Switch Onlineの自動継続購入について

任天堂によると、Nintendo Switch Onlineの自動継続購入とは「継続的にNintendo Switch Onlineのサービスをお楽しみいただくために、利用券を自動更新する仕組み」とのこと。18歳以上のニンテンドーアカウントでNintendo Switch Onlineの利用券を購入すると必ず「有効」になりますが、原則として18歳未満のアカウントでは自動継続購入は設定できません。

自動継続購入される利用券は最後に購入したものと同じもの。自動継続購入が「有効」になっている場合、「次回の決済予定日時(利用期間終了の48時間前)」に、自動的に次の利用券が購入されます。なお、詳細はニンテンドーeショップの「アカウント情報」から「Nintendo Switch Online」を開くことで確認できます。

支払い方法は「クレジットカード」「PayPal」「残高のみ(ニンテンドーアカウントの残高のみ)」の3種類。購入が完了すると、登録しているニンテンドーアカウントのメールアドレス宛に「ご利用明細メール」が1通届きます。また、クレジットカードやPayPalで不足分の残高を追加した場合、「残高追加のご利用明細メール」と合わせて、計2通のメールが届くとのことです。

どのようなフィッシングメールが届いているの?

警察庁によると、「フィッシング」とは「実在のサービスや企業をかたり、偽のメールやSMS(携帯電話のショートメッセージ)で偽サイトに誘導し、IDやパスワードなどの情報を盗んだり、マルウェアに感染させたりする手口」のこと。その方法は実にさまざまで、携帯電話会社、宅配業者、金融機関をかたって電子メールやSMSを送信し、本物そっくりの偽サイト(フィッシングサイト)に誘導する事例が多数確認されているほか、検索サイトの広告から誘引する方法などが確認されているといいます。

現在問題視されている「Nintendo Switch Online」の自動継続購入に関する案内を装ったフィッシングメールは、報道によるとメール内のリンクから偽のウェブサイトに誘導し、アカウントのIDやパスワード、クレジットカード情報の入力を要求してくるとのこと。注意しなければならない点として、文面は任天堂公式のメールをコピーしているため、見た目で判別することがとても難しいことが挙げられています。

「一瞬騙されそうになった」実際に届いた人も多い

任天堂の注意喚起に対し、SNSではさまざまな反応が寄せられていました。

実際に件のフィッシングメールが届いたという人からは、公式のものと酷似しているため、最初は騙されそうになったという声がありました。「一瞬騙されそうになったので、皆さんも気をつけてください」「AI翻訳なのか、メール本文はかなり出来がいい」「私みたいに今回が初めての自動継続の人は焦ってリンク開いちゃいそう」「この手のメール本当に怖い」などのコメントが多数ありました。

そのため、フィッシング詐欺の被害に遭わないよう注意を呼び掛ける声も多い様子。「オンライン入ってる人注意」「メールにあるリンクは絶対に開かないこと」「みなさんもお気をつけて!」というコメントや、対策として「継続購入は本体から毎年やってます」「ゲーム機やアプリ経由でお金払うのが安心」などの意見が寄せられていました。

「更新が今月末だったので信じそうになった」「自分の更新月は○月なので偽のメールだと分かった」など、自分の更新タイミングを把握していると偽のメールだと気づきやすいとの声もありました。

どのように対策したらいいの?

警察庁はフィッシングの被害防止対策として、電子メールやSMSに記載されているリンクをクリックしないよう呼び掛けています。電子メールに記載されているリンクは偽装できる上、正規サイトに似ているドメイン名を付したフィッシングサイトも少なくないと説明しています。そのため、公式サイトを「お気に入り」や「ブックマーク」に登録するなどの対策も推奨。

また、パソコンやアプリ、OSのソフトウェアアップデートを実施し、安全な状態を保つのも手段の一つです。他にも、携帯電話会社などが提供しているセキュリティ設定を活用したり、サイトごとに異なるIDやパスワードを登録するよう求めています。

一方で、たとえ注意しても、うっかりフィッシングの被害に遭ってしまう可能性もあるかもしれません。その場合、警察庁は「サービス提供会社に相談する(被害の補償等)」よう呼び掛けています。被害の内容に応じて、各金融機関やクレジットカード会社に相談するのもよいかもしれません。

なお、フィッシング詐欺に遭ったらすぐにIDやパスワードは変更しましょう。もし使い回している場合、すべてのサービスで変える必要があります。

そのほか、フィッシングサイトを見つけた際は、フィッシング110番【インターネット・ホットラインセンター】に通報するよう求めています。また、フィッシングの被害に遭ってしまったら、「最寄りの警察署又はサイバー事案に関する通報等のオンライン受付窓口に通報・相談してください」と呼び掛けています。

なお、任天堂も本件について「メール内のリンク(URL)はフィッシングサイトである可能性があります。リンクは絶対に開かず、すぐにメールを削除してください」と説明。まずは、こちらの対策を徹底しましょう。

怪しいメールは即削除!フィッシングに気をつけて

「Nintendo Switch 2」に対応したゲームソフトも増えつつある中で、最近「Nintendo Switch Online」に加入したという人や、今後契約しようと考えている方もいるでしょう。

とても便利なサービスではあるものの、現在悪質なフィッシングメールが流通しているため要注意。自分の個人情報を盗まれないようにするためにも、怪しいメールにはくれぐれも注意してくださいね。


参考:
Nintendo Switch Online サポート 自動継続購入・利用延長(任天堂)
フィッシング対策(警察庁)


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